2008年10月14日、
バリではプルナマ(満月)とカジャンクリオン(怖い系の霊力の強い日)、
アンガラカセー(火曜日の中で良い日)と、3つの意味が重なる珍しい日。
この日の儀式に使う聖水を頂きに、
11日はカランガッセムにある
プラ・ルンプヤン(ルンプヤン寺院) へ出かけました。
あまり聞いたことがないとは思いますが
寺院内に生息している竹には不思議なパワーがあり、
切ると中から聖水が出てくることで有名なんです!
ここはバリヒンズー教の 六大寺院 、サド・カヤンガンの一つで、
聖水を汲みに全島から人が訪れます。
プラ・デサなど一般の寺院が特定の地縁集団や信徒によって維持されるのに対し、
サド・カヤンガンは、バリ全島から崇拝される六箇の寺院のことです。
バリ語でサドは「6」、カヤンガンは「神霊(ヤン)のいる場所、聖所、寺」の意味。
6カ寺の所在については諸説があるそうですが、
(1)プラ・ルンプヤン・ルウル
(2)プラ・ゴワ・ラワー
(3)プラ・ルウル・ウルワトゥ
(4)プラ・ルウル・バトゥ・カウ
(5)プラ・ブキット・プグルンガン(別名プラ・グヌン・マング)
(6)プラ・ブサキー
この日は、チュルクの村の人々に誘われて10人ほどで出かけました。
私とtakushiはウブドからバイクで合流。
久々の晴天、
朝8時にウブドを出て2時間後、 アグン山が真横に見えるお寺に無事到着。
サヌールからパダンバイに向けて開通したバイパスのお陰で早い早い♪
出発前、漁師スタッフにこのお寺の事を尋ねたら
「ここは最高に眺めの良いお寺だよ! 山の頂上からは海まで見えるんだ。
6000段の階段があると言われてて、間にある3つのお寺でお祈りする。
その間は ”疲れたー” と言ってはいけない。 言ったら山を降りれなくなるぞ!」
と脅される。。。。
そんな、お寺の道のりは。。。
やっぱり甘くはなかった。
一つ目の寺院でのお祈りを終え、
「次の寺院への道は、ここが近道なんだ♪」という友人の言葉を受け、
進んだ道は獣道。。。
かなりの急勾配、木の根っこに足を掛けて登る。
バリの正装(サロンとクバヤ)でこの道を登るのは至難の業でした☆
しかし、汗だくになって泥まみれになりながらも
この時間こそが浄化なんだと思いました。
この島のパノラマを眺めつつ、体を吹きぬける風は最高の贅沢。
そして 苦労したからこそ余計な思念の無い純粋な祈りをあげられ
戴く聖水の有り難さも増すというもの。
うん! ここに来れて良かった!
後のお寺に到着した頃には、
お坊様が唱えるマントラを聞いているだけで
何ともいえない開放感と体に充電してもらった気分になります。
家に帰るまで疲れを感じませんでした。むしろ登る時よりも元気なんですよ☆
ゆっくり休みながらですが、お参りで往復4時間。
お弁当とお水は必携です。
ウブドから出かけると8時間は掛かりますが、
バリ島の立体的なパノラマ風景を見たい方、
バリヒンズーのスピリチュアルな世界に興味のある方は是非お立ち寄り戴きたい。
そんな場所です。
再度チャンスがあれば、必ず行こうと思いました!
リピーターの皆さんも一度いかがでしょうか?
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