4男5女の部屋

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朝業 るみ子



「聞こえる霊」
霊が物質化する、つまり姿を現す時には、よく気をつけていると
必ずラップ音といってピシツとか、パシツという
何かを弾くような音が聞こえる、という。
特に恨みや怒りといったマイナスのパワーが強い霊が出る時には
バリバリバリッという、少し湿った感じの、生木を引き裂くような音が
するという。
また、姿を現すわけではないが、ラツプ音だけ聞こえる
という話はよく聞く。
電気力ーペットなどのサーモスタットの音にそっくりだというから
注意していたほうがいい。
霊自体は見えなくても、ラップ音がする時は、必ず「その辺にいる」
という証拠なのだ。
ところで、ラップ音とはまた別に、霊が生きている人間にその存在を
知らせる時、言葉や音、音楽といった聴覚だけに訴える場合もある。
というより、聴覚だけで霊を感じる体質の人もいる、と言ったほうが
いいかもしれない。
霊感の強いあるタレントは、霊の声というのは必ず右耳の後ろから
聞こえてくる、と言い、本人の話では、霊の存在というのはイメージを
司る右脳が感知しやすいというから、そういうことも何か関係しているの
かも、という。

またある霊能者は、マイナスのパワーの強い、本人に害を加えるような
ものは、いつも左から、そうではない肉親などの守護霊の場合は
右から聞こえてくる。
左側というのは悪いモノにつけいられやすいから、数珠や魔よけの
指輪や腕輪、パワーストーンなどは、必ず左につけたほうがいい、という。

知人の霊能者Nさんはこんなことを言っていた。
「言葉ほど具体的で影響力のあるものはないから、もし言葉が聞こえて
きたら、聞いてしまっては駄目。いい霊だったらいいけど、悪い霊だったら
聞いているうちにだんだんマインドコントロールされてしまう。
それからよく相談されるのは、宇宙語が聞こえるって人。
本人が最初から精神を病んでいる場合もあるけど、凄く悪い霊が憑いている
場合が多い。聞こえてきたのがどんな言葉であっても、聞かないように
するのが無難。万一耳に残っても早く忘れることです」

【聞こえる霊」といえば、変わったところでは、レコードなどどこにも
ないというのに、旧日本軍の軍歌が流れてきた、という話もある。

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