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『悪夢』(P)
「・・・・・っ!」
その日、遙(はるか)は物凄い激痛で目覚めた。
時計の示す時刻は朝だがまだ暗いような微妙な時間帯。
そんな時間に何故かいきなり痛みが走った。
「――――っ!―――っ!」
痛みで声が出ない。しかし夜中だと妙に自分の声が響く気がする。
今、遙の頭の中は「痛い」としか考えられなくなっていた。
激痛により頬を涙が濡らす。遙は歯を懸命に食い縛り、痛みをこらえる。
痛みは鋭利な刃物で内臓を抉られているかのような、
身体の内側で何千、いや何万の針が血管の中を流れているかのような、
説明する事が不可能と思えるほどの痛みだった。
痛い!痛い!痛い!
遙は痛みで叫んだが、声にはならなかった。
そしてだんだん痛みが増し、もう遙の意識が保てなくなり―――
朝。
目覚めると遙は何故か「安堵感」を感じた。
しかし、安堵の中に微妙な緊張感も混ざっていた事に
遙は気付いていない。
遙は朝食を食べると、学校へと向かった。
だがその格好はあまり綺麗とは言えなかった。
背中まで伸ばした髪を、邪魔な所だけ無造作に耳にかけただけ。
あまりにもそれは「適当」という言葉が似合っている。
「学校かぁ・・・」
だらしない独り言をぼやきながらも、遙は歩き続ける。
夜中にあれだけの痛みを発したはずの身体は、
動かしても何事も無かったかのようにいつもどうりに動く。
「・・・・・・?」
しかし、遙は気付いた。
それは腕にあった。
腕が、あざで真っ青になっていた。
しかし、まるで刺青を入れたかのようにその青は濃かった。
今まで全然痛みを感じなかったので遙は違和感を感じた。
このあざは昨日までは無かった。
今日の朝あったかどうかは覚えていない―――いや気付かなかっただけ?
このあざが出来るような痛みは―――
そして―――ある可能性に思い至った―――
このあざは夜中の痛みで出来上がったものではないか―――?
その考えは『予想』から何時の間にか『確信』に変わっていた。
考えているうちにだんだん不吉な想像へいってしまったので
遙は考えるのをやめた。
「―――――!」
翌日、遙はまたしても激痛で目覚めた。
昨日と、全く同じ痛みで。
しかし、その独特の痛みは徐々に増してきているような気がした。
遙は必死に痛みをこらえた。
そして、ふと腕を見ると―――
昨日あざのあった場所は痛々しく腫れていた。
寝るたびに痛みが走る。
痛みが走るたびに腕の傷は悪化する。
どうすれば、いい?
朝。
遙は考えた。どうしたら痛みが走らなくなる?
遙は思う。何故こんなことになった?
遙は思いつく。寝ている時に痛むのなら寝なければ―――
―――そして夜。
今となってはそれが正論だったかどうかは分からない。
だがその考えが間違いだったとも思えない。
とにかく遙は起きていた。
いつもなら夜遅くになるほど何故か遙は目が冴えるのだが、
しかし、起きていたいと思う時に限って睡魔が襲う。
「・・・・・。」
遙はただ起きているだけだった。
得にやるべき事もないし、あったとしてもとっくに終わっているだろう。
その虚ろな目はまるで死人のような目だった。
目の前を映すだけで脳に映像を取り込めていない、
視点が何処にもあってない、ただ微妙に開いているだけの目。
遙には「起きる」という目的が残っていたが、
もう意識も朦朧としている。
脳の中の現実感がない。
目の前が薄れてゆく。
瞼が重くなり、ゆっくりと下がってくる。
瞼を閉じてはいけないと思うが、身体が言う事を聞かない。
静かに目の前が瞼で塞がれ、真っ暗になる。
すると今までの眠気が快感へと変わる。
起きようと思ったが、瞼が開かない。
意識はだんだんと暗闇の底へ落ち―――
遙が次に感じた感情は後悔だった。
何故あの時寝てしまったのだろう―――?
しかしそんな事を考える余裕などない。
痛い痛い痛い―――!
このまま死ねたほうがいい、と遙は思った。
寝るたびに激痛を味わう必要なんてない。
だがそんなに上手くいくわけがなかった。
ひたすら耐えることしか出来ない不条理な痛みに対抗する方法など・・・
身体が張り裂けそうになる―――
比喩で使う事はあるだろうが実際にそんなことはありえない。
ありえない筈だが今そうなっているのだ。
痛い―――!
遙の叫びは叫びになる事もなく―――
朝。
目覚めて遙は微妙な気持ちになった。
『生きている』安堵感と、『死ねなかった』名残惜しさ。
しかし『それ』を見てしまったら感情は一気に後者へと向かった。
本当に張り裂けていたのだ―――
腕は剥がれた皮膚でぐちゃぐちゃになっていた。
そして皮膚の内側にあったと思われる物が赤く少し飛び出ていた。
血が出たらしく、傷口に少量の乾いた血がこびり付いている。
だが身体からでた筈の血は何処にもなかった。
「―――――!」
遙は驚いた。こんなにも悪化するとは思っても見なかったからだ。
昨日は腫れていた。
今日は出血していた。
じゃあ明日は―――?
なら明後日は―――?
どうなるの―――?
遙はその後―――
☆コメント☆
私の意味不明な小説を最後まで読んでくれた方は有難うございます!
一応これで終了です♪また変な小説を書こうとも思ってたりします(ぇ
次の小説(書くの!?)も全部呼んでもらえたらいいなぁと思います☆
とにかく有難うございました☆(何
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