ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2015/01/10
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テーマ: 闘病日記(4028)
カテゴリ: 癌闘病記
2015年 1月10日(日)】

 今日は、今年初のお墓参り。長女が同行してくれました。私一人でも行けるのですが、私が色々無理をしがちなので、お目付け役です。お墓参りが終わったあとは長女は三重から電車で自宅に帰るので帰路は私一人だけです。

 10時過ぎに出発、京都縦貫道の大原野ICから乗って、芸濃ICで下りました。高速料金は2400円。土曜日なので平日の3800円よりは安かったですが、昔の割り引きでは確か1400円くらいっだので、それに比べると高くなっています。

 いつもなら実家の前か、近くの銀行に車を停めるのですが、今日は1年に1回の1週間にわたる町の行事(お寺の開祖の報恩講)で町内が通行止になり車で町内に入れません。たくさんの人がお参りに来られるし、屋台も出るからです。

 私の実家はタバコや化粧品、雑貨の小売をしていたのですが、この報恩講1週間の間は、特別におもちゃや、数珠、経典などを仕入れてきて、店の前に棚を並べて売っていました。私が高校生か中学生までやっていたでしょうか。小さい頃、おもちゃの仕入れに連れていってもらったことがありました。とにかく楽しい一週間でした。いつも静かな田舎町が、この一週間だけ別世界になるのです。

 実家の回りにもたくさんの出店が立ち並びました。「地球ゴマ」「似顔絵用パンタグラフ」「スマートボール」「パチンコ」「タコ焼き」「ハニーカステラ」「おでん屋」「おめん屋」「瀬戸物屋」「植木屋」ほんとにたくさんのお店が出ていました。入ったことはありませんが、見世物小屋も来ていました。

 当時は、非常にたくさんの参拝客で、日曜日などは身動きもとれないほど混みました。実家の店も超忙しくなるので、親戚のおばさんたちも手伝いに来ていました。従兄弟たちも連れてきたりして、彼らと遊ぶのも楽しみの一つでした。幼稚園に入る前は、私をお守りできなくなるので、母の実家に一週間預けられることも何度かありました。なつかしい思い出です。

 その行事が続いてはいますが、世代の交代とともに、参拝客は少なくなり、お店も少なくなりました。それでも、普段より格段に人出は多く、華やいだ雰囲気です。私の駐車場も臨時駐車場として、この1週間だけ無償でお寺に提供しています。




P1130547(お七夜0).jpg


 話が少し横道にそれてしまいましたが、小学校の臨時駐車場に停めて、実家まで出店が出ている通りを歩きました。長女が興味深げに出店を覗いています。

 途中、商工会の知っている方がその方のお店の前に立っておられてご挨拶しました。「お宅の実家がシャッターが閉まっているので、あの部分だけ寂しいんですよ。」 私のややこしい病気の話をし、「今年は、お貸しできませんでしたが、元気になったら是非協力させていただきます。」

 「市で空き店舗有効活用に補助金を出すというプロジェクトがまたあるし、実際に借りたいという人もいるので、そのときはよろしく頼みます。」

 高校卒業後、何も地元に貢献できていませんので、こういうかたちで貢献できれば嬉しいです。いつまで、実家を空き家にしておくのかという問題はありますが。

 実家に着いて、まず空気の入れ替えをして、お仏壇にお参り。時間がないし部屋も寒いので早口ですが、新年でもあるので、お経も唱えました。

 お昼を食べた後、お隣さんに新年のあいさつ。長女もついてきてくれました。私に何かあったり、身動きとれなくなったら、長女に実家の面倒を見てもらわないといけないので、自分から挨拶しておくと言ってくれたのだと思います。気を遣っていただかなくてよかったのですが、お餅と地元の名物煎餅を持たせていただきました。

 その後、お寺の方へお参りとお墓参りに。途中、この1月に市議会選挙の事務所に私の実家を貸してあげた同級生のいるお菓子屋さんに寄り、お土産の名物「おこし」を買いました。長女にも一つ持たせてあげました。昔なつかしい味なのです。その同級生の息子さんと思われる方が、店の前で売っておられたので、「O君の息子さん?そこの××です。」って聞いたら、「そうです。選挙のときはお世話になりました。」隣に年配の女性がいたのですが、「××子です。お久しぶり。選挙の時お世話になりました。」
「××ちゃん」って呼んでいたO君の妹さんです。千葉に住む私の妹の同級生でもあります。店を手伝いに来ていらしたようです。気を遣っていただき、これも名物「おたふく饅頭」を何個か包んでいただきました。「ありがとう。O君によろしくお伝えください。」


おこし.jpg

おたふく.jpg
当お菓子屋さんのHPから


 それからお寺にお参り。途中、ここでも長女が興味深そうに、出店を覗いていました。そして御神籤(おみくじ)のボードの前で立ち止まりました。普通御神籤といえば、番号の書いてある棒の入った入れ物を振って出て来た番号の御神籤をいただくのですが、ここのは違います。1年365日の誕生日ごとに御神籤が配置してあって自分の誕生日のところの御神籤をとる方式です。人が周囲に誰もいず、ボードに取り付けられた筒に100円を入れます。

 長女は御神籤大好き人間ですが、お正月の初詣で八坂神社でいただいているはずですが、方式が面白いためか、この御神籤もいただいていました。




P1130545(お七夜1.jpg

P1130546(お七夜2).jpg


 そして、お墓参り。ここで驚いたことが一つ。大昔は、お参り終わったあと、花を捨てるゴミ箱があったのですが、少し前になくなって持って帰らないといけなくなりました。それが、またゴミ箱が設置されており捨てることができるようになっていました。

 「これは楽になったねぇ。」と長女と喜んでいたら、掲示板があって、「年間管理料をいただきます。」とあります。お墓にいったら、立て札があって、「郵便物を送りましたが、宛先に居住者がなく戻ってきました。社務所に連絡ください。」とありました。母が住所登録していたのでしょう。以前は無償だったと思うのですが、子院の自宅での月参りや、法事なども減って、こういう形でお金を集めないといけなくなったのでしょうか。

 次に駐車場管理でお世話になっているK商店さんに挨拶。ここでも長女がいっしょに行こうかと言ってくれ、いっしょに挨拶に行きました。K商店さんの御主人は、すぐには私に気付かれなかったようで、「変わっておられたので、分かりませんでした。」髪の毛が短くかつ薄くなっていたからでしょう。すでに病状は前回あいさつに来た際に伝えてありますので事情は分かってくださっています。長女を紹介し、「今年もよろしくお願いします。」

 K商店さん曰く、「今日は人が少ないのでお宅の駐車場を使っていないですね。明日、明後日に使うことになるかもしれません。」 ガードマンはいませんでしたが、駐車可能な区画の後ろに三角ポットが置いてありました。

 引き続き、土地を借りてくださっているKオートさんへ。「私に何かあったら、この長女が対応することになりますのでよろしくお願いします。」



 疲れましたが、故郷の行事も長女といっしょに見ることができ、お寺にも報恩講時期にお参りできたし、幼なじみの友人のご家族にもお会いすることができたし、お世話になっている皆さんにも全員年初の挨拶ができたし、お墓参りもできました。さらに長女も皆さんに紹介できました。濃密な一日になりました。


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最終更新日  2020/08/26 06:45:44 AMコメント(0) | コメントを書く


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