特許とどくいちご


【特許とどくいちご】
どくいちごが特許を取っているわけ
ないじゃないですか。
同じようなことを考えている人がいるのかどうか
特許を見るとちょっと分かります。
だけど発明者が男性ばかり。



今から2年ほど前、2001年頃、
P&Gの「吸収陰唇間装置」という
特許を発見して大興奮で友達に報告した。

それはタンポン使用時のモレを吸収する
サポート目的で発案されており、つくりも単純だった。

陰唇に挟み込む考え方はどくいちごと同じだったため、
「自分と同じことを考える人はいるんだ!」と知りました。

それ以来私は、インターネットコンテンツ制作会社の
社員であるにもかかわらず、
毎年の社員調査で「今後やっていきたい仕事」の欄に
「新型生理用品の開発」と書いていたが、
やさしい上司の方々はそっと目をそらしたのであった。

でも今みたらP&Gよりも以前に
「肛門部に挟持される小塊状生理体」というのを
個人の人が提出していたり、
P&Gが「せきとめでっぱり」状の特許を申請していたりと
ナプキン/タンポンの脇役とはいえ、
陰唇間の時代の萌芽が見える。

20世紀は世紀末に至って
生理用品界が陰唇間という空間を
発見した時代だったんだと私は言いたい!
そして今や特許は「陰唇間」系で花盛り!




■ナプキンとタンポンの欠点を補うための工夫

1)つたいもれないようにするための
  ナプキンの出っ張り

2)タンポンから漏れた血を
  すいとるパッド



この工夫から明らかになってきたことは
今まで陰唇間ががら空きだったってことです。

どくいちごは期せずして吸収陰唇間方式だったのだと
特許を調べるうちに分かってきたのです。

ではその陰唇間系のトレンドはどうなっているのか
特許庁サイトで調べた結果を私なりにまとめます。

1)P&G(米)

  ★特許公表平08-511708 身体の形態と一致する捕捉要素が内部に位置決めされた、窓を持つ吸収体物品

  レモン型の紙を二つ折りにしたもの
  タンポンの補助

  「好ましくは、着用者の大陰唇間の空間に
   少なくとも部分的に嵌まるような大きさになっている」

  ★特許公表2000-501322 水分散性でフラッシャブルな陰唇間吸収構造

  トイレに流せるようになった


  【サバ子イチオシ!】★特許公表2000-512886 ポリシロキサンエモリエントにより処理された吸収性陰唇間用具

  従来の陰唇間パッドについて 
  「多くの試みは、唇間パッドを製造するために
   従来行われてきており、そのパッドは、
   タンポンおよび生理用ナプキンの
   最適な特徴を組み合わせる...」
  しかし
  「陰唇壁に対する製品の摩擦、
   および陰唇壁へのデバイスの
   表面のまとわりつきに関連した摩擦の不快感」
  という問題があった
  「本発明の目的は、サイズが小さく、
   容易に挿入することができ、失禁、月経放出物
   および体から放出される他の放出物に対して、
   装着者の動きの大きな範囲にわたって
   保護を与える唇間デバイスを提供することにある。
   本発明のもう1つの目的は、吸収性であるが、
   陰唇の壁に対する製品の摩擦および
   陰唇の壁へのデバイスの表面のまとわりつきに
   関連した摩擦的不快感における低減を
   有する唇間デバイスを提供することにある。」
  と高らかに宣言した。

  表面のコーティングから環境ホルモンが染み出しそうだが
  使ってみたいです!

  ★特許公表2001-519208 流体獲得/移動複合体を含む吸収性陰唇間デバイス
  経血を導くための糸がにょろにょろと生えてきもい!


2)アテナ・メディカル・コーポレーション(米)

  ★特許公表平10-509899 生分解性吸収性パッド並びに製造法および装置

  「陰唇間パッドとして知られる第3の型の婦人用衛生パッド」
  「陰唇の間に縦方向に設置するように設計」
  タバコを2本並べたみたいな形

3)キンバリークラーク(米)

  ★特許公開平06-190004 陰唇間衛生パッド

  「平らな扇の形状であり、超吸収材を含むことができる」
  よわっちそう

4)マクニール-ピーピーシー・インコーポレイテッド(米)

  ★特許公開2001-000474 吸収性の陰唇間用物品

  まきぐそか?

5)ユニ・チャーム株式会社

  ★特許公開2003-038562 陰唇間パッド及びその包装体

  帽子をひっくり返したような形で陰唇をくぼみで包み込む
  物まねじゃないあたらしい形!
  日本オリジナルですから応援したいと思った。



初めて特許の詳細を読んでみたが
第3の生理用品の開発の歴史はアメリカにあり
実際に発売されているものもあるらしい。

しかし、商業的に成功していないようです。
つか発明者に女性らしき名前がないなあ。
だからいまいちなんじゃないのかな普通に考えると。



以上、陰唇コンシャスな第3の生理用品の特許についてまとめました。



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