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2005.11.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
すっかり秋も深まって来たというのに季節外れで恐縮ですが・・・

昨日の寺山修司の詩

  さよならだけが人生ならば
  また来る春は何だろう

から中原中也の詩を思い出しました。

  また来ん春と人は言ふ
  しかし私は辛いのだ
  春が来たって何になろ


この詩は彼の長男、文也が2歳で亡くなった時に作られたもので
その2年後彼も30歳の若さで結核性脳膜炎の為亡くなっています。

あの子を「あの娘」にすれば失恋の詩にも解釈出来ますが、幼い子供
を亡くした親の悲しみが伝わってきます。

愛する人や大切な人を失った悲しみを癒すものは、過ぎてゆく時間しか
ないと思います。

11年前の今日、大切な心友を亡くしました。

外出先で、くも膜下出血で倒れ救急病院の集中治療室に運ばれてから5日
目のことでした。

仕事を通して知り合い、それ程長い付き合いではないのに、年齢もずっと
上なのに何故か惹かれ合って{同性ですが?}毎晩のように電話で話していました。

何もかもが正反対に見える私達でしたが~~{笑}
実は~~!
話してみると妙に気があうんですヨ!
私のぶっちゃけ話が受けて受けて~~彼女は電話で大笑い!
学校の先生のように見られる彼女が実はとってもお茶目な人だったんです。



翌日の夜、息子さんからの電話で「母が倒れて入院したのですが、危篤なので
親しい方々に連絡したいのですが、僕達は母の交友関係がわからないので、
教えていただけますか?」と言われ、耳を疑いました{><}

運ばれた時はもう既に脳死状態で手術も出来ず、集中治療室。
御家族の許可を得て集中治療室で白衣にマスクをつけ面会させていただきましたが・・・
医師はこの状態であと4~5日と言っていると聞いても彼女の身体は温かく
穏やかに呼吸もしていて、そんなこと信じられなかった!
温かく小さな彼女の足をさすりながら、涙が止まらなかった!

そして、そんな彼女を見ながら色々な事を考えさせられた。

私は腎臓のドナー登録をしているけれど、こんな緊急事態の時果たして
私の身内はそれを認められるだろうか?
逆に愛する家族がドナー登録していても私が認められるだろうか?

理性と感情の二つの思い、どちらも大切だけど私は本人の意思を大切に
優先しようと決意した。

今夜、彼女の御主人から電話があった。
「いつも命日を憶えていてくれてありがとうございます。
 今年で11年になりますヨ。早いもんです。」

 11年目の11月11日・・・すご~い!ぞろ目だよ~~{^^}

天国で彼女きっと笑っているだろうナ!「やったでしょう?」って☆









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Last updated  2005.11.11 23:20:12
コメント(5) | コメントを書く


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Re:また来ん春・・・(11/11)  
だいす♪  さん
過ぎてゆく時間によって悲しみが癒される。
神様はとっても素晴らしいプレゼントを私たちに贈ってくださったのかもしれません。
永遠の前には、どんなに長い時間も一瞬に過ぎないのだから・・・ (2005.11.12 02:48:19)

Re:また来ん春・・・(11/11)  
あるがとうございます
とても嬉しかったです
元気と勇気を頂きました

この日記で涙しました
そして思い出しますた
主人の時 父や母の時 親以上の可愛がってくれた叔父や祖母
友達に幼なじみ 恩師や恩人に子供達の大切な友人も、、
その時の周りの方の哀しみ思うと、、
やっぱり生きなきゃと思いましたね
それらの方々の命日は私も忘れません
でも私は「春」を待って生き延びたいです
折角アップルさんや皆さんに応援して頂き元気と希望を頂きましたから、、ありがとうございます



(2005.11.12 03:55:53)

心友  
大福9121  さん
心友って、年齢や時間の長さじゃないんだよね。
どれだけ合うか、だと思ったよ。

昨日は命日。
人間は二度死ぬんだよねえ。(いたるポンも書いてたし)
一度目は肉体の死
2度目は記憶の死

まだまだ、その方は生きている。
姉さんが、こうして命日をしっかり覚えてるんだもん。

その方は、ちゃんと幸せを感じていると思うなあ。 (2005.11.12 07:44:30)

Re:また来ん春・・・(11/11)  
10代で出会った中原中也。

中也の文字を見ただけで本を買っていた20代。

中也記念館に何度も足を運んだ30代。

中也の年令をこえても読める中也の詩たち。

今日、中也特集をしました。

ヨロシク! (2006.01.31 20:32:42)

Re:また来ん春・・・(11/11)  
今日。
また、中也の「春宵感懐」という詩を
載せています。
見に来てください。 (2006.02.02 01:12:42)

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