新たな出発!





新たな出発!



溢れ出す涙と文句は、意外な方向へ進んだのかもしれない。

彼の心が少し動き始めたようだった。

しばらくしてから、

「・・・いつまた好きかどうか分からなくなるかもしれないけど、     

 今はsachiが大切だと思う。 前みたいに戻れるかな?」

もちろん。

うれしくてうれしくてたまらなかった。

でも、それと同時に私は不安にもなっていた。

また、いつ「別れ」が来るか分からない。。。。


付き合いはお互い順調に進んでいた。

でも、私は心の奥で、どうしても不安が捨てきれなかった。

また、気持ちが分からなくなったって言われたら。。。



いつしか、「彼と早く結婚たい」という

思いが強くなっていた。


「結婚して家庭を持てば、簡単なことで壊れないから」


と思っていた。

だから、彼との結婚願望が強くなっていた。

そして彼の子供がすごく欲しかった。





私は子宮が弱い。

子宮後屈の上に、卵巣に腫瘍もあり、生理時には必ず苦痛を伴っていた。

生理痛で産婦人科に入院したときもあった。

そこで必ずどこの産婦人科に言っても言われる。

「早く結婚して子供を産みなさいね」

「結婚して子供ができなければまたおいで」

どういう意味か分かっていた。

それ以上病院の先生に聞くことはできなかった。

事実を知って、落ち込みたくなかった。

彼を失いたくなかった。

でも、彼は、彼なりに感じていたようだった。

排卵日(危険日)に何度も危ない日があった。

でも、子供ができたことはない。

彼は「結婚」に対して私以上の夢を持っていた。



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