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みかん園の援農の拠点ができる
まずは、富士山です。
今回、11月24日(日)、午前11時41分、小田原行きでの平塚での景色です。
平塚から見えた富士山です。
今、小田原のみかん園は、
早生みかん収穫に追われています。
ご夫婦が、早生みかんの収穫を、一生懸命していました。
いまが、まさにみかんの早生の収穫時なんです。
この畑は早生の畑だと聞きました。
黄金色に輝く早生みかんですが、今この時に枝もたわわに輝く、素晴らしい光景です。
それは、80歳代のご夫婦の収穫作業なんです。
旦那は脚立に上がって高枝の収穫をし、奥さんは裾なりを収穫していました。
これは、今を生きる、素晴らしい姿だと、私などは見ました。
まさに今が、「早生」みかんの収穫の時なんです。
私なども、今回、早生みかんの収穫をしたんですが、
早生みかんの収穫というのは、「早く」収穫すると酸っぱい、また収穫が「遅く」くなると、肝腎のジューシーさが消えてパサついてくる。
「はやからず」「おそからず」、この時の判断が勝負なんです。
しかも、広大な畑を前にしては、なかなかそんな細かなことは、言ってはいられないのですが。
とにかく小田原の早生のミカンは、今が収穫時です。
早生みかんというのは、デリケートなんです。
収獲してから一週間くらいの間に消費者に渡るのが、美味しい時なんです。
そうした時をみての、瞬間をみての収穫なんです。
ということで、私などは、今回も頑張りました。
気候条件から、今、急速に成熟がはじまっています。
私なども、今回、5キロ箱を14箱を、現地から出荷して、
900g袋を、39袋つくって搬送してきました。
この土曜日までの4日間が、
私などの東京・多摩での39袋の商戦です。
しかも、早生みかんは、今週から来週が、おおきな山場になっています。
その中で、今回、小田原・早川の現地に住まいが確保されました
私などは東京・八王子から小田原の真鶴・早川まで通って作業しているんです。片路2時間、60キロを走って作業するには、どうしても寝泊まりできる場所が必要です。
これまでの宿りは、50年前の高校時代の友人が、便宜を図ってくれてたんです。しかしその彼は73歳にして、天にめされました。
これまでは、その便宜を図かり、リードしてくれていたんですが、
1年半前に天に召されました。
東京と小田原を日通いしての作業は、無理なんです。
住まいと作業場を亡くしては、私の援農も終わりか、と思っていた時に、新たな人がでてきました。
その人も、早川でみかん農家を営んでいるんですが、
彼が、所有するアパートを貸すとの手を差し伸べてくれました。
これが、その新たな住まいの「青木荘」です。
ここが新たな、現地の拠点になります。
みかんの収穫は、今が早生、これから在来系、それんら大津から青島と、
これから、12月末に向けて渦中に入っていくんですが、
寝泊りする場がなくては、遠距離の通い農夫は無理です。
現地に住まいなくしては、それは不可能です。
この間、そんな将来を抱えていたんですが、実行が確保されました。
そうしたことで、今回の小田原行きは、明暗を占うものだした。
さいわいにして、
当面は、援農者としての活動、その現実性を確保することが出来ました。
しかし、前途の課題は、大きい
みかん園の自営農者は、75歳くらいで、もっと高齢です。
その老夫婦が、広大なみかん園の手入れを迫られています。
自分の体力に応じて、みかん畑の手入れを縮小せざるをえません、それは自然なことです。
そのご子息たちは、安定した収入・生活をえるために、家族を養うために離農しています。
それがこれまでの、国の農政の結果であり、
その現実問題を、問題提起する人たちは、まったく陰に追いやられているのが現実です。
「亡国の農政」の、今の現実の姿です。
文句があるなら言ってみろ、と私なども抗議の援農をしているんですが。
みかんもそうですが、日本の農業は、国民の宝なです。
この宝の山のみかん畑を、いったい誰が引き継いで、営農していくのか。
それを誰が親身になって、生かす道を応援しているのか。
そうした政治は、敗戦直後は、憲法と民主政治を求めたように、確かにあったんです。
それから80年がたちましたが、いったいそのポリシーはどうなっているのか。
その宝を「三代目には、踏み倒す」とのことわざがありますが。
その基本には、国民の農業に対する理解が問われています。
80歳に近づく農夫です。
その言葉にはしないけれど、その苦悩に対しての、国民的な理解力が求められています。
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