†ヒゲ†のラジオ風日記

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~日常~




後ろのやつ・・・一彦に声をかけられた。


「僕と一緒に教室に入ってきた奴に言われたくないな。大体朝会ったのに今まで何してたんだよ。」

「・・・まぁ人にはいろいろ事情があるのだよ。」

「またお前体育館裏で---------」


キーンコーンカーンコーン・・・・・・・・・・・・


「さあ次は教室移動だぜ、さっさと行くぞ。」

「・・・・・ああ」


まさにグッドタイミング。ちょうどチャイムが鳴ったのだ。

少しもやもやした気分で用意していると、ひかりが声をかけてきた。


「陽・・・もう大丈夫なの?」

「まぁなんとかね。それよりさっきはサンキューな。」

「いいヨお礼なんて。」


彼女は少し頬を赤らめて照れた様に頬をかいた。


「そ、それよりもう授業始まっちゃうよ。早くいこっ!!」

「ちょっ・・・ちょっとまてよ。」


照れ隠しなのか、強めた口調で彼女はそういって僕を催促した。

初夏だというのに肌に粘りつくような暑さの中、僕たちは歩いていった。

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