勝手に最遊記

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SCHOOL!―2



――――――ちなみに。いわゆる桃源郷学園・美青年3人トリオ(誰だヨ。こんな名前付けたの!)
三蔵先生、悟浄先生、八戒先生は担任をしていない。

あ、桃花先生も。幼稚舎の方で先生していたのに、今年から三蔵先生達が、新任教師として高等部に配属されるって言う話が出たら、
あの観世音学園長に(ムリヤリ)高等部の教師にさせられたらしい・・・・(酷ぇ。

「おーす。」ふらり、と。始業ベルと共に悟浄先生が現れた。『イカ○ヤかよっ・・。』何気に心の中でツッコミを入れるアタシ。

ざわめく教室の中では、もちろん悟浄先生が目当ての子も居るわけで・・・。

「悟浄センセ~vv今日もカッコイイですねぇ♪」・・出たよ。普通、教師に言う?もう授業だってーのに。
「可愛い生徒達に逢うっつーのに、キメて来ないのは失礼でショ?」っっわあっ!あんなコト言うから・・教室中が嬌声と悲鳴の渦にっ。
ココはドコよっ!?ああん!?ホストか?ホストクラブか!?まーまーと悟浄先生自らが場を収め、取り合えず授業が始まった。


「・・で、この紫式部ってオネーサンが源氏物語を書いたワケ。」・・オネーサン。オネーサン呼ばわりですか。

「で、俺の個人的感想だけどヨ。男から見てもこの光源氏ってヤツは最悪。自分で育てた娘を嫁にしちまうんだぜ?」
「悟浄先生は、理想の女性を育てたいって思わないんですか~?」教室のアチコチから飛ぶ質問に答えるように、

「思わないねぇ。男と女っつーのは理解出来ねぇから面白いのヨ。
好きな食べ物から、男遍歴まで知り尽くしているような女なんかとくっついて、ナニが面白いっつーの。」
パサッと赤い髪を掻き上げながら、「・・・それにぃ。ロリコンは最悪だゼ。」ニッと笑った。・・・当然、教室はさっきよりも大きな嬌声に・・


【ガラアッッ――――― 「うっせぇっ!!静かにしねぇとぶっ殺すぞ!!」 般若のような三蔵先生があああっ!!


・・・・・・・授業に、なりませんでした・・・・・・・。


―――――お昼休み―――――・・・アタシと夏紀は学食に来ている。

この学園は、バイキング形式v・・好きな物を好きなだけって言う、コンセプトに感謝!!
大きな天窓の付いた学食は、そんじょそこらのカフェやレストランより、よっぽどお洒落だと評判だ。

「・・天空!そんなに食べる気?」夏紀が、アタシのプレートに盛られた料理を見て、目を丸くする。
「いーじゃん別に!育ち盛りと言うことでvv」「・・ドコが育ってんのよ?痩せの大食いなんだから・・。」はぁっと溜め息付いた夏紀に、
「・・・痩せの大食いって言うのは・・・・」顎で教えて上げた。


カカカカカカカカカカカカカカッ ・・・・そんな 擬音が聞こえてきそうな程の喰いっぷりを周囲に見せつけてるのは・・・

「・・悟空、先輩・・・だね。」「・・デショ?」 何気に食欲を無くす、アタシ達二人だった。

「じゃあ、先、行ってるよ?」購買でノートを買うアタシより先に、夏紀に教室へ戻ってもらった。
付き合ってもらっても良かったんだけど・・・次の授業は 地獄の英語 三蔵先生だもんね。
万が一、遅れても・・夏紀には巻き添えを喰らわせられないワ!

なーんちゃってvまぁ、編入して一ヶ月以上も経ってるんだし。もう迷うコトも無いケドね~。
・・なんて。テクテク歩いていたら・・・『・・・ん?』妙に、せっぱ詰まってるような桃花先生が・・・。

「桃花先生?」「・・!!天空ちゃんっ・・。」・・ナニ?ナンデスカ?その子犬のような目は・・。

「・・はっ、恥ずかしいんだけど、ね?」ってアタシの手を握ったよ!!しかも顔、赤いし!!
「・・誰にも・・・言わないでね?」・・・・・ひゃあっ・・ななななな何っ!?この至近距離は!?こっ、 告りっ!?

真っ赤な顔で、桃花先生が 「・・・2-Gの教室が判んないの・・・・。」 と。 カの泣くような声で、呟いた。


―――――で。アタシが2-Gの教室まで案内する事になった。


「ゴメンねぇ。今ひとつ、位置関係が掴めなくて。」てへって笑ってるよ。・・可愛いから許すっ!!
「桃花先生って方向音痴、ですか?」「・・カナ?いつの間にか迷ってるんだよねぇ??」「い、いつの間にか?ですか?」

真面目な顔で悩みながら、「・・・うん。この前、悟浄君にコレやるって言われて・・。」「何、もらったんです?」「・・・方位磁石。」
ぶふふふっ!!可笑しすぎっ!!・・・イカンイカン。笑っちゃ失礼だっ!!(でも可笑しい・・・v)
「・・その後、悟浄君を はり倒して やったけどねv」・・・へ?なんか今、スゴイ発言を聞いたような・・・。

「あっ!2-G発見!天空ちゃん、アリガトウ!!」「どういたしまして・・って!桃花先生、その教室は2-Cですっ!!」
ナルホド・・・・方向音痴な上に、目も悪いのか・・・(GとCを見間違えたらしい。)コンタクト、入れましょうねv


5時間目は、三蔵先生の英語・・・・お腹一杯で、陽気の良い五月・・・・眠れないって言うのはどうよ?
ってゆーか。眠ったら最後ってカンジv(一生、目が開けられないね・・・・。)

・・・Thank you for always reading such a poor writing. since it
does its best from now on -- being very well ・・・


流石に海外生活が長いだけあって、三蔵先生の発音はとってもキレイ♪・・良く分かんないけどv
でも、こんな呟くような声じゃ・・・(ガ◯トかよ!)

必死に眠気と格闘して、やっと英語の授業を脱出!・・・はぁ。疲れた・・・・・。


今日は八戒先生の数学が無かった・・・数学。嫌いだけど、八戒先生は好きだからなぁ。淋しいな~。


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