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勝手に最遊記
Making ―17―
三蔵達は唖然とした。
「さあ・・お祝いじゃないんですか?」
努めて平静に八戒が状況分析する。
「なんで・・?」
悟空が空腹も忘れて、立ちつくす。
手負いの大蛇が山猫族の住処に向かったと知り、急いで戻ってきたのだが
三蔵達の目の前には、
横たわる大蛇の死体を取り囲み、浮かれ騒いでいる山猫族の女達の姿と、
胴上げされている桃花と鈴麗の姿があった。
「もしかして俺らの存在って忘れられているワケ?」
情けない声で悟浄が言った。
「あ~っ!三蔵っ・・みんなっ!!」
三蔵達に気付いて、桃花が駆けて来る。
「良かった~・・みんな無事でっ。」ニコニコと機嫌の良い桃花とは対照的に、
「・・・お前、何やってたんだ。」不機嫌面で、三蔵が言った。
「ヘッ?」三蔵の視線に桃花は己の姿を見直す。
体のあちこちから血が流れている。洋服は土と埃にまみれ、髪もバサバサ。
「えーと、大蛇を・・・やっつけてたりして。」
スパーーーンッ!!
「痛っ・・・「バカ女っ!てめぇは何やってんだっ!!」
桃花は頭を抑えつつ、
「だぁーってしょうがないでしょ!?大蛇が襲ってきて
女の子が喰われそうだったんだもん!戦うしかないでしょ!?」
「お前は誰かを守れるほど、強かねぇだろがっ!」
三蔵の言葉に、桃花は沈黙した。
「――――でも、弱くはなかったわよ、ねぇ?」
「・・・鈴麗。」
「てめぇは関係ないだろうが。」三蔵がジロリと睨む。
「大ありよ。桃花のお陰で、アタシ達は戦う術を思い出した。
桃花が居なかったら、また仲間をヤられて怯える日々を送ったと思うわ。」
「フンッ。・・只、運が良かっただけだ。」
三蔵が鼻で笑う。
「違うわっ。アタシ達は・・「もう、いーって鈴麗。」桃花が割って入る。
「・・桃花。」
「あたしは自分の身を守れないほど、弱っちーの。それは事実。
でも目の前で誰かを見捨てられる程、強くもない。ソレも事実。」
桃花の言葉に、鈴麗が頷き、三蔵はケッと言う顔をする。
「んで、このヒネクレた心配の仕方が三蔵なの。それも事実なのよん。」
桃花の言いぐさに、鈴麗・悟空・悟浄は大爆笑―・・・八戒は何とか堪えている。
「貴様っ・・・。」三蔵が青筋を立てながら、ハリセンを握り締める。
『やばっ・・・!』咄嗟に逃げ出す桃花を捕まえ、
「いっぺん、死んで来いっっっ!!!」
――――――――――スパアアーンッ・・・・爽快な音が、響き渡った。
「うっひょおおおぉ!!すっげーご馳走!!」
悟空の眼が、星のようにキラキラと輝く。
お礼をと、三蔵達は引き留められ、もう一泊する事になった(三蔵は不本意)。
もちろんジープも解放され、八戒の肩に止まっている。
今夜はお礼の宴だと、次から次へとご馳走が並べられ、酒もドンドン置かれる。
「でもよ、何で俺らの席が末席なんだ?」
不審そうに悟浄が言う。
主賓ならば、最上段でもてなされると思っていたのだが、席は一番後列。
「さぁ?それより、鈴麗さんと桃花の姿が見えませんけど・・。」
八戒が大広間を見回す。
「・・・来たんじゃねぇか。」
手酌でクイッと酒を煽りながら、三蔵が言った。
鈴麗が大広間に現れた。スパンコールの付いたドレスを着込み、
フェロモン全開という姿である。
「う~ん。いいねぇー。口説いちまおうかな。」悟浄が酒を飲みながら笑う。
鈴麗が何やら部屋の外へ手招きしている。焦れたように引っ張ってきたのが・・・
「ブーーーーーーーッ!!」悟浄が酒を吐き、
「ンガググッ。」悟空が食べ物を喉に詰まらせ、
「・・・コレはまた・・。」八戒が驚き、
「・・・・っ。」三蔵の不機嫌度が増した。
「・・・・勘弁してってばっ!!」桃花が無理矢理中央に立たせられた。
桃花は白いドレスを着ていた。胸元が大きく開き、長いスカートには両側に深く
スリットが入っていて、動くたびに太股までチラチラ見える。
いつも下ろしている髪はアップに施され、後れ毛が悩ましい。
化粧もいつもの薄いものではなく、アイラインまで入れた濃いめの化粧に
濡れたようなグロスが唇を飾っている。
「~~~鈴麗~っ!!」逃げ出そうとする桃花の腰を捕まえ、
「ホラ、こうして並ぶとアタシ達ってかなりイケてると思わない?」
鈴麗の言う通り、好対照であった。鈴麗が黒、桃花は白、お互いによく映える。
「なんであたしがこんな目にっ・・。」
桃花は恥ずかしくて堪らない。女の子ばっかりならまだしも・・・・。
『あああああ~!!あたしを見ないで~っ!!』・・・・絶叫したい気分である。
「コリャ、口説かないと失礼っしょ。」悟浄がひょいひょいと近づいていく。
「桃花、似合ってんぜ?」悟浄が至近距離まで近づく。
「・・・ごじょーくん。」基本的に、この姿では近づきたくない相手である。
後ずさる桃花の手を取り、
「頑張った俺に、ご褒美ちょーだい?桃花チャン♪」意味深に笑って・・・
パシンッ!悟浄の手が、叩かれた。
「お姉さまに触らないでっ!」横から少女が割って入る。
「・・・はっ?」ポカンと口を開けた悟浄を尻目に、
「桃花お姉さま!サッこっちに・・。」桃花を連れて移動する。
「あ、あのっ・・。」桃花も困惑している。
「今日、桃花お姉さま素敵でしたっ!」「あーズルイ!私もーっ!」
「お姉さま、後でマッサージをして上げます♪」「桃花お姉さま!あ~んして♪」
わらわらと少女達に囲まれて、「りっ鈴麗!助けてよ~っ!」
「アナタ達、ほどほどにね?桃花と一緒に寝るのはアタシなんだから。」
妖艶に笑った鈴麗の顔を見て、
「あたしはノーーーマルだああ~~~っ!!!」桃花が叫んだ。
「・・・なるほど。僕らの扱いがぞんざいな訳ですね。」納得の八戒。
「俺、自信なくした・・。」淋しそうな悟浄。
「・・阿呆が。」苦い顔の三蔵。
「・・・・・・・・。」また食べ始めた悟空。
夜は楽しく更けていく―――――――・・・「助けてぇぇ~っ!!」
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