生命保険を悪いことに使う人がいます。保険金目当ての殺人とかあってはならないことですが、こういう事件が後を絶ちません。
これを防ぐ意味で一定金額以上の保険金額の契約をする場合、生保会社から契約確認の書類や面接を求められます。すなわち、本当に自分の意思で契約書に判を押したのか、実在する人物なのか、保険金受取人とはどんな関係なのか・・・などです。
先日、ウチのお客様の契約でこの契約確認が入ったということでご相談を頂きました。法人契約だったのですが、本当に契約者が代表取締役なのかどうかということです。確認書類は決算書、議事録、名刺などだそうなのですが、この会社はいくつかお持ちの関連会社で外部との取引がないので名刺は用意しておられず、決算書も生保会社に出したくないとのことで何を提出しようかとういうことでした。
「登記簿謄本じゃダメなんですか?代表取締役の名前が書いてありますよね?」
「以前、虚偽の登記で登記簿謄本を作った奴がいるからダメだって言われた。」
「これを信じられないということであればどうしようもないですね。名刺ならよくて登記簿謄本じゃダメというのはよく分かりませんが・・・」
というようなやりとりをしていました。結局、決算書の一番最後の代表取締役の報告欄だけでいいというのでそれを出すこととしました。契約確認の意味合いは理解できるのですが、もう少し幅を持たせないと契約者が嫌がると思います。
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