FUTURE (仮)

FUTURE (仮)

準備中



 シャノワールのレビューに急遽出演した織姫とレニに、メルが労いの言葉を掛ける。
「最高の舞台でしたよ、ヒューヒュー」 
 続いてシーが興奮冷めやぬといった感じで二人に近寄り、冷たい水で濡らしたタオルを渡す。   

  冷たい感触が、舞台で火照った身体を頬を通して心地よいものにしてくれる。


「流石、世界的トップスターたちだねえ。今夜の客入りは上等だよ」
「ふふ~ん、当然で~す!私たちを誰だと思ってるんですか~?巴里娘とは年輪がちがいま~す」
「年輪・・・?」
「織姫・・・それを言うなら”年季”だ・・・」
「そ、そうとも言うで~す!」
「おやおや、言ってくれるじゃないか。まあ、そういうのは伊達じゃないけどさ」

「支配人、例のものを持ってきました」
 ノックをして、ジュルジュドア越しに言う。
「ああ、ありがとう。入ってきな」
「失礼致します」

 入ってきてからジュルジュはテーブルに手際よくワイングラスを置き、ワインを注ぐ。
 注がれたのは
"キートリッヒャー・グレーフェンベルク・RK・ハルプトロッケン"’(仮)
 ドイツ製のワイン。

 ラインガウの中でも特に繊細でエレガントとされるグレーフェンベルク畑産ならではの、透明感のある美しいワインです。研ぎ澄まされた香り、貴族的な凛とした気品が漂う。

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