家の地方のお祭りは、お神輿はなく獅子舞です。
予備知識をもつことで、お祭り気分を存分に味わっていただこう企画!!(笑
さて、獅子舞といってもお正月のTVに出るような一人でやるのじゃなく、
「むかで獅子」(百足獅子)
とも呼ばれる獅子がメインのお祭りです。
幕が長く、中に20人ほどが入り、舞う、多人数立ちの獅子舞で、
よそにはあまりないものらしい。
家の地方は数百年の伝統があり、全国でも有数の獅子舞の宝庫らしい・・・です。
その獅子が、太鼓とお囃子の音色に合わせて舞う姿はとても勇壮で果敢なのです。
普通、お祭りは秋に行い、町の40余りの社殿でそれぞれの舞いを奉納し、
地元の五穀豊穣、家内安全、身体堅固、商売繁盛等を祈願します。
地元では獅子のことを『お獅子様』や『おしっさま』などと呼び親しまれていますが、
めちゃ 強面
のため、子供は泣き叫んで逃げます(笑
そんな私も、小さい頃は
【どうやったらお獅子様から無事逃げれるか
】
と考えては実行し、必ず失敗していました(^-^;
何せこのおしし様、家内安全等の祈願をする際、
口を開き、人間の頭の上で”パコンパコン”と歯打ちをするのです
これを『ごしんじん』といい、その際に軽く頭をさげます。
妊婦さんは元気な赤ちゃんが生まれますように。
赤ちゃんは、元気にすくすく育ちますように。
子供は、元気で賢くなりますように。
といろんな願いを込めて、ごしんじんしてもらうのですが、
何せ強面、いくらそんな理由があろうとて、子供にしてみりゃ
お獅子様に喰われる!!
以外考えられません(笑
だから小さいときは、いつも逃亡を企んでいたのですねぇ(^-^;
が、どんなに逃げ隠れしようと、私が出てくるまで
お獅子様に待っていてもらう
という強硬手段を使う、わが両親、親戚一同・・・
いつも恨んでは、泣き叫んでおりましたわ(笑
第一、舞同様ごしんじんも神社によって異なり、
小さい子の頭を 『カプッ』
っといくところもあるのですからΣ(゚ロ゚ノ)ノ
喰われる!はあながち嘘ではないのです(笑
まぁ、ウチの神社は、ちいさく優しく”ぱこんぱこん”としてくれますがね。
そのお獅子様の口の中には『べろ隠し』という赤い布があり、
その切れ端は安産にいいと言われてまして・・・
切れ端を腹帯に挟み安産祈願のお守りにしたり、
財布に入れて金運UPを願ったりしちゃいます。←コレ私(笑
そんな強面なお獅子様の先には『警固』と呼ばれるまわし姿の角力がいて先導するのですが、
役目としては
獅子の前を行き交う人々を払いのけ、道を清め歩き、
龍蛇の獅子を暴れないように抑える
といったところでしょうか?
一度神社から出たお獅子様は、町内の家を回り、魔を祓っていきます。
新築の家などには、お獅子様が中まで入って行き、魔を祓い清めてきます。
スーパーなどにも入って行き、同じく魔を祓い清め、商売繁盛を祈願します。
時々、お神酒代わりにお獅子様の口に寿司のパックを入れてくれることもあり(笑
そんなときは、みんなでご馳走になるのです♪
そして、軽く酔いも回りだしたらさぁ大変!
ウチの神社のお獅子様は、時々逃走を企てるのです(笑
そんなときは警固の出番です。
逃げたお獅子様を捕まえ、いうことをきかせるのです(おお!かっこいい!!)
時々、話をして逃げたことに気付かないときもありますが・・・(爆
そんな時、慌てて走っていく警固に爆笑します。
和気藹々、笑いもあり、また、真剣なときもあり・・・
お祭りは、楽しく過ぎていくのですねぇ。
強面っしょ?怖いのよ、実際!!
町内を回り終えると、警固がもう十分だと神社に入れようとします。
しかーし!!お獅子様はまだまだ回り足りないとダダをこね神社に入るのを拒みます。
そこで警固とお獅子様の力比べが始まります。
夜も遅いと言うのに沢山の見物客が集まり、お獅子様が逃げると拍手喝采でございます。
えぇ、喜ぶ人がいるのです、お獅子様は頑張ります。
お囃子軍団、神社に入ると音色が変わるため、緊張して見守ります。
お獅子様が逃げれば・・・
・・・・・ (*´Д`)=зハァ ため息です(爆
休憩はあれど、7~8時間歩きっぱの吹きっぱなんですから・・・
そして、お獅子様が負ければ、諦めて警固のいうことを聞き、
名残惜しそうにゆっくりと神殿の中へと帰っていくのです。
*・・・ウチの神社のお獅子様じゃないんだけど・・・*
が、ここからが長い!長いなんてもんじゃな~い。
30~40分は軽くかかるでしょうか?
何せ、惜しみ惜しみ、名残惜しそうに帰るのですから・・・
お囃子のテンポも合わせてだんだん遅くなっていくので、辛いです、ハイ
これがウチの方のお祭りの様子です。
秋祭りは2日間、終わるのは深夜12時を軽く超えるので、相当疲れます。
しかも、終わった後のビールは最高だし♪てへ
2日目なんか、ギリギリまで寝てますから(-.-;)
それでもやっぱり好きなんですよね、お祭りが。
どんなに好きでも、どんなに伝統のあるお祭りでも、現状は参加する人数が減少している。
私が小さい頃は、女の子がお祭りに参加するなんて考えられなかったことです。
それがしきたりってもんなんですよね。
未だに、神殿の奥は女子禁制ですし・・・
でも、背に腹は変えられない訳ですよ、保存会や獅子連中としてみれば。
次を担う後継者の育成にも力を入れなくてはなりません。
条件付きで、小学校1年生の子も入れるようになったようです。
*・・・おまけ・・・*
「卯の花姫伝説」と龍神さま
古来から人々は山岳信仰に代表されるように、深い山中には神が住むと信じ、
川の上流には龍神が住むと信じられてきました。
したがって市の中心を流れる川の上流の三淵には、
川を支配する龍神
がいるとされ、三淵神社を奉りました。
そして里宮の大祭には、三淵から龍神を迎えることになります。
三淵には「卯の花姫伝説」があり、昔この地に攻めてきた八幡太郎義家に恋をした姫が、
味方の情報を漏らしてしまいそれが原因となって戦に破れてしまいます。
そのことを悔やんだ姫は「さらばこれまで」と三淵の絶壁に家来とも共身を投じ、
大蛇となり神に奉られた
とされ、大蛇が川を流れ下る姿が獅子舞の姿だとされています。
お獅子様にはこんな言い伝えがあり、お祭りのときは
どんなに天気でも、お獅子様を神殿から出す前の祈祷中に雷が鳴り始め雨が降ります。
『おっ!竜神様が来たねぇ』
そう、人々は言い、お祭りらしくなってきます・・・
が! 大雨だろうとなんだろうとお祭りは決行
でございます。あうぅ
何せ、竜神様が来たからこそ雨が降ったんですもの・・・ねぇ
・・・でも竜神様、雨のお祭りは嫌いですよぉ・・・
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