怠けることを、なぜ油を売るというのか?


掃除当番のときなど、ほうきを持ったまま遊んでいたりすると、「こら、油を売るな!」と怒られます。
はて?油を売るのと、怠けるのと、どんな関係があるんでしょうか。
ご存知のように、電灯がともるまでは、夜間の照明には”油”が使われていました。
この油は、マスで量って売るわけですが、マスの底の頃になると、タラーリ、タラーリ、一滴ずつ落ちてくるのを待たなくてはなりません。
資源の乏しい時代のこと、1滴たりとも無駄には出来ません。
油屋さん、この最後の1滴を搾り出すまで、お客さんを相手に世間話などしながら、長い時間待つことになります。
ちょっとみると、油屋さん、おしゃべりばかりしていて、怠けているように見えるところから、怠けること、サボることを、油を売っていると呼ぶようになったのです。

油のついた言葉には、注意を怠ることを「油断」というのがあります。
これは、家来の1人に油の入ったツボを持たせ、万一、1滴でも油をこぼしたら、お前の命を断つ、と厳命したところから、「油」で命を「断」つ、油断となったといわれます。



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