ユダの手紙


主が民をエジプトの地から救い出して後、不信仰なものを滅ぼされたことを、思い起こしてもらいたい。


 ソドム、ゴモラも、周りの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。


 彼らはカインの道を行き、利の為にバラムの惑わしに迷い入り、コラのような反逆をして滅んでしまうのである。

 彼らはあなたがたの愛餐に加わるが、それを汚し、無遠慮に宴会に同席して、自分の腹を肥やしている。

 彼らは、いわば、風に吹きまわされる水無き雲、実らない枯れ果てて、抜き捨てられた秋の木、自分の恥をあわにして出す海の荒波、さまよう星である。

 彼らには真っ暗な闇が永久に用意されている。


 彼らは不平を並べ、不満を鳴らす者であり、自分の欲のままに生活し、その口は大言を吐き、利の為に人にへつらうものである。





 愛するものたちよ。私たちの主イエスキリストの使徒たちが予告した言葉を思い出しなさい。
 彼らはあなたがたにこういった
「終わりのときに、あざける者たちが現れて、自分の不信心な欲のままに生活するであろう」


 しかし愛するものたちよ。あなた方は、もっとも神聖な信仰の上に自らを築き上げ、聖霊によって祈り、神の愛の中に自らを保ち、永遠のいのちを目当てとして、私たちの主イエスキリストのあわれみを待ち望みなさい。




 <ユダの手紙より抜粋>

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