御霊を受ける


その彼が、高校受験をすることが出来たのだ。

試験会場から出てきた彼は、
「祝福」という言葉がピッタリくるような、
何ともいえない笑顔で、車に乗り込んできた。

太陽も、風も、空気さえも 彼を 祝福しているかのように。
彼も それを感じ取ってよろこびに満ち溢れているように見えた。


思い起こせば、我が家が芦屋に通うきっかけを作ったのも彼だった


タケルにも主の癒しを と 
癒し礼拝に誘ってみた
不登校で昼夜逆転していた時なので、まさか起きれる訳が無いと思っていた、
主人だけでもいっしょに、と お願いしていたのが、何時になく強く拒否されてしまった。
このことも不思議だったが、私が「一人でも行くから」と決心して朝支度していたら、
その朝、 彼が起きてきた。それも朝の5時に!

タケルが行くなら運転する と 主人も起きてきて
そして その日 この二人が 芦屋で 洗礼を受けたのですよ!。

あの時の彼は 御霊を 受けていたから 起きれたんでしょう
どう考えてもそうとしか取れない


洗礼は受けたものの 生活は相変わらずで不登校
しかし
あの日から、彼は さんびで育てられてきた
一日中賛美CDをかけっぱなしで
彼は パソコン、ゲーム三昧だった

この7年、そりゃあ肉だらけの私です、いろいろあったものだ
私は祈り、祈り、すがり、哀願し、時には暴れながらも、
必死で主のときを待った。

長いようで あっという間だったこの7年

主が共にいてくださったから、乗り越えられた

今 彼は やっと一歩光の中を歩みだした
彼の中に根付いている信仰がある
主が彼を守り育てていてくださる、
これからが楽しみでしょうがない。

決してこの世では花開かないと思うけど、
主の目には尊く美しい花を咲かせることだろうと
親ばかながら、よろこんで見守っていられる。


確かに あの時の彼は 御霊を受け、従っていた、
主のあわれみがなければ、決して自らは行動できなかった




これを書き込んでから
合格発表があり 思いがけなく彼は 落ちていた

数学100点だったのになぜ?
頑張ったのに何故?
なんで?なんで?

一日も学校へ行っていない彼は、内申点があたらない事の重要さに初めて気付いたようで
しばらく沈んでいたが
二次募集に向けて何とか気持ちを切り替えて
苦手な国語の漢字練習をラストスパードでやっていた

二次試験当日 やはり国語に時間を取られ前回と一緒ぐらいや と しょぼんとした顔で帰ってきた

祈っとってよ!
祈っとってよ!

そうや 奇跡は神様しかない もちろん祈るよ
だけどね 私立か県立か どこにタケルの道を開いてくださるかは
神様が決めることやから どこであっても そこからどう生きるかが大切なんだよ
神様どっちを選ばれるかは わからんからね

うん わかっとる

こんな会話をして
ドキドキ 今日県立の二次発表がありました

学校で結果を見てきた彼は

奇跡や あったわ!

やったね 

おれ ずーっとずーっと祈っとったわ!

神様にお礼にいかんなん

(芦屋に)いかんなんね!


そーや   涙...




普通に学校へ行っていたらだれで儲かるようなレベルの学校だが
彼にとっては とても行きたい 学校だった
自ら行きたいと願った学校だった
主は またもや あわれんでくださった

息子の心に 信じる 祈る 希望 と 御言葉がひびいているようだ

主よありがとうございます
貴方の子が光り輝いています
アレルヤアレルヤ
















主の愛に感謝、感激
アーメン

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