〔5〕



あれからもう2年経って、

少しずつ薄れていく記憶の中で、

尚輝はずっと残ってて…

忘れたい…?

いや、

忘れたくない。

いつか忘れてしまうなら、

いつかあたしの中から尚輝が消えるなら、

あたしも消えてしまいそうで、

もうあんなにも人を愛せそうになくて、

それでもあたしはここにいて、

行き場のない、あたしの愛は、

今、どこにいるんだろう。



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