病気をいたずらに悩まない・治癒を焦らない

~病気をいたずらに悩まない・治癒を焦らない~

病人は養生の道をしっかりと守り、
いたずらに病気を憂い苦しんではなりません。
心配しすぎて悩み苦しめば、“気”はふさがって、
かえって病は重くなります。
たとえ病が重かったとしても、よく養生を続ければ、
思ったよりも早く癒えるものです。
病を憂いて益はありません。
ただ、慎むことこそ益があるのです。
もし、死に至る病の場合は、天命の定めるところであって
嘆き訴えても益はありません。
心を苦しめるのは愚かな行為なのです。

また、病気を早く治そうとして急げば、
誤って逆に病気を悪化させることになります。
保養は怠りなく努め、治すことは急がず、
自然に任せなさい。
どんなことでも、あまりよくしようとすると
かえって悪くなるものです。


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