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1) Ken told me if he
had
a car, he
could lend
it to me.
時制の一致を受けていないこの文では、発話時においても「まだケンには車がない」と話し手は思っているのです。
それに対して、時制の一致を受けた次の文では、
“If I had a car, I could lend it to you,” said Ken.
「もし車があればあなたに貸してあげらるのですが」とケンは言った。
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2) Ken told me if he
had had
a car, he
could have lent
it to me.
この文では発話時においてケンが車を持っているかどうかは話し手の意識の中にはないのです。つまり、話し手は発話時に「もうケンは車を持っている」かもしれないことを暗示しているのです。
このように発話時点で仮定法が有効ならば 時制の一致を受けない
。有効でなければ、 時制の一致を受ける
のです。
では次のような仮定法の文ではどうでしょうか?
If I
had
wings, I
would
fly to you.
(翼があれば、君の元へ飛んでいくのに)
もうお分かりですね。このように100%反事実を表す仮定法ではふつう時制の一致を受けません。発話時において仮定法が常に有効だからです。
He told me that if he
had
wings, he
would
fly to me.
(翼があれば、君の元へ飛んでいくのにと彼は私に言った)
発話時においても100%「翼がない」から、常に仮定法が有効です。
話し手は
発話時に
「彼はもう翼を持っているかもしれない」という意識は絶対に働かないからです。
学校英語ではこういう仮定法を時制の一致を受けないと言っているのではないかと想像します。
時制の一致の判断基準はあくまでも話し手の意識なのです。
前述しましたが、日本語には英語の時制に相当するものがありません。だから時制は上手く日本語には訳せないのです。いつまでも日本語を仲介させていると時制がいつまでたっても身につきません。
時制が日本語にないのであれば時制の英語脳を構築すれば良いのです。
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