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samsam7727

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samsam7727 @ Re:おきばりやす^^*/(10/15) べんてん2951さん >順調そうで何よりで…
べんてん2951 @ おきばりやす^^*/ 順調そうで何よりですね。 次は年末か年…
samsam7727 @ Re:フッフッフ^^(07/25) べんてん2951さん >>いっそのこと、二…

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子供の頃、日曜日に父親と遊んだという記憶がない。その代わり、平日でも家にいる事がたまにあり、父は日曜日遊んでやれない分もそういった平日の空いた時間に遊んでやろうという配慮だったのか、平日の夕方にキャッチボールやサッカーをよくした。

そして、日曜日はと言うと、たまに「現場」と呼ばれる場所に連れて行かれた。父は建築設計の仕事をしていたため、建築現場に連れて行ってくれるのである。

そのため、我が家の車には後部座席の後方のリアウィンドウとバックシートに挟まれた小さいスペースに、建築現場用のヘルメットが置かれてあった。子供の頃の僕はそれを被るのが何故か好きで、それを自慢げに被りながら撮られている写真が何枚も残っている。

建築現場に行くと、父は僕にヘルメットを被せ、それでも基本的には危険でない場所に残し、仕事に出掛ける。そして、仕事が終わると私を連れて帰る。

時には、仕事関係の人に子供毎食事に連れて行かれる事もあり、これがまた「ハズレ」がない。中でも最も印象的だったのが、京橋だかどこだかで食べたホルモン焼。子供にはキャラクターグッズの薄いブルーのプラスチックの茶碗でご飯が出された事をいまだに覚えている。そのご飯が出てくるタイミングが遅く、ホルモン焼ももちろん美味しかったが、少し遅れて出てきたそのプラスチック容器入りの炊き立てのご飯が異常に美味しかった事を記憶している。

最近のアスベスト騒動を聞くたびに、父もたっぷりとアスベストを浴びてきたんだろうなあと思った。設計の仕事とは言え、現場に赴くのは不可欠であり、アスベストの有害性など、論じられる事もなかったあの頃は、当たり前だったのではないかと思う。

父は肺癌で死んだ。これは、とりあえずはタバコの吸いすぎによるものという理解をしてきたが、もしかしたら違うかもという気もしている。まあ、原因がどうであれ、今からどこに訴える訳にもいかないので、それでどうこうしようという気持ちはない。しいて言えば、父のように肺癌で死にたくないとタバコを吸ってこなかった僕も、父に連れて行かれた現場でアスベストを吸っていたら、肺癌になる恐れはあるね。

僕がもし将来、肺癌で死んだとしたら、それはアスベストによる被害が数十年を経て現れたと理会して下さい。

ガハハハハ!





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Last updated  2005.07.08 10:27:44
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