長女ルーム

　　　　　　親のつぶやき・・・

　　　　　　　　　　近所の公立高校に通う、長女。
　　　　　　　　　　ただいま２年生。

　　　　　　　　　　ふつうの公立保育園
　　　　　　　　　　ふつうの公立小学校
　　　　　　　　　　ふつうの公立中学校

　　　　　　　　　　と、ごくごく一般的に過ごしてきたはずの長女でした。

　　　　　　　　　　長女が通っていた中学っていうのは、
　　　　　　　　　　ごく普通の・・イマドキの中学校で、
　　　　　　　　　　けっこう派手系の生徒がいっぱいいたんです。　

　　　　　　　　　　長女は楽しいことにすぐ走ってしまう性格で、
　　　　　　　　　　授業をサボって保健室でダベッてたり
　　　　　　　　　　授業中、マンガ読んだりお菓子食べたり、
　　　　　　　　　　そんなグループに入っちゃってたんですね・・
　　　　　　　　　　一時は「このままだと公立高校はムリです」
　　　　　　　　　　って言われたんですが、中三でがんばって
　　　　　　　　　　なんとか無事に、公立高校に合格しました。

　　　　　　　　　　けれども・・
　　　　　　　　　　部活を頑張るって燃えてたのは１学期だけ。
　　　　　　　　　　夏休みを越えたら、部内のトラブルから
　　　　　　　　　　いつの間にか部活も辞めていて・・・
　　　　　　　　　　それどころか、またいろんな友達と付き合い始めて、
　　　　　　　　　　学校に行ってるふりをしてサボっていたり、
　　　　　　　　　　家出・万引き・お化粧・タバコ・ピアス・・・
　　　　　　　　　　絵に描いたような不良街道まっしぐら。

　　　　　　　　　　おかげで高１の二学期の成績は「１」だらけ！
　　　　　　　　　　成績面でも進級が危ないのに加えて
　　　　　　　　　　欠席も「これ以上、１時間でも休んだら
　　　　　　　　　　出席時間が足りないということで留年」
　　　　　　　　　　っていうところまで行きました。

　　　　　　　　　　三学期。
　　　　　　　　　　長女のことを一番気に病んでいた私の父が
　　　　　　　　　　病気で他界しました。
　　　　　　　　　　そのことで、本人も少しは変わってくれたようです。
　　　　　　　　　　三学期の成績はなんとか「１」がひとつにまで減らして
　　　　　　　　　　（といってもほとんどが「２」ですが・・(^^ゞ）
　　　　　　　　　　仮進級で２年生になれました。

　　　　　　　今・・・

　　　　　　　　　　正～直に言うと
　　　　　　　　　　まだ長女を完全に信用できるっていうところまでは、
　　　　　　　　　　わたし自身、回復してません。
　　　　　　　　　　まだまだ激しいケンカになることもあります。
　　　　　　　　　　母親失格って言われたらそれまでですけどね。

　　　　　　　　　　でも、本に書いてあるような
　　　　　　　　　　キレイごとばかりが家族じゃないと思うんです。　
　　　　　　　　　　仲良く旅行に行って、楽しい思い出を作っていけるのも家族なら　
　　　　　　　　　　ドロドロしたもめ事でお互い傷付け合ってしまうのも
　　　　　　　　　　家族の本当の姿だと思うんです。
　　　　　　　　　　そんなことのない明るいご家庭も
　　　　　　　　　　もちろんたくさんあると思いますけどね。

　　　　　　　　　　私たちの高校時代っていうのは
　　　　　　　　　　とりあえず公立高校さえ入っておけばＯＫ～
　　　　　　　　　　みたいな時代だったので、　　　　　
　　　　　　　　　　長女が初めての子供で、昨今の受験事情にうとかった親は
　　　　　　　　　　「普通に公立高校を卒業してくれたらそれでいい」
　　　　　　　　　　って思ってたんですね。

　　　　　　　　　　でも、自分に甘い長女には
　　　　　　　　　　誘惑の多いイマドキの普通の公立高校は、
　　　　　　　　　　向いてなかったようです。

　　　　　　　　　　長女の中学時代の恩師が、

　　　　　　　　　　「あの高校は正直言ってあまりオススメじゃなかった。
　　　　　　　　　　あいつは厳しい私立に行かせた方が良かったかもしれん」

　　　　　　　　　　って言われました。今さらですけどね・・
　　　　　　　　　　だから、弟である中３の長男には　　
　　　　　　　　　　「お前は別の高校を目指せ」
　　　　　　　　　　と指導して下さっています。
　　　　　　　　　　（姉弟ともに、中３のときの担任なんです）

　　　　　　　　　　地元の刑事さんまで、
　　　　　　　　　　「あの高校は・・・ちょっと・・
　　　　　　　　　　本人がいくらまじめになろうと思っても
　　　　　　　　　　環境っていうのは周りが思っているより恐いものだ。
　　　　　　　　　　本当なら転校や引越しを考えた方がいい」と・・

　　　　　　　　　　長男も次男も、
　　　　　　　　　　長女に振り回された苦い思い出から　　
　　　　　　　　　　「あの高校には行きたくない！」
　　　　　　　　　　と口をそろえて言うようになりました。

　　　　　　　　　　長女は今、とりあえず
　　　　　　　　　　「悪いことをするときだけ付き合う仲間」
　　　　　　　　　　とは、離れて、
　　　　　　　　　　長女なりに、まじめに学校生活を送っているようです。
　　　　　　　　　　将来の夢、卒業後に行きたい専門学校も
　　　　　　　　　　見つかりました。
　　　　　　　　　　まだ２年生なのにね。

　　　　　　　　　　けれど、たとえ高校を無事に卒業して
　　　　　　　　　　希望の専門学校に入学したとしても、
　　　　　　　　　　また何かいやなことがあったら、
　　　　　　　　　　すぐそこから逃げ出して、
　　　　　　　　　　面白そうなことに走ってしまっては、
　　　　　　　　　　何にもなりません。

　　　　　　　　　　順調に進級したら、あと、１年と８ヶ月。
　　　　　　　　　　高校卒業までに、心の強さをどうか身に付けて欲しいと
　　　　　　　　　　心から願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　頑張れ、わたしの娘！！

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