LIKE A SNOW

真っ赤な自転車で。

「・・・まぶしい・・・」


【真っ赤な自転車で。】



湯野 桃歌(ゆの ももか)中学2年生・・・ただいま起床です・・・眠いよぉぉぉ・・・まだ寝てたいよぉぉぉ・・・・

・・・だめ・・・今週遅刻したらまじめに高校行けなくなるからお隣の一哉君と行くことになってるんだ・・・

・・・おきなきゃ。


真弓ちゃん(母親)に挨拶して、朝ご飯を食べたら、髪を結んだの。

鏡に反射した光が眩しくって・・・おもわず顔がにやける・・・


まるでさっきまでが嘘みたい重かった体が急に軽くなった。

ちょっとまだねむいから大きく背伸びして、 ラジオ体操第一をやっていたらお姉ちゃんに殴られた。 痛いよぉ・・・

さてと行くか。・・・ってあらま。一哉君が待ってる(焦)



「桃歌。またそのチャリかよ。」


一哉君が聞いてきた。むかむか。何年幼馴染やってんのさ。


「またってなんだぁ!!またって。これは桃歌のお気に入りの自転車なんだよ!」

「わ、わりぃ。」

「わかればよろしい!」



桃歌が5年間かけて買った大切な真っ赤な自転車。一哉君がこいで、桃歌が後ろに乗っている。

邪魔な人だかりと風をかきわけながら、ビュンビュン駆けて行く。

もう誰も追いつけないような気がして。桃歌と一哉君は今一番早いんだ!って思う。


すっごく小さいけど、この瞬間が一番幸せで・・・とっても大切にしたい。


「一哉君。」

「なんだよ。」

「幸せってちっちゃいけど大きいんだね!!」

「は??」



小さいけど大切にしたい。それはきっと桃歌にとっての幸せなんだ。



Fin


×××××××××××××××

「お気に入りの自転車」より。オリキャラ、桃歌&一哉君です。
まぁこれも歌詞通りに進んでますけど、そのうち意味わかんないのが出てきます。
要注意。



04・02・19 桃栗 さくら



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