LIKE A SNOW

バイバイ。さよなら。




「バイバイ。」

「さよなら。」


日本語は難しい・・・同じ意味なのに違う意味なんだ。


【バイバイ。さよなら。】


「一哉君・・・いつまで泣いてんの。」
「な、泣いてなんかいねぇよ!!」


俺、田島 一哉(たじま かずや)情けないことに彼女にフラレタ。もっと情けないことに泣いてる。正確に言えばうる目って奴だ。


「嘘つけ。今、桃歌がいじめたら泣きそうな勢いだもん。」
「う・・・」


何も言い返せねぇ・・・


「で、一哉君はどうしたいの?いつまでもそんなコトしてるわけにはいかないし。」
「いや・・・ちょっと桃歌に聞きたいことがあってさ・・・」
「なになに? 彼女への復讐法とか?!
「俺はお前みたいに腹黒じゃねぇ。」


仕返しとかそうゆうことはしたくない。人にはいい事があれば嫌なことだってあるんだから、俺はそうゆうのを気にしない。


「じゃぁ何?」
「『バイバイ』と『さよなら』の違いってなんだ?」
「・・・・・はぃ?」


桃歌は口を開けたまま首をかしげた。
いつも帰るときに彼女は(ってゆーか元だけど)


「バイバイ」


と言っていた。でも今日、別れたときは


「さよなら」


って言った。どう違うんだ?


「彼女に言われたの?「さよなら」って。」
「・・・・・おう」
「う~ん。意味はきっと一緒だよ。」
「やっぱり・・・」


でもいつものと違うんだよ。なんか・・・こう・・・重苦しい感じで・・・

離れていくかんじで・・・


「意味は一緒。でも意味だけじゃ人の心は揺るがない。」
「は?」


お前日本語話せよとか思った。でもなんとなく桃歌の言っている意味がわかった。


「例えば桃歌はいつも「ばいばい」って言うでしょ。」
「お、おう。」
「でもそれがいきなり「さよなら」になったらどんな風に思う?」


桃歌が帰り際に「さよなら」か・・・似合わねぇ・・・けどそんなこと言われたら
心が痛い。


「その気持が、「バイバイ」と「さよなら」の違い。」



Fin



×××××××××××××××

超久しぶりの更新。一哉君と桃歌です。「真っ赤な自転車で」を見た人はこの2人が解ると思います。
ってゆーかこの2人はカレカノとかいうのではありませんよ!
ただの幼馴染みです。



04・05・15 桃栗さくら



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