流れ流れて…

流れ流れて…

PR

お気に入りブログ

riemama☆の【本日は… riemama☆さん
SCOOL BUS☆ 3色饅頭さん
I'll Sleep When I'm… り〜やん☆(^-^)ノさん
ぱなっちの窓 木奈子さん
まったくもぅ さーにさん
◎かなかな日記◎ kanavistaさん
Que sera, sera 英玲さん

コメント新着

♪かんな♪ @ NOVAさん >訪問のたびにコメントを入れてみるんで…
NOVA@ Re:銀行の名は。(09/28) 訪問のたびにコメントを入れてみるんです…
♪かんな♪ @ 木奈子さん お久しぶりですっ!ご無沙汰しちゃってご…
♪かんな♪ @ NOVAさん ありがとうございます~。ほんとに夏休み…
木奈子 @ Re:9ヶ月ぶりに… 生きてます。(08/01) それは、大変な9ヶ月でしたねっ! 手術な…

プロフィール

かんな_SLO

かんな_SLO

2007年03月17日
XML
カテゴリ: 音楽ぅ
地元サンルイスオビスポには交響楽団があり、


つい最近、
コンサート当日のドレスリハーサル(本番と同じことをするリハーサル)が
無料で 一般公開 されていることを知りました。
しかもお子様大歓迎!

こんないい機会を逃す手はない…ということで、
本日行ってまいりました。


初めて入ってみましたが、
新しくて綺麗なホールでした。
無料だっていうのに、
案内係のおば様たちがちゃんといて、
こてつと私を座席まで案内してくれました。

30分遅れていったにも関わらず、
(リハーサル中、好きな時に出入りが出来るシステム)
前から5番目の列に陣取ることができました。

本格的なコンサートホールは初めてのこてつ、
周りを見回して、ちょっと圧倒され気味。
一人で座るのが不安らしく、私の膝の上に落ち着きました(重いよ
「お子様歓迎」なんて書いてあったから、
子供がそこらを走り回っているのかと思いきや、
結構し~んとしているじゃないですか…
お子様連れよりも、ちゃんと聴きに来ている年配の観客の方が多いように見えました。
ああ、これじゃこてつはあんまり長持ちしないかも…と、ちょっと落胆。



ワーグナーの
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲:Prelude to "Die Meistersinger"

コリリアーノの
『レッド・バイオリン』からかシャコンヌ:Chaconne from The Red Violin

そして、ムソルグスキーの
『展覧会の絵』:Pictures at an Exhibition


ゲスト・バイオリニストに、 アン・アキコ・マイヤーズ
クラッシックの大ファンとは言えない私でも知ってる人だったのでかなり期待して行きました。

30分遅れて行ったので、
ワーグナーは聞きそびれました。
「レッド・バイオリン」は、
ところどころかなり劇的なので、
打楽器がガシャ~ンと来る度に
こてつは耳をふさいで眉をひそめてました。
子供にはちょっととっつき難い曲だろな、これは。
こてつだけかと思ったら、
最前列でも耳をふさいでいる男の子がいました(笑)。

バイオリニストのマイヤーズはさすがに素敵。
どうしてあんな音が出るのだろう…。
サンルイスオビスポの地元音楽家(老若男女ごちゃまぜ)のオーケストラがバックであるせいか、
またその差が歴然と出てしまっていて、ちょっとアンバランスなほどでした。

「レッド・バイオリン」の後、
プログラムにはなかった「ダニーボーイ」を演奏してくれたのですが、
これがまた良かった。
こてつもこれには、手を耳から外して聞き入っていました。

マイヤーズがステージを降りた後には
オーケストラによる『展覧会の絵』。
私にとって、なぜか昔から思い入れがあるこの組曲。

小学生の頃、中村紘子さんのコンサートで聞いたのもこれ。
その直後に見に行った地元のバレエ団が演じたのもこれ。
ドイツで英語の話せないおじいちゃんと意気投合するきっかけになったのもこれ。

中村紘子さんのコンサートの後、
ピアノの楽譜を買ってきて弾いてみようとしたけれど、
かろうじてプロムナードの音を拾うだけで精一杯だった…

―と、思い出いっぱいの作品なのです。

こてつもNHKの「ゆうがたクインテット」でプロムナードの冒頭を聴いたことがあったので、
「あ、クインテットの歌だ。」と、身を乗り出して聴いていました。


あああ、コンサートホールで音楽を聴くなんて何年ぶりかな。
家で、安いCDプレーヤーから流れてくる音楽を聴くのとは訳が違うのです。
体全体で聴ける感じ。音楽が肌からもしみ込んでくる感じ。
それを、こてつを膝に抱いて一緒に体験できたのです。

サンルイスオビスポのオーケストラは、
世界をツアーで回っているような有名な交響楽団ではありません。
でも、高校生位の女の子と70歳出ているようなおじいちゃんが、
肩を並べてバイオリンを弾く姿には、
音楽への意気込みが感じられて何とも暖かい気持ちになりました。

『展覧会の絵』の最終章、「キエフの大門」が壮大なクライマックスを迎える頃には、
不覚にも目頭が熱くなってしまいました。何だかすごく嬉しくて。

さらに驚いたことは、
こてつが最後までちゃんと聞けたこと。
レッドバイオリンから展覧会の絵まで休憩を挟んで1時間半くらいあったはず。
それを騒がずぐずらず、私の膝でずっと聞いていました。
隣のオジさんが席を立ちながら、
「最後までちゃんと聴けて偉い子だねぇ。」と褒めてくれて、誇らしげな顔のこてつ。
「楽しかった?また来る?」と聞いたら、
「うん、また来る。」と大きく頷いていました。


いや~、何だかとっても充実した午後でした。
次回のドレスリハーサルは5月だそうな。
ブラームスのピアノ協奏曲だって。
楽しみだなぁ(すっかり行く気)。


にほんブログ村 海外生活ブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年03月20日 03時18分51秒
[音楽ぅ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: