ラメな毎日

ラメな毎日

【海賊】

DVD【Le Corsaire(海賊)】 (The Kirov Ballet)

(収録:1989年キーロフ劇場)

ワーナーミュージック・ジャパン キーロフ・バレエ/バレエ「海賊」【海賊】
アシルムラートワの魅力全開!こんなに可憐なメドーラなら、コンラッドのみならずアリだって
夢中になるのは不可抗力なのよ、と納得のかわいさ。コンラッドと相思相愛ラブラブモードにつき、忠臣アリの想いは永遠に報われないと思われる。眠り薬で簡単に眠っちゃうボスを置いてメドーラと逃避行しちゃえば良かったのに!(忠実な部下だから無理か…)
個人的には、イェレーナ・パンコーワもお気に入り。(メドーラのお友達)
ランケデム役のザクリンスキーも何気に二重丸。コンラッドよりこっちの方が印象的です。

↓日記から抜粋。

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メドーラ役のアルティナイ・アシルムラートワの可憐なこと!お顔もチャーミングでコンラッドが一目ぼれするのも頷ける。それにも増して華奢な手足で繰り広げる動きがしなやかでキレがあって美しいったらない。笑顔が素敵~~(ホの字)。 なんでしょう、この可愛さは。3幕の花園の場面でお花持って足ぱたぱた(これ、何て言うんだ)がいいようも無くかわいらしい。

どう見てもメドーラはコンラッド一筋でラブラブだし、アリにチャンスは全くないと思うんだけど。だから何故アリと踊る場面があるのかよくわからない。実はアリが密かに恋焦がれてることを示すためのお情け?ルジがアリじゃなかったら余計な場面かも~。

89年だからルジも若いし跳ぶ跳ぶ。そして回る回る~~~。その回転早すぎやしませんか~?ブラーヴォの嵐。スゴイよ、やっぱり。

この頃のロシアのバレリーナってみんな手足がほっそりと長くハイレベルで統率されていて、ソツがないというか、全体的にもとってもバランスが良い。総合舞台芸術とはこういうものを言うのよねぇ。

グルナーラ役のイェレーナ・パンコーワもお気に入りリストに追加決定。奴隷市場でパシャに気に入られてちょっかい出されるときに、いやいやをするのがかわいすぎです。そんな仕草されたらもっとちょっかい出したくなるって…。
ソロも良いけど、ランケデム(コンスタンチン・ザクリンスキー:この人アシルムラートワのご主人なんですね)のリフトが軽々と高くて絵になってました。

ルジのことをあんまり書かなかったけど、まぁいいや。
ストーリーはたいしたこと無いけど、華やかで楽しくてとっても楽しめました。

90年11月に書かれた解説には、『90年春から客演ということでABTのシーズンに参加してそのまま国外で踊り続けるのではと危ぶまれている』と締めくくられています。あの時すぐに帰って来てくれてほんとに良かった。アメリカに馴染んでいたら、今のルジを観る事はなかったと思うと感慨深いものがありますね。

今こうして日本で頻繁に舞台を観ることができるのも時代の流れ。同じ時代にめぐり合ったのも、全て幸運だったとしか言いようが無いです。

ニジンスキーみたいに一切の映像がないと、私みたいな最近のファンはこうして若きルジマトフを観る事はできなかったわけで。今がいい時代なんだなー、と強く思いました。
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