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ラメな毎日
【椿姫】
ノイマイヤー【椿姫】
ノイマイヤー【椿姫】
(収録:1987年/ハンブルク・バレエ)
マルグリット・ゴーティエ: マリシア・ハイデ
アルマン・デュヴァル: イヴァン・リスカ
老紳士デュヴァル: フランソワ・クラウス
マノン: リン・チャールズ
デ・グリュー: ジェフリー・カーク
見終わってため息......。
とても良質な映画を見た気分です。
バレエの舞台映像というより、きちんと物語として撮った言葉のない映画のようでした。
そして、これ本当に87年の映像ですか? 光と影、色が美しいです。
と言っても、ショパンの調べにうとうとと1回目は寝ちゃったのですが...。
2回目はちゃんと(?)起きて見ました。
振付のノイマイヤーが、主演のマリシア・ハイデとお昼を食べていた時突然アイディアを得て、ハイデとともに椿姫のすべての場面が思いついたというから、芸術家のものを生み出す感性とはすごいものです。
マルグリットが亡くなったあとから物語が始まり、アルマンがマルグリットの持ち物に思いを馳せるたび、回想シーンとなってマルグリットとの日々が鮮やかによみがえります。ショパンの曲が巧みに場面を奏であげ、とてもマッチしています。
○○◇○○◇○○◇○○
競売にかけられるドレスを手にとり、マルグリットとの出会いを思い出すアルマン。
はじめは青年をからかっていたのに、アルマンの真剣さに心動かされていくマルグリット。足元に倒れこむアルマンに、「この人を愛してしまったのかしら?」と少しうろたえ、そっと彼の髪の毛に触れようとする手の動きにまだ戸惑いがある。流されそうになっては離れて、引き寄せられては流される心の移ろいを、ハイデはきめ細かい表情で表していました。
ふたりが初めて言葉を交わしたのは、その日バレエ「マノン」が公演されたサロン。
これがふたりの行く末を暗示していた。
このとき見たのが「マノン」じゃなかったら?
リボンのついた小さなつばの帽子は田舎で暮らした幸せな時の象徴。
別荘でのひとときは二人の愛が一番純粋なとき。穢れのない純白の衣装がひたむきなマルグリットの思いをよく表している。
公爵に首飾りを投げつけて二人でいることを宣言したマルグリットにはもう迷いがなく、アルマンにすべてを委ねてまっすぐにアルマンを見つめている。
ここのアルマンとのPdDと、それに続くアルマン・パパ(デュバル氏)とのPdDが秀逸。
マルグリットを訪ねたアルマンの父(デュバル氏)は、彼女が差し出した手をとろうとせず、マルグリットは不安の色を隠せない。デュバル氏は彼女を罵倒するつもりで来たはずが、マルグリットが息子を本当に愛していることがわかり、気の毒に思いながらも別れてくれるよう頼む。
マノンの影に捉われて自分を見失いかけながら、どんなに愛していても所詮自分は高級娼婦だと思い知り、ついにアルマンと別れることに承諾する。
アルマンの元を去る決心したあとのPdDはとてもつらい。この人と別れるという思いが手足を縮こまらせて、はじめのPdDとは同じように踊れない。アルマンを送り出した後泣き崩れるマルグリット。どんな思いで嘘の手紙を書いたのだろう。
街で再び出会った二人は互いに雷に打たれたように立ちつくしてしまう。マルグリットが思わず落とした椿の花を、無言で差し出すアルマン。すでに傷つきあった二人には、距離が縮められない。ひどい仕打ちを受けたと思っているアルマンはマルグリットを傷つけようと彼女の友人に手を出して苦しめる。そのことが今も自分自身を苦しめているように、また現実に引き戻されるアルマン。まるで悪夢から目覚めたときのように、苦悩をひきずっている顔。
無造作に置かれた黒いヴェールを手にとり、最後の逢瀬の記憶がよみがえる。
まるで喪に服したような黒い衣装のマルグリットがアルマンを訪ねてくる。黒いヴェールをとった顔には悲しみが浮かんでいる。自分を苦しめるのはやめてほしいと訴えるマルグリットに、想いをたたきつけるようなアルマン。ふたりはせめぎあい、燃え上がる。
幸福な眠りに落ちると、またマノンの影が彼女を苦しめ、自分はこの場にいてはいけないと立ち去ってしまう。
再び自分を置き去りにしたマルグリット。再び心に痛手を負ったアルマンは、舞踏会で彼女につらくあたり、責めたてるように乱暴に振舞う。わざと他の女性との仲を見せ付けて、傷つく彼女を嘲笑う。借りた金だと札束を叩きつけ、公衆の面前で彼女を侮辱してしまう。
傷ついた痛みが、彼女を傷つけずにはおれない。彼女を悲しませ、痛めつけ、彼女をずたずたにしてしまうまで傷口をひろげてしまう。それで気はおさまるどころか、手ひどいやり方で傷つけてしまった自分に、ますます傷ついてしまう。
なぜこんなに二人は悲しい存在になってしまったのだろう。
我に返り現実に戻ると、マルグリットの侍女から日記を手渡される。
アルマンは静かにページをめくり、読み始める。
愛しいアルマン... 日記の出だしはこんな感じだろうか。
弱ってやつれた自分の酷い顔にショックを受け、頬紅をぬりたくるマルグリット。血色の悪さをカバーするように、敢えて真っ赤なドレスを着てサロンへ向かう。あまりのやつれた顔にまわりも驚きを隠せない。奇しくもその日「マノン」が公演されていた。
あの日のアルマンを思い出し、弱った瞼を閉じる。目を開けるとアルマンがサロンに入ってくる。思わず舞台を遮り彼の肩に手をやると、それはアルマンとは別人だった。
弱って老いさらばえた顔をさらすハイデはすごい。(特殊メイク?) 自分の弱った気持ちが鏡にはそう映るということなのか。鏡に映ったマノンとデ・グリューに向かって振り返ると、化粧をしたマルグリットに戻っている。死にゆくマノンと死にそうなマルグリット。マノンと運命がシンクロする。
ここのパ・ド・トロワは、神に召される二人が静かに美しく命の灯を消していくような、そんな感じでした。
もう自力で立ちあがることも難しかったのに、アルマンの幻を見て思わず立ち上がり、そこでついに息絶える。幻でも最後に会えてよかった...。
日記を読み終えたアルマンは、一体どんな気持ちでマルグリットの日記を胸に抱いたのか。
そこには最後までマルグリットが自分を求め、孤独に死んでいったことが綴られていたのだろう。
この女性を自分は激しく傷つけてしまった。傷つけたまま死なせてしまった。
取り乱すでもなく、顔を歪ませるでもなく、涙もなく、ゆっくりとその場を去っていく。心のどこかに穴が開いたまま。
○○◇○○◇○○◇○○
息子のためを思った父親が、結局は息子を一番不幸にしてしまった。
これが原作者デュマ・フィス自身と彼が愛した高級娼婦がモデルになった小説だというから、よく書けたものだと思う。涙せずには書けなかったはず。
この小説を読んで、デュマ父はどんな心境だっただろう。
マノンと自分をオーバーラップさせていたけど、マルグリットはマノンとは違う。マノンは物欲に目がくらんで自らをおとしめ愛する男を裏切ったけど、マルグリットは愛する人のために庇護された生活を捨てて生きようとした。別れも彼を愛するが故。いつまでも金と男を天秤にかけていたマノンとはちがう。
それなのに、マノンはデ・グリューの腕のなかで息絶え、マルグリットは孤独に死んでゆく。
日記を手にアルマンが去ったあとは、主人のいないがらんとした家。
なんともいえない余韻が残る作品でした。
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