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映画の後、札幌ファクトリーをのぞくと、北海道の特産品を紹介するイベントが行われていた。そのステージになんと、マルヤマンが登場した。マルヤマンとは札幌円山動物園で地味だが、目覚ましい活躍をしている飼育員が生み出したキャラで、今、円山動物園内ではあちこちに手書きのポスターを見かけることが出来る。それが、なんと着ぐるみデビューだ。ユルキャラ相撲こそ負けたが、そこは動物をも癒すキャラで勝ちにはいかないところがまたいい。調子に乗って、2月17日には「マルヤマンのテーマ」でCDデビューだ。今年の紅白にマルヤマンが出たらどうしよう、ともう楽しい心配をしている。
2010年01月30日
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先週末は木曜日から新年会の3連チャンに続いて、日曜日は日帰り東京出張と多忙な日々だった。日曜日は、どうしたら病理解剖の減少をくいとめることができるか、という研究班の会議だった。アンケート調査によると、臨床医からは画像診断の進歩と多忙さ、病理医からは研究に重点があり、病理解剖への熱意の低下などの理由が挙げられていた。個人的には、日本国内での病理解剖への理解の不十分さがあると思う。そもそも病理医といってもほとんどの人は何をする医者か説明できないだろう。ともあれ、その会議で、20数年ぶりに研修医時代に知っていた内科の教授に会った。私の顔を面影がある、と覚えていたその教授は、研修医時代の病理解剖の経験について講演された。胸部腫瘤と胸水の患者がいて、胸水穿刺したところ、心肺停止となり、そのまま死亡したという。原因解明のために病理解剖の承諾が得られたが、医師生命もたった半年で終わりかと夜も眠れなかったという。その病理解剖で胸部大動脈瘤の破裂とわかり、家族の理解も得られて、事なきを得た、という。それ以来、全ての病理解剖から学ぶことが多かった、という話だ。もしも、家族が病理解剖の承諾をしなければ、こんな話にもならない。一般人の普遍的な理解が求められるゆえんだ。さて、行きの飛行機からは富士山からアルプスまで見通せるいい天気だった。一富士、二鷹、・・・とはいかないが、今年初の富士で、なにかいいことあるだろうか・・・。
2010年01月27日
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1回目は3D,2回目は通常画面の字幕。3Dはメガネの上にメガネをかけてみるので落ち着かないし、色彩のコントラストが落ちるので、「青いサル」(ナビと呼ばれるパンドラの人たちを敵対する将軍がそう呼んでいた)など、明るい色でみようということになった。3Dでは映画に集中できなかったせいか、見直すと、キャメロン監督のメッセージがより鮮明に伝わってくる印象で、見た甲斐があった。単純に言うと、「地球環境を破壊する人類のエゴと文明への警告」が主題に思える。肌の色と文化の違いで人を差別することの無意味さや、力づくで物事を解決しようとする戦争への警鐘なども伝わってくる。やはり映画は画面とセリフを十分に堪能しないとテーマがぼやける。改めて見直していい映画だったと思える。「タイタニック」も文明への警鐘と自己犠牲がテーマになっていたと思うが、この監督はどこか人類の文明を冷めたところで見ているような気がする。今週、将来医療系を希望するある高校生が40人ほど、当院に見学に来た。あらかじめのアンケートで質問がリストアップされていたが、そのレベルの低さに驚いた。「女医になると女としての人生を捨てなければならないと聞いたことがあるが、本当ですか」「高校生で重大な病気になっている時、どうしたら気がつくことが出来ますか」「健診で病気がみつかったら、どうしたらよいですか」などなど。しかし、中には知ってか知らずがドキッとする内容もあって「健康の定義ってなにですか」など。それにしても、医療系を目指す前に、こいつらもっと文明と社会に目を開いたほうがいいと思った。実は私の高校の後輩・・・さもありなん。
2010年01月14日
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そんな勉強会で旭川へ日帰り出張してきた。講演のメンバーが医療安全管理学教授などのそうそうたるメンバーで拝聴するのを楽しみにしていた。しかし、その中で札幌にある病院の院長の話が素晴らしかった。この院長が着任早々から、老朽化した病院なので、水漏れ、漏電と停電などの事故が頻発し、手術も原因の有無を問わず合併症が起き、食事や掃除など医療レベル以前の問題のクレームも頻発していたという。まず、医療事故に関しては初期対応だけ現場にお願いして、「あとは私に任せて、次の患者を見てください」と一手に引き受けて対応した。一方で、事故防止の教育・訓練を始めて、笑い顔など真剣に参加していないスタッフが居た場合は「はい、やり直し」など安全教育にも力を入れ、医師からのインシデント報告も積極的に出すように指導した。説明と同意の場面には、出来るだけ院長自ら参加して、患者の立場から医師に「具体的にこの手術の死亡率はどれくらいですか」と聞き難い質問をして説明を補充しているという。カルテは患者が見ても分かる必要にして十分な記録をと、英語や略語を避けてくださいと再教育し、、毎週のラウンドでカルテの記録を点検しているという。しかし、それでも医事紛争が起きた場合には院長が前に立ち、場合によっては裁判でも陳述書を書くなどして必要な主張はするのだという。そのようにして、職員も患者もともに納得できる病院作りによって病院経営も安定してきたという。「経営安定のためにこうしてくださいと言っても誰もついてこない。患者のためにしいては職員のためにというとみなさん協力してくれる」。当たり前だが、実践して結果を出しているからこそ説得力がある。残念ながら、すべての院長にこのようなことが期待できるというわけではない・・・。
2010年01月10日
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今、箱根駅伝を見ながらこれを書いている。昨日は、5区の東洋大・柏原の驚異的な走りで往路優勝を果たした。彼は、去年も圧倒的な区間新で優勝に貢献したが、今年はと聞かれて「自分の記録がライバル、去年より落ちたとは言われたくない」と言いった。そして、その言葉通り、まさしく去年の自分に勝つ記録を残して、区間新を更新した、有言実行だ。去年、余中棄権した選手が再び箱根に来た。再び、走る始めることの恐怖を乗り越えることから始めて、予選会を経て箱根に復活して、与えられた区間を走りきった。去年で走りを諦めていたら、今年の完走と、タスキを繋げる喜びを知ることない人生となったろう。負けたままで終わらない、誰よりも自分に勝つ、ということを教えてくれる、そんなメッセージを箱根駅伝は伝えてくれるような気がする。昨日、箱根駅伝の余韻に浸っていたら、私の携帯電話が鳴った。登録されている番号ではなかったので、いつもは出ないところだが、なんとなく出たところ、無言。何度かもしもしと言ったところで、相手の言葉「・・・誰ですか?」。聞きたいのはこっちだ。謝りもしないので、「間違いだろ!」と言って切った。間違ってもせめて謝って終ってほしいものだ。多分、このまま東洋大が総合優勝を果たすのではないかという勢いだ。しかし、何が起きるかわからない。最後まで目が離せない、そんな物語だ。
2010年01月03日
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