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まなみ@ すごく分かります 今朝7時半過ぎの番組の事ですか? それだ…

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2017.12.31
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2006年12月27日
ファイト

先日 吉田拓郎とかぐや姫の31年ぶりの嬬恋コンサートのDVDを買った。    その日以来ぼくは 毎日そのDVDを観ている。最も楽しみにしていた拓郎が歌う中島みゆきの歌[ファイト]のシーンが1分程に編集されていたのは残念だが それでも充分に心をうたれた。                                観客は50代のおじさんおばさんを中心に三万五千人。               彼等の中には70年安保を戦った者もいるだろう。就職の時 長い髪をばっさり切り七三わけにしてネクタイをしめ、毎朝満員電車にゆられた者もいるだろう。   マイホームという言葉以外には夢も語れず 子供のためにと嫌な上司の小言にも耐え後輩に出世競争で追い抜かれた者もいるだろう。                 おそらく彼等は 振り返る時間もないままに日本の高度経済成長の波の中にのみこまれていった。                                        そんな観客の前で拓郎がギター1本で絶叫する。                                                                      《ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が 笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながら のぼってゆけ     
                                                  暗い水の流れに 打たれながら 魚たち のぼってゆく
光ってるのは 傷ついて はがれかけた鱗(うろこ)が 揺れるから
いっそ 水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば 楽なのにね

                                                  三万五千人が拓郎の言霊に圧倒され 静かに立っている。DVDをとおしてみているぼくでさえ言葉がでてこない。                                                                               
《勝つか負けるか それはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が 笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながら のぼってゆけ》








秘密

その日 男はなんだか不機嫌そうに料理をしていた。                 はじめは アシスタントが急に休んだせいだろうと思っていたのだが よく見ると少し動きがぎこちない。誰かが聞いた。                            「元気ないね どうかした?」                                 すると少し恥ずかしそうに                                  「いや~子供を2人抱き上げた時にあばらが折れたみたいで...。」        カウンターの客が心配そうな顔で                             「おい 病院いったのか?」                                 「いや~ちょっと忙しくて...」                               すると常連客のある病院関係の人が                           「明日 うちの病院にレントゲンとりに来いよ。ほっとくと危ないぞ!」        「いや~ ま~ 」 男はしどろもどろに答える。                      ぼくは 知っている。                                     あばらが折れてるかもというのは事実だが 原因は子供を抱き上げたせいではない。男は常連のお客の病院に行き医者の前で裸になれない理由があるのだ。  少なくとも体から痕跡が消える日までは...                      男から聞いた仮面の告白をどこまで書いていいのか迷っているが 簡単にいえば男の背中には何本もの線状のみみずばれがあり あばらが折れたかもという胸には きれいにピンヒールの跡があざとなって残っているのである。         ぼくが会計をすると 男はその話から逃げるようにぼくを見送りに店の外まで出てきた。歩くだけでも少し痛そうな男の顔をみて ぼくは少し不安になった。やはり はやめに病院で診てもらったほうがいいようだ。                    そこでぼくは男の耳元でささやいた。                            「隣町にある○○医院って知ってる?なんでもきれいな女医さんがやっててアシスタントもみんな女性ばかりなんだって!もしそこに行ってその女医さんの前で服を脱いだら 絶対さげすんだ眼差しでみられるだろうね。そしてきっとピンヒールの跡を指でさわって 痛い?って聞いてくれるよ」                       男の目がキラッと光った後 恍惚の表情に変わった。        







2006年07月31日
ぼくだけは知っている

「おい 野菜炒めの三大要素って知ってるか?」                     カウンターのお客が大声で笑いながら話しかける。                   「いや~材料がなかったんですよ」と 少しはにかんだ表情で魚をさばく大将にむかってさらに「三大要素ってのはな きゃべつ たまねぎ もやしだ!」と叫ぶ。  そしてまわりの客に「この前 野菜炒めたのんだら なすび にんじん セロリを炒めたのがでてきたんだよ!どう思う!」と 話しかける。                まわりの客も「それは野菜炒めじゃないよー」と大将をからかう。           「味は?」とほかの客が聞く。                                「味は よかったんだけど俺は野菜炒めが食べたかったんだ。おまけにウメボシもついてたんだぜ」 店中が笑いにつつまれる中 カウンターの端に座っていた60年安保を戦ったというのが口癖の白髪の常連客がつぶやいた。 「三大要素はともかく うめぼしまでついていたというのは 前衛的な試みではあるが・・・。」と焼酎を一口 口に運び 話題を変えた。「そういえば フランスに店だすって聞いたけど・・・?」 「えっ ほんとかよ 野菜炒めもつくれないのに!」「ミシュランから星なんてもらえないぞ!」「いや うめぼし もらえるよ」などと他の客がはやしたてる。                                      「冗談でまわりの人がいってるだけですよ~ ミシュランなんか考えたこともありませんよ~」と料理をしている手元に目をおとした。                    でも ぼくだけは 知っている。            
15歳から日本料理の世界にはいり キャバクラの楽しさも知らず料理だけをやってきた彼の夢は いつの日にかフランスで店をもちミシュランから星をもらう事だということを。そして 冗談ですといいながらも毎晩 店を閉めた後一人っきりでフランス料理と日本料理の融合を試みている事を・・・。                  まあ それにしても フランスで店をもつことさえ夢のような話なのにそのうえ ミシュランまでとは・・・ ずうずうしいというか まったくいい度胸だよ!        でもね・・・                                            星はもらえなくても普通のフランス人が笑顔で大声で話しながら食べる事のできるすてきな料理は きっとつくれるよ。







2006年07月19日
ジダンについて

世の中どうかしている。                                    ジダンの事件の話である。                                  誰も彼も 暴力はよくないだとか サッカーでは相手が挑発するのは当たり前だとか 子供にどう説明するのだとか くだらない意見ばかりおしつけてくる。     彼は 人種差別というバックグラウンドを背負って生きてきたのだ。         TVで「子供たちには申し訳ないことをした」と謝っていた。               しかし どんなに言いたかっただろう 男には決して言ってはいけない言葉があると... そして もし人からそのような言葉で汚された時は 全てを捨ててでも戦わなければならない時があると...。                          それは くしくもヒデのラストメッセージにでてくる  [誇り] 彼は男が最も大切にしてる誇りを傷つけられたのだ。むしろ自分の全キャリアとひきかえにしたにもかかわらず頭突き一発ですませた彼に男の大きさを感じた。  と ここで                                            「お客さん延長なさいますか?」とむさくるしい男がテーブルにきた。横目にちらっとキャバ嬢をみて「おれの誇りにかけて延長はしない」と胸をはって言うと キャバ嬢は少しぽかーんとした顔をした後 あんたの誇りは安いのねという顔になった。

















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最終更新日  2017.12.31 14:49:55
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