Cafe Worldillia

You're my HONEY

9000番を踏んでいただいたトトロさんに、｢マシンガントーク｣のリクエストを頂きました。遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。
焦らしたくせに相変わらずヘボいです。うすっぺらいです。ペラペラです。
本当にごめんなさい。
もしよろしければ管理人まで感想等お願いします。

｢ちょっと聞いてよ！｣

……また始まった…。
僕の顔を見た途端始まるキミのマシンガントーク。

よくもまぁそんなに話すことがあるもんだ。
溢れ出て止まらないキミの言葉は、一度だって途絶えたりしない。

いくらなんでもここまでくると、｢ウザい｣の対象じゃないか？
大抵の男が好きな｢奥ゆかしい｣女にはほど遠い。

話は尽きないけど、そのほとんどは本当にたわいも無いつまらないことばかり。
｢なんでそんなことまで人に話すんだ｣って思うようなことさえ、キミの口からは絶え間無く溢れていく。

これがキミと僕の共有してる時間のすべて。
キミが話している。僕はそれを聞く。
それだけで僕等は十分。

普通の男にはわかんないだろうな。

彼女は僕に全てを話す。どんな些細なことだって。

僕はその全てを聞く。

彼女は僕に全てを知って欲しいと思う。
分かって欲しいと思う。

だから何でも話すんだ。まるで機関銃のような速さで。

愛しい彼女の全てを知りたいと思う。
分かりたいと思う。

だから僕は、彼女のマシンガントークを隅からすみまで受けとめるんだ。

ハタから見たら、おかしいかな？
それが僕らの愛のカタチだと思うんだけど。

一度たりとも止まらないキミのマシンガントーク。
２人でいる間、キミが喋ってない時なんて無いんじゃないか？

静かに　ムードを楽しむのだって、恋人同士なのにね。

キミが唯一静かになるのは
僕の胸の中にいるときだけ。

大人しくなるんだよな、その時だけは。

いつも一緒にいるキミが、まるで別人みたいに見える。
そんな顔、普段はしないくせに。

本当にズルいよ。

もっとキミのこと、知りたくなるじゃないか。

今日も止まらないキミのマシンガントーク。

映画館だろうが、おしゃれなオープンカフェだろうが、キミのマシンガントークはいつだって止まらない。

話してる時間のがよっぽど長いから、せっかくのコーヒーだって冷めちゃったじゃないか。

食事してる時間がそんなに惜しいのかってくらい、キミの話は止まらない。

相変わらず話しつづけるキミを、愛しいと思ってしまう僕は、やっぱり変わってるのかな？

それでも僕はキミの全てを聞きたい。

もっと、知りたいんだよ。

言葉だけじゃ伝えられないこともある。

言葉じゃ表しきれないこともある。

口から溢れた言葉達は、色んな意味を持つことを知ってるかい？

どんなことにも、ウラってものがあるんだよ。

裏側ばっかり見てきた僕には　真っ正面から向かってくるキミの言葉が

まるで心に突き刺さってくるみたいで。

キミの言葉から　思いもよらない

はっとさせられるような時もある。

ウラもオモテも、真実を見なきゃ。

何だってそう。

ホントの所　見極められるようになんなきゃね。

キミとなら、出来るような気がしてるんだけど、どうかな？

キミのことなら何でも知ってるはずの僕なのに

キミがあまりに気分屋だから　いつも振り回されてる

いつも冷静に　キミを見ていたはずなのに

いつの間にか　離れられない存在になってる。

知りたいことがまだまだ　いっぱいある。
―ＥＮＤ―

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