山猿44です

山猿44です

相談室


職場のメンタルヘルス
「よう眠れてる?」を口癖にしよう

講演録
講師:藤井久和氏(大阪産業保健推進センター相談員)
日時:2004.2.19
主催:関西経営者協会

「いつもとちゃうみたい」に見える仲間に「最近疲れてるようにみえるけどな」「眠れへんのとちゃう」と声をかける職場がメンタルへルスを向上させる。
「なんか最近の君はおかしいで」は禁句とのこと。

ゆううつを訴える者と「励まし」
趣味的なことで気が晴れるならそれは「スランプ」。少しの励ましも有効。
平日の朝にうつ状態というのは多くは「職場不適応。」
夕方・週末にうつ状態をきたすのは「消耗うつ。」励ましは禁。
休日もうつは「うつ病。」励ましは禁。

悩みを聴く

初回の面談は答えやすい質問でリラックスさせる
「今の職場への通勤時間は?」「あなたの趣味は?」「あなたの性格は?」「ご家族は何人?」「奥さんは専業主婦?どんなタイプ?」「お子さんは何人?幾つ?」
次の段階で悩みに焦点を合わす
「今の仕事は難しい?」「上司はよく指導してくれる?」「職場の雰囲気は?」「現在困っている問題は?」
職場の人間関係に疲れ「ゆううつで仕方がない」という訴える者には
「趣味的なことをしたら気が晴れる?」と訊き、気分が楽になると話すなら相談を継続。充分傾聴後「スランプ」と伝える。込み入った状況のある者には今の状態を手記に書かせるのも効果的。
不眠・不安感・抑うつ感などを訴え、相談だけでは解決しないと思われた者には
「不眠・不安感・いらいら・ゆううつ感の内、どの症状が最もつらい?」と訊き、専門医に受診し、精神安定剤の投与が「得」と助言。

最近の入眠剤

臨床事実として「長期間続けても量が増えることはない」「習慣性にならない」「体内に蓄積されず服用を止めると2週間で体外に排泄される」「ボケを早めたり身体の臓器を傷めない」ことを経験。
内科の場合は安定剤が十分投与されないことがあり「精」の専門医の紹介が望ましい。

心の健康法の第一は「担当職務のマスター」と重ねて話された。

山猿の思い
雨降りを好まない人も上等の傘を買ったら<雨降らないかなぁ~>という気になるのでは。
仕事に使えそうなフレーズを仕入れて客先で言って見たくなる
仕事で使えそうなPCの操作を知り使ってみたくなる
そんな状況に自分を置くよう、学習を重ねろょ!と言いたい
身近なところに「元気の元」は転がっているはず。
発酵させて腐らすのか豆腐にするのかは自己責任!

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(2004-02-19のDiaryに戻る)


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