さるぞうのページ

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黄
親父の師事している先生が言うには、「ポートレートも別嬪さん撮らなええ写真にならん。それと同じで風景もええとこ行かなええ写真はできん。」
一理はあるのですが、マクロは別ですね。庭の薄汚れたプランターに植えられている花も、切り取れば匂ってきそうなほど生命感がある。

市井にて一隅を照らすこの花の弾けんばかりの力をもらう

もともとは昆虫との共生関係を因子として進化してきた花も、その美しさゆえに人間の手でいろんな種が交配されて、多くの人工種が育っている。彼女たちは自分の存在理由など考えない。

ただ精一杯生きている。命とはそういうものだ。

それ故、考えすぎて疲れた人には、花とか子供とか邪気の無い存在がとても癒しになるのだろう。

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