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まずはお知らせを。本日本館サイトの読書感想文、クラーク『太陽からの風』をアップしましたので、そちらも宜しくお願い致します。桜の季節も終わりを告げ、日差しも日毎に強くなってくる。生命が一気に溢れてくるこの季節、新緑が大変美しい・・・。などとポエムってる場合では無い。新緑に溢れるというコトは生垣も一気に伸び始めるわ、雑草も大増殖を開始するわな季節がやって来たというコトである!!これはもう(無駄に)土地があって金は無いウチみたいな家にしてみればたまったモンでは無い。ほったらかしにすれば雑草に覆われて薮蚊や害虫の温床になって、近所にも迷惑掛けまくるし、生垣だってボサボサはマズい。なので、今朝から家族総出で生垣の手入れを中心に裏庭を綺麗にする大作戦を展開。去年かなり広い面積にブロックを敷いたため、雑草取りの量は軽減されたけれど、生垣は本当にタイヘン。電動バリカンでガガガガとやるのは良いけれど、コレ結構重いのだ。日頃の運動不足の影響がこんなトコにも出てしまった。しかも自分の腕が悪いため、ジグザグやら段段になってしまい、何度父ちゃんに「オイオイ」と突っ込まれたコトか・・・。それでもなんとか仕上がって、また半年は軽い手入れで済むだろう。これでのんびり出来ると思いたいところだけれど、世の中そんなに甘くは無いようで、今年のGWは離れのトタン屋根のペンキ塗りと雨漏りの修繕やら、ブロックを敷く面積の拡張やらとするコトが多い。と言うか、ここ数年はそんな感じばかりで、連休=肉体労働となってしまい、決して行楽という言葉は出てこない。一通り片付いた時にはヘロヘロになっていて、残りの休日は寝て過ごすのが常。う~ん、イカンイカン。せめて地元の博物館くらいは行かなくては(観たい企画をやっているのだ)。そして似たような連休を過ごす全国の皆様、頑張りましょう!!
2006.04.30
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NHKの番組、『探検浪漫 世界遺産』で今日はカイロの旧市街を特集していた。エジプトと言うと、どうしてもピラミッド等の古代王朝に目を向けてしまいがちだけれど、イスラム世界になってからのカイロも実に魅力に溢れた世界だと知り、とても面白い内容だと大満足!世界各地から多くの物資や人々が集まり、中世には世界最大の都市の一つともなっていたそうで、『アラビアン・ナイト』の物語もこの時期に成立したのだそうな。で、その『アラビアン・ナイト』で衝撃の事実を知ってしまった・・・。アラジンって中国人だったのね!もうテレビ観ながら「え゙え゙っ!」と叫んでしまったほど。(観てはいないけど)ディズニー映画の『アラジン』なんてどう見たってアラブ系の人だったはずだぞ。もう世界中のディズニーファンはぶっ飛ぶんでないかい・・・。そう言えば『海底二万里』のネモ船長も白人だと思っている人が多いが、イスラム系の人物であるとパティさんに教えてもらって驚いた事があったな~。文学や物語ってうわべだけの知識では全くダメなのだなと感じてしまった・・・。他にもイスラム世界と言えば思い浮かべる、腰クネクネのベリーダンス、エジプト古来の安産祈願の踊りにインドの舞いが融合して現在の姿になったとか・・・。『アラビアン・ナイト』同様、文化の融合をここにも感じますな。さて、そんなイスラム世界の文化を巡る番組のラストでとても感動してしまう場面が。カイロの全人口の殆どはイスラム教徒の人々。けれど、1割にあたる約150万人の人々はコプト教の信者だという。コプト教とは初期のキリスト教の姿を留めた宗教らしく、かの地にイスラムが広がる以前から信仰されていたらしい。そんなコプト教の教会でキリストの誕生を祝うミサの最中に、教会の近隣に暮らすイスラムの人々がやって来て共に祝っていた。その場面を見た瞬間に目頭が熱くなってしまった。いや、本当に・・・!どこぞの国のエライさん達よ、この姿をよく見て欲しい。「やれば出来る」という話では無い。彼等は古の時代からこうしているのだ。それがいつからあんな血で血を洗う世界に変えてしまったのだろう。正義だの権利だのという主張も、他を尊び、つつましくも力強く生きる彼等の姿のには決して敵わない。そう思った・・・。
2006.04.29
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最近筑波宇宙センターを名乗り、「格安での宇宙旅行に当選しました。なので旅行代金を振り込んで下さい♪」という電話やメールがあるらしい。JAXA(宇宙航空研究開発機構)はJTBでは無い!何が悲しくて一般の旅行の斡旋をせにゃならんのだ。そもそも応募もしてないのに、「アンタ当たり」と言われたってマトモに従う人がいるのかどうか・・・。もう下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な作戦なのかもしれない。詐欺師連中の金への執念たるや、オソロシイですな。その知恵と情熱を別の所に向ければ良いのに・・・。前にもここで書いたけれど、宇宙はまだ一般人が旅行感覚で行くような場所では無いと思う。物見遊山の金持ちを乗せるスペースで一人でも多くの科学者や技術者を送り込んで、人類の新たなステージへの第一歩を築いて欲しい。皆様、アヤシげなメールや電話にはくれぐれもご注意を~。ちなみに、このニュースを知った時、H2Aロケットに括り付けられてすっ飛んで行くホリ■モンを想像してはいる・・・。拘置所暮らしで痩せたみたいだから、ペイロードも軽減されてますぜ。(笑)
2006.04.28
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本というモノはベストセラーだから面白いという訳でも無いけれど、この『ダ・ヴィンチ・コード』は読んでいて素直に面白いと自分は感じている。洋の東西を問わず、古代から続く物の歴史というヤツがとても好きなので、それらにまつわるストーリーや、天才画家の隠した秘密みたいな雰囲気がとても魅惑的だ。作品の内容については、映画の公開も近いという事もあるので、ここで書いてしまうと興ざめされる方もいると思うので、特に書かないけれど、教会が「ムチャクチャぢゃん!!」と怒っているのはあまりに有名。そりゃ教義をひっくり返してしまうような物語が世界中で話題になれば、当事者としてみれば心中穏やかでは無いだろうし、「はい、話のとおりです」と答えたとしたら、寛容とか、柔軟とかではなく、ポリシーが無いだけだと思われるだろう。いつの世でもどこの国でも大胆な異説とか秘密、陰謀論みたいなのには人気が集まるモンなんでしょうな。“可能性のひとつ”として楽しむ程度にしておくのが無難なのかもしれない・・・。で、そんな“衝撃の真実”以外に、話の進め方が何やらワクワクしてしまうのだ。ページをめくるのが楽しみだし、通勤電車の中で読んでいる時なんて、降りる駅が近くなって来ると、読むのを中断しなければならないのが腹立たしくなってしまう程に。自分の中でも久々にヒットですな、コレは!で、この手の作品を読むと、実際に舞台になる場所とか、絵画を観たくなるのが人の性。でもいかんせんヨーロッパは遠いですな~。話が聖徳太子あたりのモノだったら、GWは間違いなく飛鳥に行ってるはずだ・・・。『ダ・ヴィンチ・コード』を読み終えたら、『隠された十字架』を再読してみようかな~。
2006.04.27
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お隣中国が誇る世界遺産、万里の長城。始皇帝が北方の騎馬民族の侵入を防ぐ為に築いた土塁に始まり、最終的には全長6000kmにも及ぶ世界最大の建造物であるのはあまりにも有名。そんな長城が最近の調査で手厚く保存されている状態は全体の2割程度である事が明らかになったという。残りの部分はというと保護の手が行き届かず、消滅の運命にあるという。ある意味仕方がないだろうなとは思っている。西域に近ければ近いほど砂漠になって行くはずだし、そんな部分の城壁は風と砂で風化してしまうのは自然の摂理のような気がするし。・・・と思っていたら、城壁に使われている石材を建材として持っていってしまう人もいるようだ。何やら複雑な気持ちになってしまう話ですな。世界遺産=人類共通の宝と考える事は出来ても、彼の地で暮らす人々はなかなかタイヘンな毎日を過ごしているはずだ。過去の歴史がどうのこうのよりもまず日々の暮らしを優先したくなるのも当然の話だと思う。一番良いのは政府やら国際機関やらが人々も遺跡も保護できる程の政策を行う事なのだろうけれど、あそこまで広大な国土を持つ中国ではパパパのチョイで出来る事ではないだろうし・・・。過去の遺産を何もかも残しておくというのは本当に困難なのはどこの国でも同じ話。日本でも地元の経済活動を優先させなければいけない為に保存を断念せざるを得なかった遺跡が幾つかあるという。何も考えずに破壊してしまうのと、然るべき記録を残して永遠の眠りについてもらうのとでは後に残るモノがきっと違うと思うのだ。出来る限りの事で良い。時間も掛けて良いから古代の記憶を未来へ繋ぐ橋渡しを担う方々には頑張ってと伝えたい・・・。
2006.04.26
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今朝まではクラークの『太陽からの風』を読んでいたのだけれど、まず表題作を読んで、残りの短編を読み始めてからはチョイとビミョ~な印象が・・・。イマイチ乗れないと言うか、SFを読みたい気分では無いと言うか。という訳で未読の『空中ブランコ』にしょうかと思っていたら、職場の同僚に頼んでいた『ダ・ヴィンチ・コード』が手元にやって来た。この作品一年以上前から話題になっていたし、映画も公開されるという事ですでに文庫本にまでなっているにもかかわらず、未読状態だったのだ。新刊で発売された時に買いたかったのだけれど、いかんせんハードカバーの上下巻は買うのに度胸が要るという気分。なので何をどうしてでも読みたいという作家でなければ文庫になるのを待つか、古本かという方も多いだろう。実際に地元のブックオフにあったのだけれど、後でいいやと思っていたら、2時間後には跡形もなくという大失態で今日に至った次第。さて、待ちに待ったというだけに、内容についてはあらゆるトコロで話題になっているので、今更ネタバレも何もあったモンでは無いのだけれど、欧米やクリスチャンの方々が戦慄する程の印象を葬式仏教の日本人である自分が得る事が出来るのだろうかとチョイと不安もある。実際怖い怖いと言われた映画『エクソシスト』を観た時も、イマイチ・・・という感じだったし。その逆で日本や東アジアの古代信仰にまつわるような話を読むと何とも言えない念の深さみたなモノを感じる事はある。やっぱり育った地域や文化の違いで同じ作品に対する感想も異なってくるのだろうな~。それでもレオナルド・ダ・ヴィンチという人物、彼自身の天才いや鬼才と言ったイメージやモナリザ等の作品の数々から受ける印象はすでにダ・ヴィンチ=ミステリアスという等式が頭の中に出来てしまう程だ。今日から読み始める『ダ・ヴィンチ・コード』が、さらに謎めいた世界へ連れて行ってくれる事を期待したい・・・。でも夢にモナリザが出てきたりしたら、はっきり言ってコワい。
2006.04.25
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雑誌の立ち読みでもしようと何気なしに書店入ったら目に飛び込んで来たのが緑色の表紙に浮かぶ赤ん坊のイラスト。「も、もしやこれは・・・!?」と思い良く見ると。帰って来ちゃったのね、伊良部先生・・・。そしてマユミちゃんも・・・。自分はまだ第1作の『イン・ザ・プール』しか読んでいないけれど、我が家は3人も伊良部先生のファンがいるので『空中ブランコ』も買ってある。なので、この新作も是非買っておかねばという事でさっそくレジへ・・・。で、家に持って帰ったら家族は早速読み始めてギャハハと笑っている。う~ん、やはり相変わらずのムチャクチャ振りらしい。人が読んでいて面白そうにしていると、やっぱり早く読みたくなってしまうではないか!!と言いながらもまだ『空中~』すら未読の状態なので、さっさと読まなければいけませんな~。
2006.04.24
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本館サイトのリニューアルにとスタイルシートの勉強を始めたのは良いのだけれど、疑問が次から次へと出てきますな~。買って来た参考書も途中にある自分が一番知りたい部分を読もうと思ったのだけれど、何が書いてあるのかさっぱり???“前項参照”という記述がやたら多くて、結局最初のページから読み直す羽目に。で、やっぱり最初から読むとちゃんと解りやすく書いてあるのだから、我ながら二度手間なコトしてるな~と後悔するコトしきり・・・。今までもパソ系の参考書の類は頭から読むなどという事はして来なかっただけに、ヘタをすると今まで覚えてきた(というか我流で身に付けた)知識はどこかヘンなのかもしれないとヘンな不安を感じてしまっていたりもする。で、その参考書片手に悪戦苦闘しながらとりあえず作ってみたのだけれど・・・参考書のレイアウトそのまんまのパクリ画面になってしまった!!う~ん、こりゃイカン。こんなの公開したら何言われるかわかったモノでは無い。でもとりあえず、スタイルシートなるモノがどんな働きをするのかというコトは大体理解できたので、今度はそれを巧い具合にレイアウトしていく事を考えなければいけませんな。ま~全てをタグ打ちなどと言う無謀な事を考えないで、せっかくビルダーを持ってるんだから、それも有効に使って行けば何とかなるでありましょう・・・。(ってどこか他人事のように話しているような。)
2006.04.23
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メカフェチだと自認しているように、大抵の乗り物・機械を見ているとどうにも血が騒ぐ。出来るコトなら自分で操縦してみたいし、所有してみたい。が、そんなコト余程の金持ちでも無理なので、模型やら写真やらで悶々と・・・そんな中発売されたのが、所謂食玩の日本の翼コレクション。航空自衛隊で使用された(使用中)の航空機を模型化したシリーズで、手のひらに乗る位の大きさなのに良くできてますな~ミニカー以上にマニアックな世界の航空模型は完成品はなかなか手に入れにくいし、プラモデルも塗装するのに一苦労。なので、これらの塗装済み半完成品は本当にマニア的にもありがたい。縮尺も同じなので、F-2は意外と小さいんだな~とか、F-1の華奢なラインは結構見栄えがするんだなとか写真では判らなかったコトも模型ではハッキリしたりと嬉しい話ですな。欲を言えば、主力中の主力機、F-15も加えておいて欲しかった・・・。時代の変遷を知ったりするのにも参考になったりもして、最新のF-2と初期のF-104では明らかに時間の流れを感じて、どう見ても真っ直ぐしか飛んでくれなさそう(=曲がってくれなさそう)なF-104を駆使していた当時のパイロットの方の苦労もしのばれますな・・・。さて、とりあえずは4機を完成させたけど、各種2つのパターンがあるので、時間を見て作って行こうかな。細かいシール貼りがあるので、1個作ると結構疲れてしまうのだ。それでも自分がパイロットにでもなったような気分に浸りつつ、ハタから見れば不気味以外の何モノでも無いような笑みを浮かべながら頑張りましょうかね~。嗚呼、それにしても何ともマニアックな日記なのだろう・・・。(一応説明、左上:F-4EJ改、右上:F-104J、左下:F-2A、右下:F-1)
2006.04.22
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ここ最近早川書房が名作セレクションと題して、絶版になっていた作品を新装版にして出してくれている。そんな中に好きなSF作家のアーサー・C・クラークの著作も加えられている。その第4冊目が今日買って来た『太陽からの風』。彼の著作はこれまで『2001年宇宙の旅』のような長編作品ばかりを読んできたのだけれど、これは短編集。短いながらも面白そうなストーリーが18編も収録されているそうなので、読むのがとても楽しみだ。実はこの『太陽からの風』は作品の存在自体は随分前から知ってはいたのだけれど、新刊は勿論、古本でも見つける事が出来なくて、何とか手に入れられないものかと考えていた作品。現実の世界でも作品中に登場する太陽から来る光の粒子(太陽風)を薄い膜に受けて進むソーラーセールという推進システムが研究・実験されているので、それをより早く題材に使った物語、しかもクラーク氏の作品となれば興味もわく一方だったのだ。なので今回の復刊はとても嬉しい限り。この調子で『地球光』などの他の作品も復刊してもらいたいと切に希望致しますな♪表題作の他にも木星生命とのファースト・コンタクトを描いた作品もあるようだし、せっかくなのでそれぞれの感想を本館サイトに書いておこうかな~。
2006.04.21
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『南総里見八犬伝』、今朝第5巻を読了。今までの巻と違って、中盤以降からは犬士達の出番はチョイとお休みで、里見家でのドタバタが中心になっている。山賊からの成り上がりで隣国の殿様になった男が、浜路姫の美しさにひかれて揉め事を起こしてくれるのだけど、20歳以上も離れてる相手にメロメロになるのもどうかと思うぞ、オッサン。ホントこの八犬伝に出てくる悪役連中はモラルがありませんな。さて、そんな中遂に犬士最後の一人犬江親兵衛仁が登場!里見義実公のピンチの前に颯爽と現れるのだから、格好良いの何の・・・と行きたいトコロだけれど問題が。この親兵衛は自分から「八犬士随一の!」と名乗ってるのである!念のため辞書で随一を調べて見ると随一:第一。第一等。さきがけ。・・・。・・・。・・・。自分から言ってしまうモンか?普通。勝って奢らず、負けても恥じずを地で生きてるような残り七人の犬士に比べると明らかに問題児にしか見えないのだけど。コイツは幼少の頃から義実公を助けに現れるまでは神隠しに遭っていたのだけれど、行った先はひょっとして湯婆婆のトコだったんでないかい???今まで不在だったのに、他の連中をよそに登場と同時にI'm No.1!!とはイヤハヤナントモ・・・。まだ登場しただけなので、これからどうなるのかは先になるようだけれど、道節あたりと衝突しそうでとぉ~っても先行きが心配だ!!伯父にあたる小文吾よ、キミの監督責任は重大ぢゃ♪それにしても文庫本全10巻中の半分まで読み終える事ができて何より。ある時は教訓を得たり、またある時は突っ込みを入れながら、存分に楽しんで来られたような。後半5冊もこの勢いで読み進めたいモンですな。
2006.04.20
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犬士の一人犬山道節、豪傑でいかにも武士といった雰囲気を読んでいて感じる人物。一族の仇を討つべく、仲間の犬士や自分を慕う人々の手を借りて軍団を作り、出陣でい!!とばかりに勇ましい。今までは犬士一人一人の格闘場面が多くて、それはそれで個々の魅力が際だっていて面白いのだけれど、今回は初の(だと思う)戦場面はなんだか新鮮ですな~。(と、ここまで書いて物語りの冒頭で結城の城での合戦場面があったコトを思い出してる)犬士全員がそれぞれ大将になれる程の力量なので、上手く纏まるんかいなとつい心配してしまうのだけれど、そんな心配も全く無用で敵に回したら勝ち目無し振りの組織力。で、犬士の面々、見事なまでに互いの能力を補い合ってますな~。勇猛果敢なのは良いのだけれど、一度スイッチが入ってしまうとロケットエンジン並みに突っ走ろうとする道節を信乃が何度もなだめる場面が出てきて、微笑ましい。道節もここまで来ると武将と言うよりも任侠系の頭に見えてしまいそうな。そんなヤツの面倒を見る羽目になった信乃はホントに何かと苦労の多いヒトですな・・・。更に毛野や大角は必死で学んで身につけた知識を最大限に発揮して、物事を有利に進めたり、逸る仲間を諭したりと各々が大活躍。皆で頑張ってやりましょうでは無くて、個々の力が惜しみなく発揮された結果チームが見事に機能する好例ではありませんか!!う~む、色々学ばされるコトの多い『八犬伝』だけど、今回も為になるエピソード。長い長い物語も少しも苦にならないし、犬士最後の一人、犬江親兵衛仁もそろそろ登場するようだ。先の読めなさ具合も相変わらずで、この先も存分に楽しめると良いな~♪
2006.04.18
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作ってからもう1年半ほどになる自分の本館サイト。立ち上げ自体がかなりの見切り発車だったので、つくりも結構いい加減。「中身の文章が命なのだ!!」と強がってみても、作った本人がそろそろ何とかしたいと思うようになってしまってはダメだろう。という事で本館サイトを作り直したいという気持ちで書店に行って、スタイルシートについての参考書を買って来て只今勉強中。何年か前に仕事でHTMLを少しいじくった事はあるので、何とかなるだろうと思っていたのだけれど、これが甘かった・・・。個々のタグの意味は大体理解できても、それを自分のホームページにどうやって反映させれば良いのかがイマイチ見えて来ないのだから、もうどうしたモンやら。つくづく自分の絵ゴコロやデザインセンスの無さを実感してしまっているような。なのでいつになったら新装オープンできるのか解かったモンでは無いし、今までのサイトも読書感想文の更新は続けたいしで、相当な長期戦になるかもしれない。う~ん、せめて9月のオープン記念日には間に合わせるようにしたいな~。(いくら何でもそこまで延ばすのは、ただ本人の気合が無さ過ぎなだけか・・・。)
2006.04.15
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毎日のように受信される宇宙からの電波を小さなデータに振り分けて、世界中の登録者のパソに転送して解析させて、人工的な電波を見つけ出して、地球外知的生命体を探し出そうといのが、SETI(Search for Extraterrestrial Intelligence)。これをモトにして作られたのがカール・セーガン博士の著作であり映画にもなった『コンタクト』。で、それを主催する米惑星協会が、なんと地球外知的生命体が出すレーザー光線など人工の光を探査する専用の望遠鏡を完成させたという。やってる当人達にしてみれば大真面目な計画だし、人工的な光なら星の輝きとは異なって、発信源も特定しやすいという根拠もあるのも理解できるのだけど、これまでの電波解析のようにコンピュータによる処理に比べると、望遠鏡で覗くという作戦があまりに呑気と言うかローテクな雰囲気で、ドレイク博士の方程式やオズマ計画のようないきあたりばったり具合を思い起こさせて、笑ってしまった。とは言っても、無限に等しく、星と星との距離だって人間の感覚では把握できないのが現実で、ワープ航法可能な宇宙船でも無ければ、一つ一つ見て回る事など不可能なのだから、仕方が無い。そもそも天文学は小さな観測結果の積み重ねが大事で、毎年ハッブル宇宙望遠鏡が見せてくれる新発見の多さにも驚かされているではないか。だから、どれだけ時間がかかっても良い。いつの日かきっと成果が出てくれると信じて、自分も夜空を眺めるとしよう。
2006.04.14
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物語の時代が時代だけに、親兄弟に一族、果ては主の仇は何としてでも討つという連中が多い多い。犬士の中にもそんなのがちゃんと(?)いて、どうしようもない主だったけど、その仇を討った荘介、一族の仇を討つために生き別れになっていた妹(=浜路)の最期の願いも「あとで!」と言ってのける道節の執念たるや凄まじいモンですな。が!それを遙かに上回る執念と実行力を持つヤツがいる!犬坂毛野胤智(いぬさかけのたねとも)である。正月にやっていたドラマでは山田優が演じていたそうで、女性だと思っている方もおられるかも知れないが、れっきとした男であります。一族の仇を討つ為に女田楽師に姿を変え、よもや自分がロックオンされてるとも知らずに化けた美しさにデレデレになった悪党の根城に入る事に成功。あとはたった一人で十数人の相手をバッサバッサと切り倒して、更には犬士の小分吾と共に脱出するという一見華奢な見た目とは正反対のパワフルさ。さらにはこの毛野、別の標的に近づく為にある時は乞食に化けたり、居合い抜きを披露して薬と歯磨き粉(笑)を売る薬売りに化けたりともう見事なまでに刺客の適正がありますな。しかも格好だけでなく、化けた商売についての知識までしっかり身につけてるあたりはプロフェッショナル♪仇を討つという執念のみでここまでやれる毛野よ、大したモンだよアンタ。暗殺者として誰かに雇われても充分仕事をこなせそうだし、その器用さなら食いっぱぐれるコトも無かろうて。そのつぶしの効き具合は最早両津勘吉並みだ!それにしても、人の恨みは買うモンぢゃありませんな~。
2006.04.12
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ある者は仇を討つため、ある者は神隠しに遭い、またある者は行方の知れぬ仲間を捜して諸国に散って旅を続ける八犬士。訪れる先々で多くの人々に出会ったりするのだけど、かなり高い確率で・持ち物を盗まれる(そうになる)・盗人と疑われる・殺されかける・殺しの容疑をかけられるというトラブルに巻き込まれているような。これまで彼等の生い立ちを読んで知っている身にしてみれば、連中が何かやらかすような悪党では無いの判っているけれど、作品中の人々にしてみれば、旅人の来訪と同時に何かあれば、そりゃ真っ先に疑いたくもなりますわな。これが犬山道節のように機転がきくと言うか、したたかなヤツの場合はきっと上手い事対処するのだろうけど、(事実道節のトラブル巻き込まれ度合いは少ない)これが信乃や荘介のようにどこまでも真っ直ぐで純真がそのまま人間になったようなヤツの場合は、その性格故に事態を余計にややこしくしているような気も・・・。しかも彼等が気の毒なのは、捕まったその場で即処罰しようという物騒な連中にばかり遭遇しているようで、縄でふん縛られながら、「おい、またかよ・・・」とため息まじりのボヤキが聞こえてきそうでありますな(笑)そんな災難続きの旅を続ける八犬士が里見氏の元に揃うのは一体いつになるのやら・・・。読んでいるうちに気が付くと簡単に数年が経過している物語なのだから、事の発端の人物の里見義実公だってもうかなりの年齢になってるはずだ。何かとタイヘンな人生を歩んでしまった義実公を早く安心させて欲しいモンですな・・・。
2006.04.10
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まずはお知らせを。本日本館サイトの読書感想文、福井晴敏『Twelve Y.O.』をアップしましたので、そちらも宜しくお願いいたします♪それにしても、いったい何事だったのだろう、昨日の黄砂は。湿気なんて全く無いのに、おかしな靄だな~などと思っていたら、車にうっすら積もる埃のような砂粒。ニーハオ、はるばるタクラマカン砂漠からようこそ、日中友好などとジョークをかますような状況では無く、全国レベルでこの状態らしく、視界不良で交通にも障害がでたそうな。日本海を越えたここでもこの状態なら中国や韓国の方々なんぞもっとエラいコトになっているのだろうな。お察しいたします・・・。そして、その黄砂以上にドエラい目にあったのが花粉。花粉症になってから5度目のシーズンを迎えたのだけれど、今までに無いくらいの目の痒みと止まらないクシャミ。運転していてもブヘックシ!!本を読んでいてもバックショエ!!テレビを見ていてもハックショイ!!(チキショイ~)ともういっそコ●してくれと思いたくなるような悪夢の状態。テッィシュだって何枚あっても足りないんでないかと思いたくなる。おかげでこのブログを書く元気も奪われていた程だし・・・。日が変わって今日は何事も無く過ごしやすいのだけれど、いつまたあんな地獄絵巻が繰り広げられるのかと思うと、思い切りヘコみますな。症状が軽いウチに医者に行けば良かったと後悔しても後の祭りとはこのコトですな(涙涙涙)
2006.04.09
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仕事帰りにいつも立ち寄る書店で宇宙飛行士の野口さんの著作が発売されているのを見つけ、迷わずに手に。昨年行われたSTS-114ミッションは映像作品等での記録が殆ど世に出てこないので、NHKの特番があるんじゃないかとか、ディスカバリーチャンネルが何か出すんじゃいかと期待していた自分にとっては、発売される書籍はとても大事に感じてしまう。特に実際にミッションに参加した当人の言葉なのだから、読まない訳にはイカンとマニア魂全開だったりも・・・。で、手に入れて読み始め二日程で読めてしまうかなと思っていたら、風邪を引いて寝込んでしまい、今日からじっくり読み始めるコトに。特に技術論で小難しい内容という訳でも、宇宙から見た地球の姿で何か哲学的な印象を得たというような内容でも無い。判りやすい簡潔な言葉で自分がどうやって宇宙飛行士を目指して、そして本当に宇宙へ行き、何を見て何を思ったのかを綴ってある作品なのだけど、何故か強くひかれてしまう内容。「頑張る」とか「仲間との絆の大切さ」という事を感じさせてくれるのだけれど、説教くささが感じないのが何だか凄いと思ってしまう。言葉だけでなく、実際に実践した人が語っているからなのだろうか、素直に聞き入る事ができるような。今朝半分程読んだけれど、彼の言葉をもっと聞いてみたいと思うような・・・。と思っていたら、もろりんさんから野口さんには他の著作もあるという事を教えてもらった。で、自分でも調べてみたら、おお!あるじゃないですか。タイトルは『オンリー・ワン』思わずあの曲をBGMにして、青い地球をバックに浮かぶディカバリーや野口さん達の姿が。これも是非とも読まなくては・・・!
2006.04.06
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何年振りかで検診に行った歯医者で、5本も虫歯があるコトが発覚、よって通院して治療をし始めたのが2ヶ月前。そして先週の土曜日に最後の1本を処置してもらい、遂に虫歯の撃退に成功!いや~たった2ヶ月の話なのに、随分と長い間のコトのように感じてしまう。行くたびにあのキュイ~ンを聞かされて、思わず体が固まってしまったのも一度や二度では無いはずだ。これで先生がおっかないヒトだったりしたら、もう最悪だけど、親切な先生で一安心だったし・・・。さて、ほとんどの虫歯が初期段階だったとはいえ、5本もあれば治療費だって結構かさむ。初診の時も含めれば軽く5000円を超えている計算になるはずだ。う~む、健康な歯でいればこの出費も抑える事が出来ていたのだと思うと、無念。以後はそういう自体に陥らないように、定期的に歯科検診に出かけようかと思う。虫歯以外にも歯石を取ってもらうのも大事だし。2ヶ月前に除去してもらった歯石がすぐ溜まりだしてしまっていたのには正直驚いたし、歯磨きの仕方が悪いのかと疑問まで・・・。先生曰く、「磨いていても溜まるモンだから」だそうなので、やっぱり定期的に顔を出すのは大事らしい。美味しいモンを食べたりする事が出来るのも、歯があればこそ。なので、皆様も是非歯医者へ行かれる事をオススメ致します。自分で気付いていなくても、ムシバラスが貴方の口の中に・・・。
2006.04.04
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このブログの本館サイトに、読書感想以外にSFメモというコンテンツも作ってある。立ち上げ当初はSF作品によく出てきそうな単位だの設定だのを記録しておこうという主旨だったけれど、すっかり宇宙のアレコレみたいな内容になってしまっている。でもその内容も去年の秋以降更新していない状態で、我ながらどうしたモンかと考え中。そんな時に発売されたのが、月刊誌『Newton』の最新号。特集で銀河系について扱っていた。おお、これは良いネタになるのではないかと思い読み始めたのだけど・・・。まとめきれません!!最早広いだの狭いだの、遠いだ近いだのでは考えられない尺度の世界だし、その『Newton』以外の資料もひっくり返したら、頭の中がゴチャゴチャになって、ロクな文章にならないし・・・。そんな訳で基礎からじっくり見直したいので、サイトにアップできるのは当分先になってしまいそうな・・・。せめて七夕の頃までには何とかしなければいけませんな。それにしても、宇宙というのは知れば知る程不思議に満ちた世界だと思う。自分達が住んでいる地球だって相当大きいと感じても、実際はもっと巨大な惑星が存在して、更にはその太陽系ですら銀河系の片隅にポツンと存在していて、その銀河系もやっぱり広い宇宙の片隅に・・・ええい、きりが無いわい!!どれだけ科学や技術が進歩しても、隣の銀河へ行く事はおろか、自分たちの銀河系の全容を外から見る事だって実現させるのは困難な話だろうけれど、星空を眺めるのが好きな人達にとってはいつか叶えて欲しいコト。あとどれだけ待てば良いのかねぇ・・・。来るべき時代を夢見ながら、とりあえず図書館でお勉強でもしておきますかね~♪(三日坊主だけは避けたい・・・)
2006.04.03
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まずはお知らせを。本日本館サイトの読書感想文、香山滋『ゴジラ』、金城哲夫『小説ウルトラマン』をアップしましたので、そちらも宜しくお願い致します。え?映画やビデオか何かの感想じゃないのかですか?いえ、ちゃんと活字版です。ウチでとっている新聞でも、よその新聞でも料理のレシピなんかが載っていたりする。で、その中から美味しそうなモノを選んで気に入れば、レパートリーも増えていく。世間の情勢を知ると同時に食の幅も増やせるなんて、素晴らしい話ですな♪ビバ!新聞(意味不明・・・)さて、そんな中で見つけたのが野沢菜饅頭というモノ。ご飯のおかずではなく、おやつとしてなのだけど、美味しそうなので挑戦!<材料:6個分>~生地~小麦粉:150g、ベーキングパウダー:小さじ1、砂糖:大さじ1/2、水90ml~中身~野沢菜漬:120g、胡麻油:小さじ1、醤油:小さじ1、いり胡麻(白):小さじ2<作り方>フライパンに胡麻油を熱して、小口切りにして水気を絞った野沢菜漬けを入れて炒める。醤油を加えたら火を止めて、いり胡麻を混ぜる。野沢菜漬けは塩分の多いものもあるので、醤油の量は調整する。小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖をざる等でふるい、水を加えて混ぜ、良くこねる。6等分にして丸めた生地を直径10cm程度の円に延ばして、炒めた野沢菜を包む。蒸気の立った蒸し器に入、強火で10分程蒸して出来あがり~♪で、肝心の味だけど・・・おおっ美味しいじゃないですか!塩加減がちょうど良くて、野沢菜と胡麻油の風味が絶妙ですな。これは是非オススメしたいおやつかも。ただ、チョイと問題があって、蒸したてアツアツのウチに食べないと、生地がすぐに固くなって来た。う~む、分量通りのはずなんだけどなぁ。作ってから時間が経って食べる時は、もう一度蒸すか電子レンジで温めてくださいませ~♪
2006.04.02
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