さとまつトレヴィア

さとまつトレヴィア

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

まつ1166

まつ1166

Freepage List

February 11, 2006
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 映画「ミュンヘン」は難しい映画である。内容がかなり重たい。時代背景、社会背景を理解していないと面白さが半減する。しかし逆に言うとそれだけ奥の深い内容であり、深く考えさせられる映画である。私は何も考えずに笑える映画も好きだが、考えさせられる映画も大好きである。
 ミュンヘン・オリンピックの時代、日本で言うなら赤軍派などの過激派や学内紛争が激しかった時代(60年代~70年代)を経験した人にとっては、当時のことが鮮明に思い出され、人種や宗教の違いによる紛争、反社会的行動といった、平和な日本で忘れていることを思い出させてくれ、考えさせられる深みのある映画である。また、当時のことをよく覚えていない人であっても、イスラエル・パレスチナ問題、宗教間抗争について知識のある人であれば間違いなく映画の後で「う~ん」と唸りながら、この根深く、多くの人たちの努力と犠牲にもかかわらず解決の糸口がつかめないイスラエル・パレスチナ問題や宗教間対立について考え込んでしまうこと間違いなしである。人によっては、今の平和な日本についても思いが広がるかもしれない。

 この映画は、スティーヴン・スピルバーグ監督が、1972年のミュンヘン・オリンピックで実際に起きたパレスチナ・テロリストによるイスラエル選手の人質・殺人事件の真相を、事件に関わった人々のコメントや、史実に基づいて映画化した作品である。
 選手が殺されたイスラエルは、国として極秘に復讐(=テロリストの殺害)を計画し、その特命を受け暗殺チームのリーダーに任命されたアヴナーが、11人の標的を殺害していく、というストーリーである。

 今、世界の新聞は連日「イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画への抗議が、全世界のイスラム世界で広がっている」ことを報道している。今日華やかに開幕したトリノ・オリンピックでは、デンマークの選手に特別警護が付いている。背景が違う部分はあるとはいえ、宗教間対立、民族対立という点では「ミュンヘン」との共通点も多いと思う。オリンピックに出場している選手にいかなる危害も加わらないことを願うばかりである。「ミュンヘン」が上映されている時に、トリノであの時の再現があってはならないと思う。
 ヨーロッパ各国の自由獲得の歴史は、教会との戦いの歴史に他ならない。国によって差はあるものの、政教が分離され、表現の自由が確保されている国民にとっては「ムハンマドの風刺画の何が悪い」ということになるのだろうが、イスラム諸国にとっては「預言者ムハンマドの漫画を書くこと自体が重罪」である。ましてやその表現の仕方が不適切となると怒り心頭になってしまう。
 国による歴史、民族、文化の違いをよく理解することの大切さ、他国、他民族への配慮がいかに大切かを改めて考えさせられるのが「映画ミュンヘン」であり「ムハンマドの風刺画」である。また、「報復」は「憎しみ」を助長し、「憎悪の連鎖」をもたらすだけで、根本的な解決にはならない、ということを教えてくれる映画である。
 日本はどうだろうか。日本にも靖国参拝、従軍慰安婦、戦後保証、領土問題、対中ODAなどなど、周辺国との課題が山積みである。日本の政治家が映画を観て、新聞を読んで、周辺国との良好な関係構築に努力されることを願うばかりである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 11, 2006 01:22:16 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
ボーボー侍@ 脇コキって言うねんな(爆笑) 前に言うてた奥さんな、オレのズボン脱が…
チリチリ@ 次は庭で全裸予定w http://kuri.backblack.net/83n471u/ ち○…
地蔵@ 驚きのショックプライスw コウちゃんがこないだ教えてくれたやつ、…
バーサーカー@ ヌォォオオ!!!!!! http://bite.bnpnstore.com/hgv0qpd/ お…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: