桐妻小説・「I Wish」(短編)w


俺の名前は、桐島明。
東京パイレーツで4番バッターをやっていたが、クビになってしまって、今は桃の木ジャガーズの監督をやっている。
―ん・・・、もう朝か―。
俺は、いつもより早く目を覚ました。
目をこすって、ふと横を見る。
こいつは俺のマネージャー、妻坂正義だ。
ったく・・・、眼鏡をかけたまま、布団もかけないで寝ている。
おそらく、起きているうちに眠くなって、力尽きてしまったのだろう。
「風邪引くぞ。」
俺は、まだ寝ている妻坂を起こさないように、小さくつぶやいて、布団をかけてやる。
そして、そっと眼鏡を外してやる。
ふと、俺は考えた。
前から気になっていたが、どうしてこいつは、クビになって、一文無しになった俺みたいな男についてきてくれたのだろうか?
俺は、何気なく立ち上がって、カーテンを開けた。
するとすぐに、まぶしい朝日が差し込んできた。
妻坂はまぶしかったのか、目を開けた。
「ぅ~ん・・・、朝ですか、桐島さんっ・・・。」
その顔は、まだ眠そうだった。
「あっ、おはよう、妻坂。」
妻坂は目覚ましを見る。
「!?まだ5時じゃないですかぁ~、目覚めちゃったよ~!」
「悪ィな、目覚ましちゃって。まだ眠かったか?」
「あったりまえですよ~。何で桐島さんはこんな早くに起きてんですか!」
「いや・・・、何か、目ェ覚めちゃってさ。」
「―ふぅん、まぁいいですよ。僕、二度寝って何か出来ないんですよね。」
「・・・何で?」
俺は思わず聞き返した。
「何か・・・、体の芯から寝てない感じがするっていうか・・・。」
「へ・・・?二度寝だろうが三度寝だろうが、寝たら一緒じゃねぇか?」
俺は真顔で言った。
「はぁ~、桐島さんみたいなガサツな人にはわかんないですよ。」
「何だよ、それっ!」
俺は妻坂の頭を叩いた。
「痛ッたいなァ~;何するんですか!」
「あ・・・、いや、つい。ゴメン。」
「ゴメンじゃないですよ!!ホントガサツだよ、この人・・・。」
「あ・・・なぁ、妻坂?」
「何ですか!もぉ!」
「・・・何で、お前はパイレーツもクビになって、一文無しになった俺みたいなヤツについてきてくれたんだ?」
「ぇ?いきなり何言い出すんですか。」
「いや・・・。ずっと、気になっててさ。」
「僕にも・・・わからないんですよ。」
「―へ?」
「何か・・・桐島さん、頼りになるっていうか、僕の憧れっていうか・・・いやだな、僕何言ってんだろ・・・。」
妻坂は、笑いながら、照れて赤くなった。
俺は、このとき初めて気付いた。
―俺の本当に気持ちに―。
俺はそっと妻坂を抱き寄せた。
「!?」
妻坂は、驚いているようだ。
俺は、そのまま気が付くと、妻坂の唇を奪っていた。
妻坂は、俺のことを振り払った。
妻坂の顔は真っ赤になっていた。
「なっ・・・、何するんですか、桐島さん?!寝ぼけてるんですか!?きっ・・・キスなんかしてっ・・・!」
「・・・好きだ、妻坂。」
「あぁ、そうですか。・・・!?えぇ?!」
妻坂は本気で驚いている。
まぁ、無理もないだろう。男から告白されたのだから。
「ばっ・・・バッカだなぁ、桐島さんは・・・。今日は、エイプリルフールじゃないですよ?悪い冗談は止めてください・・・。」
俺はまっすぐ妻坂の目を見つめた。
「俺は本気だ!・・・妻坂。愛してる。」
妻坂はあ然としている。
「馬鹿だよな、俺・・・。朝っぱらから変なこと言ってゴメン。でも・・・俺の気持ちは変わらないから。なっ・・・何言ってんだろ、俺。恥ずかしぃなぁ・・・w」
俺は、自分でクサイことを言って、恥ずかしくなった。
「・・・桐島さん、さっきの、嘘です。ゴメンなさい。」
「へ?」
「桐島さんのこと、憧れの人、とか言ったじゃないですか?あれ、嘘です。本当は・・・桐島さんのこと、ずっとずっと、好きだったのに・・・言い出せなくて・・・、僕の方が、馬鹿みたいですよ。笑っちゃいますよね、いくじなしで・・・。」
「妻坂・・・!」
俺は、妻坂を抱きしめて、何度も何度もキスをした。
この愛は、永遠に消えることはないだろう―。
                                 Fin
☆あとがき☆
なになになにぃ~!!!?
この糖度の高さはぁ。。。
この二人、さいっこうですw(なに
今、私の一押しカプです!!
もち、ワ○ダフル○イフのKさん&Tさんですよww(今さら伏字にして何の意味が・・・;
感想など頂ければ嬉しいなーw

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