週末の全米映画興行成績は、ウィル・スミス主演SFアクション大作「アイ・アム・レジェンド」が興収7653万ドル(約87億円)という爆発的オープニングでみごと初登場1位を獲得した。この成績はメガヒット・メイカー、ウィル・スミスにとっても過去最高のオープニングであるばかりか、12月公開作の歴代最高記録ともなる驚異的な数字。批評家のレビューもおおむね好評で、順調に推移すれば2億ドルも十分狙えるロケット・スタートとなった。原作はリチャード・マシスン、監督はフランシス・ローレンス。なお、前作「幸せのちから」では実の息子と共演したウィル・スミスだが、本作では娘ウィローちゃんとの共演も実現させている。「アイ・アム・レジェンド」のあまりのインパクトに見落とされてしまいそうだが、2位に初登場となったFOXのCGアニメ「Alvin and the Chipmunks」も、ふだんなら十分事件と言えそうな興収4500万ドルという大ヒットスタートとなった。オリジナルは80年代の人気TVアニメで、イタズラ好きのかわいいリスの三兄弟が人間世界で大暴れする実写とCGを融合させたファミリー・コメディ。主演はジェイソン・リー、三兄弟の声をジャスティン・ロング、マシュー・グレイ・ガブラー、Jesse McCartney。監督はティム・ヒル。前週首位の「ライラの冒険 黄金の羅針盤」は3位に後退。モリス・チェスナット、ガブリエル・ユニオン共演クリスマス・ムービー「The Perfect Holiday」は6位に初登場。そして、映画賞レースで活躍が後押しとなりわずか100館強の小規模公開にもかかわらず、圏外から9位にランクインしてきたのはイアン・マキューアンの傑作小説『贖罪』を「プライドと偏見」のジョー・ライト監督、キーラ・ナイトレイ主演コンビで映画化した大河ロマンス「つぐない」。一人の少女が犯した一つの過ちが引き裂いた愛する一組の男女のその後の運命と、少女の一生を懸けた贖罪の旅路を第二次大戦を背景に描く感動作。目下オスカー前哨戦では「ノーカントリー」の後塵を拝しているが、アカデミー賞向きの華やかさとスケール感で依然「ノーカントリー」と共にオスカーのトップコンテンダーの地位は揺らいでいない。速報順位は以下の通り。
今週は、ニコラス・ケイジ主演大ヒット・ミステリー・アドベンチャー第2弾「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」、ティム・バートン&ジョニー・デップコンビが贈るミュージカル・サスペンス「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」が登場。その他、トム・ハンクス主演実録政治ドラマ「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」、ジョン・C・ライリー主演音楽ドラマ「Walk Hard: The Dewey Cox Story」、同名ベストセラーをヒラリー・スワンク主演で映画化した「P.S. I Love You」などが公開予定。