悪魔の考え


闇の神もまた…存在する

夜になると
俺たちが切り裂いた
血肉を味わい…微笑む
真っ赤な手と真っ黒な翼を持った神は
俺たちを夜の闇へ誘(いざな)う

何もかもが乱れたこの世に
もう恐ろしいものはない
腐敗したこの臭いも
胴体の無い手足たちも
俺にとっては楽園そのもの!!

でも一度だけ…光を見たいと思う
この暗い暗い闇に対し
輝いた世界はどうなんだろう?
もし…その世界から
抜け出せなくなったら…?
俺はその光に罰せられ溶けていくだろう

一生を闇に注いだ俺が
そんな簡単に消えてなくなる…
儚いものだな…

人を殺してその罪に後悔したことがある
あんなに苦しくて辛いものなのだろうか
…もしくはそれ以上か…
溶けた俺は 俺の心はどこへ行く?

もしももう一度やり直せるのなら…
今度は光の中で生きたい
闇の神が嫌なわけじゃない
ただ…一番最後の
死にかたとして…俺は善人として
死にたい…

…それだけを…この闇の中で
ポツンと思った…

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