†虹缶†

2012/08/22
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 歌手で女優のソニン(29)が、12月から米ニューヨークに演劇留学する。過去に演出家の野田秀樹氏(56)、狂言師の野村萬斎(46)らも利用した文化庁の新進芸術家海外研修制度に合格。1年間滞在し、ステップアップのためにミュージカルの本場で歌と芝居を学び直す。ソニンは「一生懸命勉強して、実力で周囲を納得させる人材になりたい」と決意を語った。

 この冬、ソニンが演劇留学する。歌と芝居を基礎から勉強し直し、スキルアップを図るのが目的だ。合格率21・7%(406人中88人、前年度は12・6%)の狭き門を突破し、夢への切符をつかんだ。

 昨夏、友人に勧められて応募。芸術分野の人材育成のため、海外研修を援助する制度で、女優では04年に裕木奈江(42)がギリシャに1年、留学。ほかに鴻上尚史氏(54)、崔洋一監督(63)、長塚圭史氏(37)がこの制度で海を渡っている。

 ソニンは00年に「EE JUMP」として歌手デビュー。メンバーだった後藤祐樹受刑者(26)=窃盗などで服役中=の不祥事でソロに転身した。その後は女優としてドラマや映画に出演、近年は非凡な歌唱力やダンスを生かして舞台を中心に活躍中だが、ここ数年はモヤモヤした気持ちが離れなかった。

 「『波乱万丈な人生』と言われるけど、自らイバラの道に飛び込んだわけではない。自分で自分の道を選んだことがなかった」と語る。「周りにレールを敷いてもらい、用意されたトロッコで押してもらっていたのが、いざ自分の力だけで一歩踏み出そうとしたとき、『何がしたいんだろう…』って。『環境を変えないと、何も変わらない』とずっと考えていた」

 そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのがニューヨークだった。08年末に1週間、単身渡米し、ブロードウェーでミュージカル漬けの生活。「肩書や人種、私をがんじがらめにしていたものを取り払うことができた。その時から、いつかこの街で学びたいと強く思っていた」と明かす。

 現地ではボイストレーニング、ワークショップに励む。「どこまで鍛え上げられて通用するようになれるか。(1年後は)生まれ変わった自分でありたい」とソニン。来年3月には節目の30歳、新たなスタートに胸を躍らせる。

 ◆文化庁・新進芸術家海外研修制度 日本の文化芸術を担う人材育成のため、音楽、舞踊、演劇、映画など各分野の芸術家に海外研修の機会を与える制度。現地の団体や劇場で研修を行う場合、渡航費、滞在費が支援される。滞在期間は1、2、3年、特別(80日間)の4種類。書類審査、面接が行われ、昨年までに3008人を派遣。1967年~2001年度までは「芸術家在外研修事業」の名前で実施。

 ◆ソニン 1983年3月10日、高知県出身。29歳。2002年に「EE JUMP」解散後、同年「カレーライスの女」でソロ活動開始。03年ゴールデンアロー賞音楽新人賞。04年「8人の女たち」で初舞台。「スウィーニー・トッド」「ミス・サイゴン」などの舞台に出演。10月30日からミュージカル「RENT」に出演。趣味はベジタリアン料理、お菓子を作ること。アロマテラピー検定1級を持つ。血液型O。





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最終更新日  2012/08/22 07:14:53 AM
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