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なんちゃって妄想ワールド(War section)3
「な、何がおきたんだ!!」
「SIRNだ。奴等が攻めてきた!」
「何でだよ、ここは完璧設備が整った侵攻不可能な基地じゃ…」
「とりあえず敵兵の侵攻は防げ!!何としてもとめるんだ!」
兵士たちは必死に応戦した。
その頃ポセイドンのクルーたちは
「あぁ?何の騒ぎだよこれぇ」
「SIRNだってさ。攻めてきたっぽいよ」
ロトの発した言葉にやる気なさそうにシュウが答えた。
「でも、ヤバくない?この艦さぁ軍の機密でしょ?」
ユウが云ったことは事実だった。
軍の機密として極秘に造られてきたポセイドン。
ここで沈められるわけにはいかない。
そこにエイトが走ってきた。
「隊長が俺たちに出ろって」
いきなりこいつは何を言い出すんだという顔で4人はエイトを見た。
「おいおい、俺たちって・・・5人しかいねぇんだぞ?」
不満げにロトが云うと、ショーイが、
「ここで言い合っていても何にもならん。行くぞ!!」
と張り切った。
「ホンキぃ?しょうがねぇ」
そうして5人は出撃した。
任務の第一段階を終了させ、次の目標を目指し車を飛ばすカズマたち。
するとそこに、
「おい、そこの車止まれ!どこへ行く気だ?」
と連合兵に止められた。
「チィ、邪魔すんなよな」
カズマが舌打ちし、車を加速させた。
「お、おい!止まれといっている!!」
そういうと兵士は銃を乱射した。
「おいおい、連合の兵士は味方も撃とうっての?俺たちは違うんだけどさ」
トオルがそういったその時、兵士の放った1発の銃弾が前輪に命中した。
「げっ、マジかよ。みんな、飛び降りろ!!」
カズマが制御できなくなったハンドルを必死に握り云った。
全員飛び降り、すぐに体勢を立て直して応戦を始めた。
車はそのまま壁に激突し、爆発、炎上した。
その爆風でスゥが吹き飛ばされた。
「スゥ!!」
カズマは叫んだが今は敵兵に応戦するのでいっぱいいっぱいだった。
「クソッ。このままじゃ任務に支障が出るぞ。どうする?」
ジンが云った。
「僕が行きます」
ハウルがいきなりそう云った。
「しかし・・・」
ビーが止めようとした時、
「この際仕方ないだろ。彼に任務を遂行してもらうんだ」
カズマはハウルに指示し、ハウルは次のポイントへ向かった。
ポセイドンから出撃した5人は侵攻してくる敵兵を順調に倒していた。
「あーもうっ、キリがないっ!!」
ユウが愚痴をこぼした。
「文句云ってる暇ないよ。次が来る!」
エイトが言い聞かせて新手と応戦していた。
「あの3人被害がひどいとこに行くって言ってたけど・・・」
被害のひどいところ。
それはSIRNのエースの少年たちが戦闘をしている場所だった。
「あいつらだ!!」
ショーイは被害の元凶を突き止め、一気に叩き込もうとした。
「でも、どんどん敵さん出てくんぜ。どうする?」
ロトはキリがないと云った。
「とりあえず、あの子たちをどうにかしよう。厄介だ」
シュウは少年たちに照準を向けた。
「何だあれ?ナギナタとハンマー?日本刀もいるぜ」
「変わった奴等だな。あれで俺たちと?」
ビーは自分たちを馬鹿にしているのかと不愉快になった。
そこにロトが攻撃をしてきた。
「てめぇ等いい加減にぃ!!」
そういうと手に持っていた鉄球を投げた。
鉄球の名前は『砕玉』。
砕玉には伸縮自在のロープがついていて、トゲのようなものもついている。
それが顔面に当たった兵士は顔面を吹き飛ばされ即死。
さらにナノシステムによって全身が跡形もなく弾け飛んだ。
「なに!?」
「そんな・・・」
あまりの出来事にSIRNの少年たちは驚愕した。
「まずいぞ、あれに当たったらお仕舞いだ」
「でもあんなのどうやって対処しろっての?」
少年たちは明らかにパニックになっていた。
さらにショーイが、
「おらぁぁぁ!!!」
とナギナタを振り1人の兵士を倒した。
「まずいぞ。こいつら、強い!」
「ちぃ、今回は銃しかもって来ていない。分が悪いぞ」
「態勢を整えるか」
そう云ってSIRNの兵士たちは撤退した。
「ふぅ、危なかった」
「とりあえず守りきれたってこと?」
「でも被害は甚大だぞ」
3人はため息をついた。
シュウがふと横を見てみると少女が1人倒れている。
「あれ、彼らの仲間?」
2人もそちらに目をやる。
「別にいいじゃん。敵兵なんてさ」
ロトが軽く云った。
「しかし、怪我をしているわけでもなさそうだ」
そう云って少女に近づいた。
確かに少女には怪我はなかったが気を失っているらしい。
「艦に運ぼう」
そのシュウの言葉にロトが、
「何云ってんだ?お前正気かよ。敵兵だぞ?」
敵兵に情けをかける気かと云わんばかりにの言葉だった。
そこにショーイが、
「捕虜としてなら大丈夫なんじゃ?」
いかにも思いつきのような発言だったが、その言葉がシュウに勇気を与え、
「よし、この子を艦に連れてく」
と、背負って艦に戻った。
ロトはやれやれといった表情で後を追った。
少年たちが戦っていた最中に基地本部にてもう1つの物語があった。
ハウルは1人基地内に潜入し、任務の遂行中だった。
連合の極秘資料の奪取。
それが任務だった。
「ここですね」
保管庫を見つけ、中に入った。
奥に向かおうと歩き始めようとしたとき、ハウルは後頭部に何かを突きつけられた。
「誰だ!!」
身軽にかわし、銃を持つ人物を見た。
そこにあったのは自分たちの隊長、モノトーン・アリエルの姿だった。
「隊長!?」
驚いた様子のハウルに、
「君が来たか。早く奪取して艦に戻れよ」
と云った。
「何故隊長がこのような場所にいらっしゃるのですか」
その疑問を説いてみると、モノトーンは、
「ある人物を探しにね」
と、そう一言云った。
「さ、早く行きたまえ」
そうハウルに云い、ハウルはペコッと頭を下げ走り去った。
「さて、新造艦の見物にでも行くかな」
モノトーンはドッグに向かった。
ポセイドンの中で出航の準備をしていたアイは、外に何かを感じ、
「少し様子を見てくるわ」
そう云ってブリッジを出た。
艦から出たその時、銃声とともに銃弾が飛んできた。
俊敏な動きで回避し、壁の影に隠れた。
「誰だ!!」
アイは銃を撃ってきた相手に叫んだ。
「フフフッ、やはり君か」
相手は微笑した。
「誰かと訊いている!!」
アイは問い続けた。
「君は中倉愛だな?」
その言葉に驚いた。
「誰?何故私の名を知っている!!」
一方的な発言に苛立ちを覚えた。
「やはり私の勘はいいらしい」
そういって姿を現した。
それは仮面をつけた男、モノトーンだった。
「仮面・・・?」
アイは見覚えのない相手に疑問を思った。
「私の名はモノトーン・アリエル。君とはまた相見えるだろう。この名前をよく刻み付けておくんだな」
そう云って、何か確信を得たかのようにその場を去った。
どこかで訊いた事のある声、喋り方・・・アイはその相手を思い出すことが出来なかった。
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