なんちゃって妄想ワールド(Repetition)14


シュウはそれを回避し続ける。
「ハッタリか。やっぱ逃げるきかよ、あんた!」
逃げてばかりのシュウにマサキは苛立っていた。
とうとうマサキは最終手段で1つのボタンを押した。
機体の底より長身の砲身が現れた。
「・・・何だ」
いきなり出てきた砲身にシュウは驚いた。
「これで終わりだぁぁぁぁ!!!」
そう云って、カノンを発射した。
弾はシュウの機体に直撃した。
その光景にモノトーンとセピアのクルーは驚愕した。
「なっ・・・マサキ!あなた」
アリスがマサキに怒鳴りかかったその時、粉塵のなかから純白の機体が姿を現した。
「!?」
マサキは突然出てきた機体を見て、何が起こったか分からなかった。
「敵機補足、チェックメイト・・・」
その機体から聴こえた声はシュウのモノだった。
マサキは自分が討ったはずの相手の声がし、動揺していた。
高速連射式機関砲をマサキの機体に向け放った。
ほとんどが命中し、機体は海面目掛け落下していった。
マサキは落下していくコックピットの中で、死んだと思った。
その時、機体に衝撃が走った。
シュウが機体から射出した『クロー』でマサキの機体を掴んでいた。
「この機体を貴艦に着艦させる」
シュウはモノトーンに通信を入れた。
何が起こっているのか分からないアリスだったが、とりあえず2人が生きていることは分かった。
『りょ、了解しました。着艦用ネット、準備急いで!』
そして、シュウはマサキの機体を放り投げるかのようにクローごとパージし、モノトーンに着艦させた。
そして、2機と交戦しているスゥの元へと急いだ。

ショーイはフライドと交戦していた。
ショーイは伊達に戦歴があるわけではなく、フライドの機体は限界が近づいていた。
「機体が限界だ。帰艦するぞ」
フライドが艦長のトミィに云うと、
『その機体じゃ艦まで持たないでしょ。一旦陸地に不時着して!すぐに救援をよこすから』
腑に落ちなかったが、フライドは了解し、近くの陸地へ着陸しようとした。
ショーイはフライドを逃がすまいとあとを追った。
『ショーイ、深追いしては駄目よ』
「分かっている。だが、こいつらが厄介でこれまでも苦戦してきたんだ。ここで仕留めなければ」
ショーイの主張を聞き、アイはアリスと相談し、クシィを援護に連れていかせた。

ショーイが敵と交戦していた頃、スゥは2機を相手にしていた。
「あなたたちでは・・・無理よ」
2機の攻撃をかわしながら反撃をする。
1機は飛行するので限界。
その様子を見て、真剣に相手をしなければならないのは1機だと判断した。
機体にダメージを受けすぎたフルは、フライドが陸地目掛けて降りていく姿が見えた。
「リンジぃ。俺の機体も限界だ。一度フライドと合流すんぞ」
「あぁ?どうやってコイツから逃げろってんだよ」
戦闘をしながら気の抜けた会話を交わす2人。
そこに、純白の機体が飛び込んできた。
「何ぃ?!」「クソッ!」
2人は新手の敵に焦り、強行突破でフライドの向かう方へ向かった。
「スゥはもういい。トオルたちの支援をしてやってくれ」
「分かった・・・。気をつけて」
シュウはスゥと別れ、2機を追った。

そして舞台は前大戦を生き残った兵士2人とSIRN兵1人の3人と、連合切ってのエース3人の戦争が始まろうとしていた。

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