なんちゃって妄想ワールド(Repetition)15


ふと上を見てみると、フルとリンジの機体も陸を目指して降りてきている。
その後方にには敵機も確認できた。
「チッ、厄介な事になりやがった」
降りてきた2人と合流し、不時着しようとしている敵機の方へと進撃した。

敵の後を追ってきたショーイとクシィ。
不時着し、武器を手にコックピットから降りるや否や敵兵が攻撃してきた。
辛うじて切り払う事が出来たが、すぐに次の敵が仕掛けてくる。
ナギナタで反撃するショーイ。
フルは砕玉を勢いよく投げてくる。
ショーイはすばやく避け、一気に敵のふところへと飛び込んだ。
そこにフライドがトライデントで攻撃を止めた。

もう1人の兵士、リンジはクシィへと攻撃していた。
クシィはソードウィップで反撃する。
「へぇ、やるじゃんか」
リンジは戯言を云いながらスキーズを振り下ろしてくる。
それを回避し、ウィップモードですばやく相手目掛けて振り下ろす。
「なんだぁ、それ?変な武器ぃ!」
リンジは大ガマを持ったままとは思えないほど飛び上がり、その勢いと共にスキーズを振り下ろす。
「クッ」
クシィが苦しそうな声を漏らし、ソードモードでそれを耐えようとした。
しかし、その勢いを耐えることが出来ず、無常にもソードウィップが折れてしまった。
「何っ!?」
「へへっ、終わりぃ!!」
そのチャンスにリンジは、スキーズをバットを振るように横からクシィを狙った。
しかし、この状況下でも冷静に事を判断し、クシィは腰のホルダーから銃を抜き、瞬時に敵を狙い、撃った。
それは腕に命中し、スキーズはリンジの手から落とされた。
「ぐぅっ・・・てめぇぇぇぇ!!」
落としたスキーズを取ろうとし、落ちているところへと走った。
クシィは走ってくる敵に銃を撃ち、リンジは行く手を阻まれ回避する。
その時、クシィがスキーズの落ちている方へ走り始めた。
「させるかよっ!!」
リンジもスキーズの落ちている方へ走る。
一歩早くクシィがスキーズの落ちている所へと着き、スキーズを持ち上げ、向かってくるリンジに向かってスイングした。
それは、リンジの横腹に当たり、そこから一気に腹部を両断した。
直撃した瞬間、リンジは大きな叫び声を上げ、その場へ落ちた。
両断された体からは夥しい量の血が流れ出ていて、見るも無残な姿へと変わり果てていた。
体力を大量に消費したクシィはその場に座り込んだ。

2人を相手にしているショーイの元に、1機の機体が低空飛行で突っ込んできた。
「なっ?!」
ショーイは一気に敵との間合いを離し、機体の射程内から退避した。
2人も機体の射程内より退避する。
その機体は不時着し、コックピットからパイロットが降りてきた。
それはシュウだった。
「無茶すぎるぞ、お前」
ショーイが少々不機嫌そうに云い、すぐに体勢を立て直した。
フルとフライドがショーイとシュウに襲い掛かる。
フルがシュウ目掛け砕玉を投げてきた。
シュウは回避しながらその武器を見て、ロトの事を思い出した。
ボーっとしているシュウにショーイが渇を入れた。
「何をやっている!そいつを倒せないんなら、俺がそいつをやる!」
それを訊き、フルが挑発した。
「あんたが俺の相手してくれんのかよ。俺は殺られないけどね」
ショーイがフライドから間合いを離し、フルに向かっていった。
シュウは我に返り、フライドからの攻撃を切り払った。
トライデントの長いリーチに対し、二刀流のシュウは間合いを詰めるほか攻撃の術がなかった。
だが、シュウはその辺の一般兵とは違った。
フライドはシュウの事を見くびっていた。
予想以上の反撃にフライドは押され気味になっていた。
その時、一瞬フライドの体勢の崩れた。
そこで、シュウは思いっきり踏み込み、片方の刀でトライデントを弾き、もう片方でフライドの体を貫いた。
フライドはガクッと崩れ落ち、血を吐きその場に倒れた。
フライドを倒したシュウは、手が振るえ、泣き出しそうになっていた。
「俺は・・・俺はまた人を・・・」
過去の過ちをまた繰り返してしまったシュウ。
シュウはその場に膝をつき、戦意を喪失していた。

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