ディサイション・パワード 2部第14話



幟唯はノゥの元へ行っていた。
指定されていた部屋へノックをし、入った。
そこにはノゥがいた。
「やぁ、君が例のパイロットだね?」
幟唯は黙ってうなずいた。
すると、ノゥは立ち上がり部屋を出ようとした。
「ついて来たまえ」
そう云ってノゥは部屋を出て行き、幟唯はあとをついて行った。

彼は暗い通路を進み、突き当たりに着いた。
壁を探り、その一部が開いた。
中からカードリーダーが出てきて、そこに何かカードをスラッシュさせた。
すると壁が横に開き、ドアが出てきた。
ノゥは一度振り返り、その中へ入って行った。
幟唯も続いて入って行く。
ノゥが部屋の明かりを点けると、そこには1体の機体があった。
「特殊装備を搭載させたディスだ。君の機体は大破して使えないのだろう?」
幟唯が答えた。
「はい。しかし・・・」
ノゥはそのディスの方を向き、云った。
「まぁ、無理にとは云わん。だが、戦わずして守れない物もある」
幟唯はノゥを見た。
彼は黙々と話し続ける。
「君の見る真実とは何か。それを確かめるのに必要ならこれを使うといい」
ノゥがに云った。
さらに彼は話した。
「君には何か未知なる物を感じる。私は君に賭けてみたいという気もある」
幟唯は黙ってそのディスを見た。
そして、幟唯はノゥに答えを出した。

宇宙へと到着をしたレボリューションは自軍の艦隊と合流した。
「後々全ての戦力を宇宙に上げる。そして、まず奴らの主力基地を陥とす」
ヨウが強気で云った。
永原がそれを聞いてヨウに云った。
「バルト基地か。あそこには例の艦がいるぞ?」
ヨウは微笑して答えた。
「彼らはワザとあそこへ行く様に仕向けたんです。問題ありません」
そこにオペレーターが報告をした。
「敵基地付近に到着しました」
ヨウは報告を聞き指示をした。
「よーし、これより敵軍バルト基地へ総攻撃を仕掛ける。注意することは、主要施設は破壊するな。そして、私が指定する敵艦、敵機へは一切攻撃をするな」
ZEROのメンバーがヨウの方を一斉に向いた。
「へぇ・・・だからジミュートたちをあの艦へねぇ。ヨウ、お前やっぱりえげつないわ」
紫郎が苦笑いをしつつ云った。
「フッ、何とでも云え。さぁ戦闘だ」
彼の号令と共に艦隊は戦闘体勢へ入った。

バルト基地では司令部が慌しくなってきていた。
「た、大変です!!敵軍が本基地へ侵攻中です!!」
司令室にいたナツメが顔色を変えた。
「もう宇宙へ来ていたの・・・。ノゥ!」
ナツメはノゥにこの事を知らせた。
彼女は彼が来るまで自分が指揮を執る事になった。

ノゥは知らせを聞き、司令室へ戻る事にした。
「期待している」
そう云うと、彼はすぐに部屋を出て行った。
幟唯はディスを見つめていた。

渉流たちにも出撃命令が出されていた。
「アマツ、艦は?!」
「スプレットは廃艦だ。次の手は打ってあるらしい。すぐに俺も出る」
渉流は終始驚いたが、了解してケントと出撃した。
天は幟唯がまだ戻っていない事が気掛かりながら待っていた。
そこへバルト基地指揮官長が天の下へ来た。
「クルーの方々はすでに収容済みです。ヒリュウ艦長も艦へ」
「了解した」
彼らには新たな母艦が移譲される事が決定していた。
天は急いで艦へ向かった。

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