1982年に最初に発表されたドッケンの1stアルバム。ドッケンといえば、バンド名にヴォーカルのドン・ドッケンの名前が使われているだけに、彼が中心のバンドなのでしょうが、この時期のドッケンに関しては、ギターのジョージ・リンチの存在を抜きにして考えることはできないわけで、両輪でこそのドッケンということになると思います。ジョージ・リンチは当時の音楽雑誌のヤング・ギターなんかでは、メタル・ブームの中では最高に上手いギタリストの扱いで特別視されていたように思います。奏法解説のコメントの端々にそんな感じが出ていたという覚えがあります。このアルバムは、正直言って、まだまだドッケンの本領発揮には至っていない、簡単に言うと抑え気味の出来であると思いますが、端々にその後、数年間、メタルの世界を席捲する芽も見られるように思います。Breaking the Chainsは、いかにもドッケンらしいリフとメロディーの曲ですが、若干、ギターソロは抑え目です。3曲目のFelonyあたりでは、トリッキーなソロも入るのですが、これも短いですね。なんとなくそういう曲が多いような気がする中で、ライヴバージョンのParis Is Burningは、イントロ部分でもいかにもジョージ・リンチらしいギターのソロが聴けます。I Can't See Youとかを聴くと、うーん、これはちょっとドッケンっぽく無いとかっていうのもありますね。ちょっと軽い、という感じです。その他では、Live to Rock (Rock to Live) のギター・ソローも結構、イケてますね。
【曲目リスト】 1. Breaking the Chains 2. In the Middle 3. Felony 4. I Can't See You 5. Live to Rock (Rock to Live) 6. Nightrider 7. Seven Thunders
9. Stick to Your Guns 10. Paris Is Burning
1stアルバムっていうのは、やはりちょっと個性を抑える傾向にあるのでしょうか?次の「Tooth And Nail」と比べると、ちょっと落差があるように思います。その落差を埋めるかのようなParis Is Burningが印象的ではあります。
私は、「UNDER LOCK AND KEY」が最高だ!と思っています。 「BACK FOR THE ATTACK」も良かったですけど。 「BEAST FROM THE EAST」でしたっけ?あの辺りから聴かな くなりました。Live Albumなのに、曲順がメタメタ編集されて いて、「こんなん、ホンマモンのLiveぢゃないわっ!」と頭に来 てそれきりです。。。★ 横浜文体でのLiveは最悪でしたよ~ん。 『Burning Like A Flame』、DONが無伴奏で歌い始めるでせう。 それにGEORGEのギターが続きますよね。それが、有ろう事か 音程を2、3音外してギターを弾き始めたんですわ。「エッ?!何、 この調子っぱずれな音は?!」と驚きましたが、それに続く ベースの音もギターと合っていたので、あれはGEORGEとJEFF が共謀してDONに嫌がらせをしたのに違いない・・・と、未だ に思っているです。非道いヤツラだなぁ~~(_ _#)##!! 本番前に充分音合わせはするもんですよね?全く、こんな んぢゃあ先行き危ぶまれるわ~と嘆いていたら、案の定そ れから暫くして解散した、と聞いた様な記憶があります。 (2010.03.11 12:04:15)