PR
Freepage List
Comments
シンガポールから日本へ帰国する機内で、ゆえじはあるインド系ファミリーと出会う。
奇跡的に機嫌のよかったゆえじは、子どもの世話をしながら、子どもが男性を見つけると「Daddy!」と叫ぶことに疑問を持つ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
機内を1周したワタクシとべいびぃ。
母上に、「このべいびぃ、男の人を見ると、Daddy!って抱きついているけど?」
と伝えたところ、母は涙ぐむ。
ワタクシ「・・・訳がありそうね。よかったら話してみて」
母上「実は・・・」
こうしてインドファミリーの身の上話が始まったのでございます。
彼女とその夫ITエンジニア。
愛し合った結果、2人の娘に恵まれます。
しかし、2番目の娘が生まれて半年たったころ、
夫がこう言い出しました。
「娘も2人も生まれた。このままでは経済的に苦しい。愛する家族を養うために
俺は、出稼ぎにでかける」
そういって、夫は、オーストラリアのシドニーに向かいます。
残された3人。
夫がなれない土地で苦労するのではないか、浮気するのではないか、
彼女はどんどん不安定になります。
そんな彼女を知ってか知らずか、上の娘は、絶叫癖が治りません。
絶叫が始まると、「Daddyにあえなくなるよ!」と叱ってきた彼女。
下の娘には「Daddyが抱っこしてくれるよ」といつも話してきた彼女。
下の娘は、男性=Daddyという理解しかできないの、と悲しそうに
真っ黒な目をぬらします。
ワタクシ、こうなるともう
だーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と涙がとまりません。
「あなた、もう限界・・・」ある日彼女は、Skypeでオーストラリアにいる夫に
訴えます。
生活が苦しいであろう夫は
「わかった。子ども2人を連れてきなさい」
こうして彼女は、子どもを二人抱えて、出かけるのでありました・・・
つづく
三十路女子@シンガポール 美は永遠では… 2009.09.22 コメント(6)
三十路女子@シンガポール 逃避編 2008.06.24 コメント(5)
三十路女子@シンガポール インドネシア… 2008.05.31