*パートナー(菊丸サイド[BL]

どうしてだろう。

理由は分からない。

…でも俺は…











     パートナー ~Side Kikumaru~











   入学して――――…



同じクラスで一番初めに仲良くなって同じ部に入部した不二。

でも、いつも一番気にかけて目で追っていたのは…?



いつも一緒にいて何をするのだってずっと一緒だった不二。

でもいつも心は誰の方向いてた…?



ダブルスだって、組んで『全国いってやろう!』って言ってたのだって不二だ。

でも、本当に…?



そう…不二に重なっていたのは…全部大石。

どうしてだろう。ずーっと大石しか目に入らなかった。

大石以外のヤツなんて、どーでもよかった…。



1年、2年の頃は、俺達二人の間柄はただの部活仲間だった。

でもそれは…3年になってから変わった…。



「ダブルス2!大石、菊丸!!」

「「えっ?」」

ばあさんが、俺達二人の名前を呼んだ。

俺は、てっきり不二とダブルスを組むことになると思ってた…。

仲も良かったし、いつも一緒で練習だって2人で…。

ダブルスだって組むんだってずーっとみんなの前で言ってきた。



だけど…テニスはそんなモンじゃない。

仲良しとか…そんなんじゃダメだ。

技術面、体力面、精神面。

そしてもちろん相性も…。



どうして大石なのか分からなかった。

それに、やっぱり試合は負けた。

だけど、大石はなぐさめてくれた。

コンテナの上で――――。



「大丈夫だよ、英二。次があるじゃないか。

それに英二のプレーは力強かったよ。

俺が諦めそうになった時、英二のプレーから力をもらった。

ありがとう、英二。

これからずっと…パートナーやっていけるといいな。」



この言葉…。ずっと覚えてる。



「大石…。俺、今日のこと忘れない。絶対忘れない。

でも、今日だからこそ、大石に伝えたいことが…あるんだ。」

「ん?」

「俺…ずっと大石が好きだった!!俺は不二と仲が良くて、不二といつも一緒で……。

ずっとずっと、いつだって不二と一緒だった。

でもっ…不二へとは違う気持ちが…大石へはあった…。」

「英二…っ?」

涙が止まらなかった。

何故だか分からない。

でも、今までの気持ちが全部溢れ出てきたような感じがした。

「友っ…達としてっ…じゃなっ…た…っ

ずっ…ずっと…好きだった…のっ…!

ダブっ…ス…のっ…パートナっ…だけっ…じゃ…っく…いやぁっ…」

俺は泣きじゃくった。一生分の涙を流しきる位に。

「英二…」

大石は優しく…優しく抱き寄せてくれた。

すごく温かかった…。

「おお…っし…?」

「ありがとう、英二…。

英二がそう言ってくれて本当に嬉しいよ。

俺もね、ずっと、すーっと好きだったんだよ?英二のコト。

友達としてじゃなくて、かけがえのない存在だった。」



信じられなかった。



「え…?」

俺は大石の胸の中から大石を見つめた。

「本当だよ?誰よりも大好きだった。」

「おおい…し…」

また涙が溢れてきた。

でも、この涙はさっきのような涙ではなく…

まぎれもなく嬉しい…喜びの涙。

「泣かないでよ、英二。好きな人に泣かれる程つらいものはないんだよ?」

そう言って、優しく涙を拭ってくれた。

俺は、そんな大石の優しさがとても嬉しかった。

その大石の優しさは、誰にもないものだと思った。

「…うんっ!!」

大石の優しさに答えるように、俺はニッと笑い最高の笑みを大石に向けてみせた。

「…やっぱり英二は笑顔が一番だ。」





そうして、コンテナの上で、今度は強く抱きしめ合った。





それから大石は俺にキスをくれた…。優しく…優しく…。





「なぁ、大石!!」

「ん?」

「俺達ってさ、ダブルスの相性もピカイチだけど、俺達自身の相性は

世界一だと思わないっ!?」

「えっ…英二…////」

「絶対世界一だって!!!大石ぃ!ずっと…パートナーでいてくれなっv」

ニコッとまた笑う。

「あぁ、もちろんだ。」

「一生、今日のこと忘れないからなっ!」









いつまでも、俺達が最高のパートナーでいられますように。

俺達の愛が、ずっと続きますように。



そう願って試合に負けた時は…

あの日と同じように、コンテナの上で、反省会。






‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐きりとり線‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐







―遊ちゃんへ in 言い訳の場―

許して下さいぃぃ!!!(涙

切ない系にしようと思ったらこんなことにぃぃぃ!!!(蹴

全然切なくありませんです、はい。

リョーマを出そうと思ったらいつの間にやら不二に…(爆死

それにコレ、さり気に英二視点なんっスよねぇ…(ぉ

難しい…難しすぎる…。(汗

ごめんなさいったらごめんなさい!!

修行しなおします!!!!(涙

■遊からのコメント■
何言ってるんですかっ!!切ないですよ?ちゃんと。(笑
といいますか…王子が何故不二に?(ぉ
てかこの小説の中で一番かわいそうなの、もしかして不二なんじゃ。
ありがとうございました♪



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