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先日岡山の会社さんを訪問した際 「理想とする生産の状態はどういう状態か?」そして そのために普段 意識してやっていくべきことは何か?を話し合ってみました。 この会社の管理職の皆さんと一緒に 職場の「見える化」をテーマに活動していて皆で工程の状態を見えるように道具を作ってきたのですが その道具を毎日見てそこから問題を探す・・・という段階になってから皆さん 難しく考え始めちゃったみたい。 毎日現場に行って そこを起点に話題を見つけ 社員の皆さんと話し合って課題解決するこのサイクルがなかなか回せなくて 何が原因なのか私なりに考えてみての話し合いです。 実は天竜精機の社長時代も 話し合って「こうすべきだ」というところまでは行くのに具体的に行動して その話し合いの結果に魂を入れる段階になると腰折れしちゃう だから 頭で考えることと毎日実行することのリンクが出来ないものなんだなァって 思い知らされていて そうなることは予想はしていたんですが・・・実行してもらわない限り 行動が変わって考え方が変わって・・・という成長のスパイラルには乗れませんからね。 ですから お客様から指摘されて始めた見える化の本来の目的を自分たちなりに納得するためにはそれが理想の組織づくりの方向なんだ・・・と納得してもらうことが早道 そう判断しての話し合いだったんですが なかなか活発に話し合えてしかも「確かにそうなったら理想的だよなァ」っていう 現実を踏まえた理想像のアイディアも飛び出してきて 皆さん考えてはいるんだなァって 生産計画で示された通りに毎日モノづくりが進む・・・っていう単純な世界なんですが不良があったり 機械停止したり 社員が出勤してこなかったり・・・と阻害要因がいっぱい 生産計画が日々やり切れるためには 不良低減活動や設備のメンテナンスなど当たり前のことを徹底してやり切るとともに それを実行する社員の皆さんのモチベーションアップが欠かせないっていうことに皆さん気付くんです。 だったら俺たちの仕事は社員と会話し スキルを高めモチベーションを上げて会社に来たくなるように 一緒に不良低減や機械の正常化に取り組むことでありそのためには現状を知ることが一番大切・・・って だから見えるようにしたら 毎日見て話し合おう・・・というわけなんですがここからが 今回のメインイベント! 一人一人に 明日具体的に何をやるのか宣言してもらい それをフォローする仕組みを仕掛けてみたんです。言うだけじゃなく 実行する宣言ですね。 実はこれ 3013年にお邪魔した西精工さんの朝礼のパクリなんです。 理念について話し合った後 そのための行動は?と進み さらには「じゃああなたは今日何をしますか?」と具体的行動を宣言してもらうイメージがなかったら具体的にはできませんからね。 せっかく見学させてもらって 天竜では一部しか役立てられませんでしたから・・・そのリベンジっていうわけじゃないんですが 翌日には皆さんから実行の報告がmailで届いて・・・こうやって一歩一歩だなァって 再確認でした。人気ブログランキングにポチっと応援してくださいね
2020年05月28日
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緊急事態宣言が解除されて 気分一新岡山に来ています。毎月来ている会社さんでの活動なのですが 一時はWebでという話になっていたのがリアルでできる事になって嬉しいですよね。決して禁止というわけではなかったんですけれども、田舎は何かとうるさいですからね。 ところが県外に出るバスは軒並み減便。2時間に一便以上あった名古屋行きは1日3便に、東京駅に至っては駒ヶ根始発のバスが全便運休です。 県という境界がいきなり高い壁になって立ちはだかった気がします。まだ収束したわけではないし、今後も移動の自粛が要請されるであろうことを考えると国境を始めとした境界の意味は今後ますます大きくなるんだろうなと感じますね。 証券会社の「コロナ後はコロナ前にあらず」という論文を読んだばかりで確か境界の意味がより大きなモノになるという記述があったことを思い出しちゃいますよ。 さて そんな久しぶりの県外への出張ですが 季節の変化を感じます中央アルプスからの渓谷の周囲の緑は本当に深くなっているし田植えのおそい中国地方でも水田の準備が進んでいて 琵琶湖の辺りでは麦の穂が黄色く色付いて 麦州の入口に差しかかったなぁっていう感じ 停滞していたのは自分だけで 季節は当たり前の様に進んでいるなぁってなんだか勇気が出てきますね。 その一方で バスは減便のうえ予約がいっぱいに近くなっているのに対し 実際に乗車したのは5人ほど新幹線もこだまやひかりの乗車数はほとんどないし 私が乗ったのぞみも1両に5人ほどホームのキヨスクは閉店しているし お弁当屋さんも閉店中 まだまだ正常化にはほど遠いというのが 私達の暮らしということなんでしょうか? 治療薬 そしてワクチンが出来て初めてインフルエンザ並みの付き合い方ができる様になるそんな厳しい感染症だ っていうことなんでしょう 日本で感染が確認されたころは まだまだ楽観的で 収束後は経済はV字回復するという暗黙の前提があった様な気がするのですが 世界の感染拡大のなか 日本もようやく第一波を凌げそうな状況にすぎないという認識の方が強くなっているんじゃないでしょうか 甲子園の夏の大会も中止になったし ここ岡山の10月の岡山マラソンも中止今日の新聞には オリンピックも来年出来ないなら中止にすると言うバッハ会長の発言が取り上げられていました化ら そこまで視野に入って来た状況っていうことなんでしょうね。 世界の感染者数は最大になって 昨日の発表は一日で10万人の感染者が確認されたっていうことですから そんな発言になっっちゃうんでしょうかねぇ とは言え 私たちにはできる事しかできませんし過剰に不安に思わず 手洗いなどの注意は徹底しながらも明るく行動するって言うことなんでしょう 景気も「気」という事で 気持ちが沈んでしまっては新しい日常も明るくならないでしょうからね。 以前は苦しそうだった岡山の会社の社長さんの顔が かなり穏やかになったし何より 「今は楽しい」って言ってくれています。 こういう会社組織を そしてそこで働くみなさんの笑顔を増やせるよう いろんな仕掛けを考えて行こうと決意していますよ。人気ブログランキングにポチっと応援してくださいね
2020年05月22日
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私がトヨタから天竜精機に来た時に最初に読んだ本が ラリーボシディの「経営は実行」でした。 壁一面にあった父の蔵書のなかから 最初に手に取って 一体父は何を考えていたんだろうって(父が亡くなってから経営に携わることになったので 不安な気持ちもあったんです きっと)そういう興味もあって読み始めたんですが トヨタの企業文化にピッタリの中身でその時は 当たり前だよなァ・・・っていうのが感想だったんです。 しかし その後自社の問題点や いろんな会社での課題の一番大きなものが「実行しないこと」にあることが分かってくると アイディアや方針を実行することが決して当り前じゃないってそんな風に気づくと この主張の重要さが身に染みるんです 帯にもありますが リーダーの最大の仕事が 社内で実行を当たり前にすることっていう中身で部下に命じるのがリーダーの役割ではなく フォローしアドバイスし質問し・・・としつこく実行しなくてはならない環境を作り続けること これを求めているんですが 権限移譲・・・という言葉に 私の仕事は戦略を立てることで その具体化や実行は部下の仕事そう決め込んで なかなか組織が動かないことに頭を痛めている方が意外に多いんです。 私の場合 現場に行って質問し その職場が正常なのか異常なのかを肌で感じられるのが当たり前なんだ・・・というトヨタの文化に染まっていましたから そして現場で利益が決まるんだ・・・と信じていましたから 当たり前のように朝一番に現場を回って現場の方から問題点を聞くなんて苦痛でもなんでもなかったんですが 現場に足を運んで そこで問題を見つけたり 社員と会話したりっていう人って意外と少ないなぁって感じるんです。 一般に実行は細かな仕事であり、企業リーダーの威厳に似つかわしくないものだと考えられているそれは間違いだ 実行とは何をどうするべきかを厳密に議論し、質問し、絶えずフォローし、責任を求めるプロセスだ 結局 これを実践することができれば 利益は結果としてついてくるんじゃないかって・・・戦略はみんなで考えれば そうは狂ったものにはならないでしょうからね。 明日 緊急事態宣言が解除されたら また会社さんに訪問するつもりでいますがこの本を是非紹介して 経営者が現場に頻繁に行く会社を支援していきたいと改めて決意しています人気ブログランキングにポチっと応援してくださいね
2020年05月13日
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コロナウイルスの感染の影響で 世界中で経済活動が停滞し 多くの失業者が出ています。 正常化への決定打は治療薬の普及でしかないわけですが 承認されたエボラ出血熱の治療薬レムデシビルの効果はどの程度なんでしょうか? 政府はアビガンを含めた候補薬の治験を積極的に進めるとのことですが、その進捗が待たれまたその効果のほどはどんなものなんでしょうか? 間違いなく この治療薬があって インフルエンザ並みの対応に持ち込めれば 経済とかなり切り離された状況で 感染対策を進めることができるのですが・・・ すでに アメリカでは失業穂krんの受給者が3300万人に増加し 今日の新聞では失業率は14.9%っていうことですから ここからの復活は正常でも厳しい状況。 日本でもANAホールディングスが今期の採用活動を中止する・・・というニュースが昨日発表されて いよいよ雇用の問題が表に出て来たなぁっていう感覚です。 経済 休業補償 感染対策 治療薬開発・・・と互いに絡み合いながらしかし相反する課題を整理しながら解決していくためにはどうしたらいいのか? これがもしトヨタ自動車で起こっていたら 間違いなく大きな部屋に情報を貼りだして関係者が一堂に会して 必要なタイミングで話し合い 次々と対策を打っていくそんな大部屋活動が始まっているんだと思いますが 政府はそうした民間での成功例を持ち込む様子はなさそうですね。 役人の省庁を越えた協力・・・という意味でも 大部屋活動は効果があるし国家の生き残り という大目標の前には 省庁の縄張り意識は矮小なものに移るでしょうからこのタイミングは国の在り方をすこし生産的にするいいチャンスかもしてませんよね。 ファシリテーターを入れて 冷静な議論を進め とにかくやってみて ダメならすぐに次の手を打つ! 三密への対策はもちろん必要ですが そんな姿勢を期待しちゃいます人気ブログランキングにポチっと応援してくださいね
2020年05月09日
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