いい会社ってどんなだろう

いい会社ってどんなだろう

2007年02月09日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



MITの教授 石井 裕氏を取上げました。

 石井氏はコンピューターの世界に新しい概念を持ち込みました。
タンジブル“触れる”がキーワードのこのコンピューター
マウスでアイコンをクリックしてゆく方式と違い インターフェイスに
触れるものを利用します。

 例えば砂場。
これをインターフェイスにすれば 砂場で作った地形が、
そこに置いた構造物がコンピュータ上で3次元の図面になります。



 石井氏はNTTに在職中 時間外に新しいコンピューターを研究。
その12年の成果が認められて MITに招かれます。

 その歓迎昼食会で 石井氏はとんでもないアドバイスを受けます。

 今までの研究は全て忘れろ!

 発見した新しいものにしがみついて それを改良するだけの研究では
MITでは評価されないのです。


banner_04.jpg 人気ブログランキングへ


 常に新しい研究で成果を上げ続けない限り契約の更新はありません。
これは そこで働く大学院生も同様。

 優秀と認められ 高い競争率を勝ち抜いて 
給与をもらいながら研究する彼らも 結果が出なければ




 昨日公演していただいた村上氏も 10年以上アメリカで
研究されたときの事を話してくれました。

 常に 世界初を狙いつづける研究者の生活。

 チャレンジし 成果を出しつづけない限り 研究生活はできません。
とにかく予算が下りない・・・・

あるのです。


 ノーベル賞を受賞した研究者も例外ではありません。
過去の業績ではなく 今を大事にする文化なのです。
新しい事をやらなければ ノーベル賞受賞者でも研究費はカット。

 若くても実績があれば登用される代わりに 
過去の業績では評価されない・・・・
この厳しさが アメリカの科学技術を支えているのですね。


 そんな厳しい世界で 今もっとも注目される成果を出す石井氏。

 自分は凡人だから人の倍働いて 3倍の成果を目指すのだと
真顔で言います。
そんな石井さんの歩き方は 常に前のめり。
なぜそこまで急ぐのか? 学生からも聞かれるそうです。

 自分の残り時間は君に比べて短い。 だから・・・・
そう答える石井さんですが 寝ていてすら研究の事を考えつづけると
言います。
まさに知的ハードワーキング。



 今回は 正直なところ研究成果についてはあまり良く理解
できなかったのです。
しかしながら 昨日の村上さんの話とあいまって 
世界最先端を行くアメリカの科学技術の舞台裏を見た気がします。

 日本では いつまでもノーベル賞受賞者の称号がありますが・・・
いつになったら “ただの人” と呼ぶ文化が生まれるのでしょうか?



危機感はあるかな?
banner_04.jpg


ステッチヘッド 画像クリックで毎ナビ掲載ページに!


tsp550





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年02月09日 14時17分13秒
コメント(8) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

sennjyou3033

sennjyou3033

カレンダー

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月
2025年02月

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: