偶然にも以前お世話になっていた地元金融機関の元支店長さんにお会いしました。
愛犬が今日はこっちに行きたい!と引っ張っていってくれたおかげですね。
結構遠くまでの散歩でしたから 意外な場所で畑仕事をされていてびっくりな再会。
でも 元同級生だということもあってすぐにお友達みたいな感覚で話せちゃうんですが・・・
役員を経て 今は退職されて お孫さんの世話と畑仕事に忙しい毎日なんだとか
周囲の紅葉も終わりに近くなっていて冬が近いのですが 暖かい一日で犬の後を走っていた私は
汗をかいていて 話しかけられるまで気づかなかったんですがね。
ここ駒ヶ根発祥の赤穂信金と 伊那市の伊那信金が合併してアルプス中央信金になったのは
平成15年っていうんですから すでに17年も前のこと。
私がトヨタを辞めて駒ヶ根に来たときが合併直後っていう感じでしょうか
拡大路線を歩んだ?ためか不良債権が経営の重しになった伊那信金と 堅く経営してきた
赤穂信金が合併したのは 規模が必要だったということもありますが 地元経済への
影響を考えると必然だったかもしれません。
この2行がどんな融和の経緯を経て今に至ったのか? かなり興味があるのですが
気持の問題は乗り越えるのに時間がかかったみたいですね。
もう時効でしょうから書いちゃいますが・・・
彼らの退職で 旧赤穂の役員は少数派になり 堅実経営の赤穂出身の彼にとっては
それまであまり携わらなかった不良債権処理に追われたこともあって なかなか納得できる状態ではないのかもしれませんが もう17年もたてば 最初から合併行に入社した人たちが中心
出身行を区別する時代もすぐに終わりになるんでしょうね。
この合併には この地域で経営していた人たちの関心も高くて・・・
当時の経営者の皆さんと話すと この合併の是非の話が必ず出てきたものです。
まあ・・・堅実経営の銀行が不良債権を抱える形になるわけですから
不安というか 「その貸し出し方針に耐えてきたのに」・・・という気持は分からなくはありませんね。
天竜精機の主力銀行もこの信金で ずいぶんお借りしていましたからね。
個人保証もして・・・それを解除していただいて・・・と思い出は尽きないのですが
すでに過去のこと。
私は第三者ですから簡単に割り切れるし 未来にしか興味がないのですが
ずっと地元の金融機関としてプライドを持ってやってきた彼にとっては 今を中心に考えるのは
分かっちゃいるけど・・・っていうところなんでしょうね。
地域経済を支える銀行は 今空前の金余りの中 経営は容易ではないはず。
しかしながら金融は必須の機能ですから これからもいい会社を支援していってほしいものだと
そんな気持になった時間でしたよ。
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