Summer*Snow

Summer*Snow

++第3話++


「私は…この家の三女のアヤメです…」

「えっ!?」

ーー三女も気が強い女の人じゃなかったけ!?ーー

「あのぉ…」

「はい?」

「お掃除…手伝いましょうか?」

「!?…そんなこと言って、またおねい様にいいつけるんでしょ?」

「いいえ!!とんでもない!そんなことはしませんよ。」

「本当かぁ~?」

といいつつ、雑巾を渡す咲乃。

「じゃあ、アヤメさんは廊下の雑巾がけしてください。私はほうきではきますか

ら。」

「はい。」

2人で掃除を始めて1時間、長い廊下の掃除はようやく終わった。アヤメはやる事が

あると言って、部屋に戻っていってしまった。なれないことをやった咲乃は、自分

の部屋に行って休んだ。



チュンチュン…。

朝の光が窓に反射して透き通って入ってくる。

朝7時…。咲乃はもう起きて仕事をしていた。

昨日アヤメさんに聞いた話では、長女の桜は自分が一番偉いと思っているとても自

己中な人で、次女の牡丹は姉にべったりくっついている姉がいないと何もできない

人だと言っていた。

私が思うに、何で三女のアヤメさんはあんなにおとなしい人なのか…。この時代

が、本当におとぎ話しの「シンデレラ」に出てくるお話だったとしたら、三女のア

ヤメさんも気が強いはず…。

咲乃はずっと考えていても、しょうがないと思い仕事をテキパキとやった。

「結構なれてきたなぁ~この生活も…。でも一つだけ気に入らないのが、何で私の

洋服がボロ布キレでできたやつなのよ!臭くて汚くてもうイヤ!しかもこれ一枚し

かないし…。」

咲乃が一人でブツブツ文句を言っていると、下のほうが何やらにぎやかになってき

た。咲乃は下に下りていった。そこには、桜・牡丹・アヤメの三人がそろって話し

をしていた。

「今年のブドウ会は、絶対王子様は私を選ぶわ!!」

「私もそう思いますわ、桜おねい様。」

「フフフ…。そうでしょ?…アヤメはどう思うの?」

「あっ…私もそう思います…ハイ…」

「そうよねぇ~フフフ…オッホッホッホッホ~!!」

咲乃はこの話しを階段に座ってこっそり聞いていた。

ーーそうよ!シンデレラにはブドウ会で王子様と結婚!があったのよ!!…でも王

子様と結婚したら私はどうなるの?一生もとの生活には戻れないってこと!?

++つづく++


~あとがき~
今回の3話はちょっと長めにしました…。
感想聞けたらいいなと思います…。


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