(注)②の意味は具体的には、Earningsの増減にしたがって、配当も増減するような場合です。言い換えれば、Pay out ratioがある程度一定している場合です。
② Free cash flow model フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローから、(ワーキングキャピタルの増加分を含む)設備投資を差引き、減価償却費をプラスしたものです。これは、FCFF(Free Cash Flow to the Firm)と言われます。
株式価値は、将来FCFFの現在価値から、負債価値を差引いたものです。
一方、FCFE(Free Cash Flow to equity)という概念もあります。これは、FCFFから、ネットの負債関係のキャッシュ増減を差引いたものです。ネットの負債関係のキャッシュ増減とは、例えば、利払いと元本返済分のことです。ネットと言っているのは、債券を発行すれば、プラスのキャッシュフローが発生するので、ネットした結果を言うのです。
③ residual income model residual incomeとは、earningsから、投資家の期待収益率×期初の投資額を引いたものです。投資家にとっては、期待収益率×期初の投資額は、機会費用となるので(つまり、他でもその額は稼げるはず)、投資家にとっての真の価値は、機会費用を超えた部分にしか存在しないのです。